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公開番号2024027751
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-01
出願番号2022130822
出願日2022-08-18
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/16 20060101AFI20240222BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】転写ローラの表面に接触する導電ローラを備えた構成において、放置時に転写ローラの弾性層が導電ローラから受ける加圧力により変形することを抑制する。
【解決手段】画像形成装置1は、転写ローラ211が中間転写ベルト61から離間している時に、転写ローラ211又は転写ローラ211と一緒に移動する部材が第1の規制部222に当接しており、導電ローラ213又は導電ローラと一緒に移動する部材224が第2の規制部223に当接している構成とされるか、あるいは転写ローラ211が中間転写ベルト61から離間している時に、導電ローラ213又は導電ローラと一緒に移動する部材224が第2の規制部223に当接しており、転写ローラ211又は転写ローラ211と一緒に移動する部材のいずれも第1の規制部222に当接していない構成とされる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
トナー像を担持する像担持体と、
前記像担持体からトナー像が転写される中間転写ベルトと、
芯金と前記芯金の周りに設けられた弾性層とを備え、前記中間転写ベルトの外周面に当接して転写部を形成する転写ローラと、
前記中間転写ベルトを挟んで前記転写ローラに対向して配置され、前記中間転写ベルトの内周面に当接して前記転写ローラと共に前記転写部を形成する対向ローラと、
前記転写部に流す電流を供給する電源と、
前記転写ローラに当接し、前記転写ローラの前記芯金との間に前記電源から供給される電流が流れる電流経路を形成する導電ローラと、
前記転写ローラの回転軸線方向の両端部側にそれぞれ設けられ、前記転写ローラを前記中間転写ベルトに向けて加圧する第1の加圧部材と、
前記転写ローラの回転軸線方向の両端部側にそれぞれ設けられ、前記転写ローラを回転可能かつ前記第1の加圧部材の加圧方向に沿って移動可能に保持する第1の保持部と、
前記導電ローラの回転軸線方向の両端部側にそれぞれ設けられ、前記導電ローラを前記転写ローラに向けて加圧する第2の加圧部材と、
前記導電ローラの回転軸線方向の両端部側にそれぞれ設けられ、前記導電ローラを回転可能かつ前記第2の加圧部材の加圧方向に沿って移動可能に保持する第2の保持部と、
前記転写ローラ又は前記転写ローラと一緒に移動する部材が当接することで、前記転写ローラの前記第1の加圧部材の加圧方向への移動を規制する第1の規制部と、
前記導電ローラ又は前記導電ローラと一緒に移動する部材が当接することで、前記導電ローラの前記第2の加圧部材の加圧方向への移動を規制する第2の規制部と、
を有し、
前記転写ローラが前記中間転写ベルトから離間している時に、前記転写ローラ又は前記転写ローラと一緒に移動する部材が前記第1の規制部に当接しており、前記導電ローラ又は前記導電ローラと一緒に移動する部材が前記第2の規制部に当接していることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
トナー像を担持する像担持体と、
前記像担持体からトナー像が転写される中間転写ベルトと、
芯金と前記芯金の周りに設けられた弾性層とを備え、前記中間転写ベルトの外周面に当接して転写部を形成する転写ローラと、
前記中間転写ベルトを挟んで前記転写ローラに対向して配置され、前記中間転写ベルトの内周面に当接して前記転写ローラと共に前記転写部を形成する対向ローラと、
前記転写部に流す電流を供給する電源と、
前記転写ローラに当接し、前記転写ローラの前記芯金との間に前記電源から供給される電流が流れる電流経路を形成する導電ローラと、
前記転写ローラの回転軸線方向の両端部側にそれぞれ設けられ、前記転写ローラを前記中間転写ベルトに向けて加圧する第1の加圧部材と、
前記転写ローラの回転軸線方向の両端部側にそれぞれ設けられ、前記転写ローラを回転可能かつ前記第1の加圧部材の加圧方向に沿って移動可能に保持する第1の保持部と、
前記導電ローラの回転軸線方向の両端部側にそれぞれ設けられ、前記導電ローラを前記転写ローラに向けて加圧する第2の加圧部材と、
前記導電ローラの回転軸線方向の両端部側にそれぞれ設けられ、前記導電ローラを回転可能かつ前記第2の加圧部材の加圧方向に沿って移動可能に保持する第2の保持部と、
前記転写ローラ又は前記転写ローラと一緒に移動する部材が当接することで、前記転写ローラの前記第1の加圧部材の加圧方向への移動を規制する第1の規制部と、
前記導電ローラ又は前記導電ローラと一緒に移動する部材が当接することで、前記導電ローラの前記第2の加圧部材の加圧方向への移動を規制する第2の規制部と、
を有し、
前記転写ローラが前記中間転写ベルトから離間している時に、前記導電ローラ又は前記導電ローラと一緒に移動する部材が前記第2の規制部に当接しており、前記転写ローラ又は前記転写ローラと一緒に移動する部材のいずれも前記第1の規制部に当接していないことを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
前記転写ローラが前記中間転写ベルトから離間している時の前記転写ローラに対する前記導電ローラの侵入量は、前記転写ローラが前記中間転写ベルトに当接している時の前記転写ローラに対する前記導電ローラの侵入量よりも小さいことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記転写ローラが前記中間転写ベルトから離間している時の前記転写ローラに対する前記導電ローラの侵入量は、前記転写ローラが前記中間転写ベルトに当接している時の前記転写ローラに対する前記導電ローラの侵入量の50%以下であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第1の保持部、前記第1の規制部、前記第2の保持部及び前記第2の規制部を備えた軸受部材と、
前記導電ローラを回転可能に支持し、前記第2の保持部により前記第2の加圧部材の加圧方向に沿って移動可能に保持される導電ローラ軸受部材と、
前記軸受部材を前記第1の加圧部材の加圧方向に沿って移動可能に保持するホルダと、
を有し、
前記第1の加圧部材は前記軸受部材と前記ホルダとの間に配置され、前記第2の加圧部材は前記導電ローラ軸受部材と前記軸受部材との間に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記転写ローラを回転可能に支持し、前記第1の保持部により前記第1の加圧部材の加圧方向に沿って移動可能に保持される支持部材を有し、前記第1の規制部は、前記転写ローラが当接することで、前記転写ローラの移動を規制することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第2の規制部は、前記導電ローラと一緒に移動する部材としての前記導電ローラ軸受部材が当接することで、前記導電ローラの移動を規制することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記転写ローラ、前記導電ローラ、前記第1の加圧部材、前記第1の保持部、前記第2の加圧部材、前記第2の保持部、前記第1の規制部及び前記第2の規制部を備えたユニットが前記画像形成装置に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記画像形成装置内において前記転写ローラが前記中間転写ベルトに対向する位置に配置されている状態で前記転写ローラを前記中間転写ベルトから離間させる離間部材を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、あるいはこれらの機能のうち複数の機能を備えた複合機などの画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば電子写真方式を用いた複写機などの画像形成装置では、像担持体上のトナー像が転写部で記録材に転写されて記録材に画像が形成される。像担持体から記録材へのトナー像の転写は、例えば、像担持体に当接して転写部を形成する転写ローラに転写電圧を印加することで行われる。
【0003】
転写ローラとしては、例えば、イオン導電剤などを分散して導電性を付与した弾性層を備えた弾性ローラが用いられる。このような転写ローラに対して回転軸(芯金)から給電する場合、累積の通電時間が増加することによって転写ローラの電気抵抗の上昇が生じることがある。その場合、転写ローラの電気抵抗の上昇に伴って転写ローラに印加する転写電圧を上げる(絶対値を大きくする)必要がある。そのため、高圧基板の容量などから転写ローラの寿命が決まってしまうといった問題があった。
【0004】
そこで、例えば、転写ローラの表面に接触する導電ローラに転写電圧を印加して、導電ローラを介して転写ローラに転写電圧を印加する方式がある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-316200号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
転写ローラの表面に接触する導電ローラを用いた画像形成装置では、導電ローラは、転写ローラの回転に伴って安定して従動回転できるようにするなどのために、所定の加圧力で転写ローラに押圧される。
【0007】
しかしながら、転写ローラが常に導電ローラから画像形成時と同様の加圧力を受ける構成とされていると、例えば転写ローラと導電ローラとを含むユニットが単独で放置された場合などに、転写ローラの弾性層が塑性変形してへこみが生じる可能性がある。このように転写ローラの弾性層にへこみが生じると、その後画像形成を行った際に画像ムラなどの不具合が生じる可能性がある。
【0008】
なお、以上では、導電ローラに転写電圧を印加することで導電ローラを介して転写ローラに転写電圧を印加する構成を例として説明したが、次のような構成においても同様の問題が生じ得る。つまり、像担持体としての中間転写ベルトの内周面側に配置された張架ローラに転写電圧を印加し、中間転写ベルトを介してその張架ローラに当接する転写ローラの表面に接触する導電ローラを電気的に接地する構成である。この構成においても、転写ローラと導電ローラとを含むユニットが単独で放置され場合などに、上述と同様の問題が生じる可能性がある。
【0009】
そこで、本発明の目的は、転写ローラの表面に接触する導電ローラを備えた構成において、放置時に転写ローラの弾性層が導電ローラから受ける加圧力により変形することを抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体からトナー像が転写される中間転写ベルトと、芯金と前記芯金の周りに設けられた弾性層とを備え、前記中間転写ベルトの外周面に当接して転写部を形成する転写ローラと、前記中間転写ベルトを挟んで前記転写ローラに対向して配置され、前記中間転写ベルトの内周面に当接して前記転写ローラと共に前記転写部を形成する対向ローラと、前記転写部に流す電流を供給する電源と、前記転写ローラに当接し、前記転写ローラの前記芯金との間に前記電源から供給される電流が流れる電流経路を形成する導電ローラと、前記転写ローラの回転軸線方向の両端部側にそれぞれ設けられ、前記転写ローラを前記中間転写ベルトに向けて加圧する第1の加圧部材と、前記転写ローラの回転軸線方向の両端部側にそれぞれ設けられ、前記転写ローラを回転可能かつ前記第1の加圧部材の加圧方向に沿って移動可能に保持する第1の保持部と、前記導電ローラの回転軸線方向の両端部側にそれぞれ設けられ、前記導電ローラを前記転写ローラに向けて加圧する第2の加圧部材と、前記導電ローラの回転軸線方向の両端部側にそれぞれ設けられ、前記導電ローラを回転可能かつ前記第2の加圧部材の加圧方向に沿って移動可能に保持する第2の保持部と、前記転写ローラ又は前記転写ローラと一緒に移動する部材が当接することで、前記転写ローラの前記第1の加圧部材の加圧方向への移動を規制する第1の規制部と、前記導電ローラ又は前記導電ローラと一緒に移動する部材が当接することで、前記導電ローラの前記第2の加圧部材の加圧方向への移動を規制する第2の規制部と、を有し、前記転写ローラが前記中間転写ベルトから離間している時に、前記転写ローラ又は前記転写ローラと一緒に移動する部材が前記第1の規制部に当接しており、前記導電ローラ又は前記導電ローラと一緒に移動する部材が前記第2の規制部に当接していることを特徴とする画像形成装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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