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公開番号
2024027727
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-03-01
出願番号
2022130775
出願日
2022-08-18
発明の名称
エネルギー供給を制御するシステム
出願人
ユビ電株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G06Q
50/06 20240101AFI20240222BHJP(計算;計数)
要約
【課題】複数の供給対象にエネルギーを同時に供給するときに、供給可能な最大エネルギー供給率の範囲内で複数の供給対象へのエネルギー供給をオンデマンド且つダイナミックに調整する。
【解決手段】システムは、複数のエネルギー供給装置のうち少なくとも一のエネルギー供給装置に接続された供給対象にエネルギーが供給されているエネルギー供給中に、他のエネルギー供給装置を介した新規利用の供給対象へのエネルギー供給の要求があったとき、複数のエネルギー供給装置の全体に対する単位時間当たりの全体エネルギー供給率の予測値が上限値以下か否かを判定し、全体エネルギー供給率の予測値が上限値を超える場合は、新規利用の供給対象へのエネルギー供給を待機状態にして全体エネルギー供給率の予測値が上限値以下になったときに待機状態にあった新規利用の供給対象へのエネルギー供給を開始する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のエネルギー供給装置を介した複数の供給対象へのエネルギー供給を制御するシステムであって、
前記複数のエネルギー供給装置のうち少なくとも一のエネルギー供給装置に供給対象が接続されて前記供給対象にエネルギーが供給されているエネルギー供給中に、前記少なくとも一のエネルギー供給装置以外の他のエネルギー供給装置を介した新規利用の供給対象へのエネルギー供給の要求を受ける要求受け部と、
前記エネルギー供給中に前記新規利用の供給対象へのエネルギー供給の要求があったとき、前記新規利用の供給対象へエネルギー供給を想定した前記複数のエネルギー供給装置の全体に対する単位時間当たりの全体エネルギー供給率の予測値が、所定の上限値以下か否かを判定する判定部と、
前記全体エネルギー供給率の予測値が前記上限値以下の場合は、前記新規利用の供給対象へのエネルギー供給を開始し、前記全体エネルギー供給率の予測値が前記上限値を超える場合は、前記新規利用の供給対象へのエネルギー供給を待機状態にして前記全体エネルギー供給率の予測値が前記上限値以下になったときに前記待機状態にあった新規利用の供給対象へのエネルギー供給を開始する制御部と、
を備える、ことを特徴とするシステム。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
請求項1のシステムにおいて、
前記制御部は、前記待機状態になる新規利用の供給対象が複数の場合、所定の優先度に基づいて前記エネルギー供給を開始する順番を決定した待ち行列を設定し、前記待ち行列に基づいて前記複数の新規利用の供給対象への前記エネルギー供給を順に開始する、
ことを特徴とするシステム。
【請求項3】
請求項2のシステムにおいて、
前記優先度は、ハードウェア的要素と社会的要素と商業的要素とを含む複数の要素の少なくとも1つの要素に基づいて決定され、
前記ハードウェア的要素は、前記全体エネルギー供給率の契約内容、前記エネルギー供給時のエネルギー供給率及び前記供給対象のエネルギーの受容量の少なくとも1つのパラメータを含み、
前記社会的要素は、前記供給対象に対応する利用者の優先権限保持の有無、前記利用者の事情、前記利用者の属性の少なくとも1つのパラメータを含み、
前記商業的要素は、前記エネルギー供給のサービスの契約条件及び他サービスとの連携の少なくとも1つのパラメータを含む、
ことを特徴とするシステム。
【請求項4】
請求項1のシステムにおいて、
前記新規利用の供給対象へのエネルギー供給を待機状態にする場合、前記エネルギー供給が開始可能になる予測時刻、又は、前記エネルギー供給が開始可能になるまでの待ち時間を、前記新規利用の供給対象に対応する利用者が操作する端末装置に通知する通知部を備える、ことを特徴とするシステム。
【請求項5】
請求項1のシステムにおいて、
前記制御部は、前記供給対象へのエネルギー供給中に他の供給対象へのエネルギー供給の融通が可能であるか否かに関する融通可否情報に基づいて、前記新規利用の供給対象へのエネルギー供給を開始し、又は、前記エネルギー供給中の既存の供給対象と前記新規利用の供給対象との間におけるエネルギー供給率の調整を行う、ことを特徴とするシステム。
【請求項6】
請求項5のシステムにおいて、
前記複数の供給対象に対応する複数の利用者について前記融通可否情報を事前登録して管理する管理部を備える、ことを特徴とするシステム。
【請求項7】
請求項5のシステムにおいて、
前記エネルギー供給中に前記新規利用の供給対象へのエネルギー供給の要求があったときに、前記エネルギー供給中の既存の供給対象に対応する利用者の端末装置に、前記エネルギー供給の融通の希望を申請して前記融通可否情報を問い合わせる問合部を備える、ことを特徴とするシステム。
【請求項8】
請求項5のシステムにおいて、
前記エネルギー供給中の既存の供給対象と前記新規利用の供給対象との間におけるエネルギー供給率の調整の内容は、ハードウェア的要素と社会的要素と商業的要素とを含む複数の要素の少なくとも1つの要素に基づいて決定され、
前記ハードウェア的要素は、前記全体エネルギー供給率の契約内容、前記エネルギー供給時のエネルギー供給率及び前記供給対象のエネルギーの受容量の少なくとも1つのパラメータを含み、
前記社会的要素は、前記供給対象に対応する利用者の優先権限保持の有無、前記利用者の事情、前記利用者の属性の少なくとも1つのパラメータを含み、
前記商業的要素は、前記エネルギー供給のサービスの契約条件及び他サービスとの連携の少なくとも1つのパラメータを含む、
ことを特徴とするシステム。
【請求項9】
請求項1のシステムにおいて、
前記複数のエネルギー供給装置を管理する管理システムと、前記複数のエネルギー供給装置を介した複数の供給対象へのエネルギー供給を制御する制御システムとを備え、
前記管理システムは、前記要求受け部と前記判定部とを有し、通信網を介して前記複数の供給対象に対応する複数の端末装置と通信可能であり、
前記制御システムは、前記制御部を有し、通信網を介して前記管理システムと通信可能である、ことを特徴とするシステム。
【請求項10】
請求項1のシステムにおいて、
前記複数のエネルギー供給装置を管理する管理システムと、前記複数のエネルギー供給装置を介した複数の供給対象へのエネルギー供給を制御する制御システムとを備え、
前記制御システムは、前記要求受け部と前記判定部と前記制御部とを有し、通信網を介して前記複数の供給対象に対応する複数の端末装置及び前記管理システムと通信可能である、ことを特徴とするシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の充電等に用いられる電力等のエネルギーの供給を制御するシステムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電力源等のエネルギー源から供給される電力等のエネルギーを分岐して複数の車両等の供給対象に供給するシステムが知られている。例えば、特許文献1には、外部の電力線から供給される電力を分岐して複数の電力線を介して車両充電に用いられる複数のコンセントから出力する電力出力装置を備えたシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-284039号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の複数の車両等の供給対象に電力を同時に供給可能なシステムにおいて、供給可能な最大電力(エネルギー供給率)の範囲内で複数の供給対象への電力供給をオンデマンド且つダイナミックに調整することができない、という課題がある。なお、このような課題は、電力以外のエネルギーを供給する場合にも同様に発生し得る。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係るシステムは、複数のエネルギー供給装置を介した複数の供給対象へのエネルギー供給を制御するシステムである。このシステムは、前記複数のエネルギー供給装置のうち少なくとも一のエネルギー供給装置に供給対象が接続されて前記供給対象にエネルギーが供給されているエネルギー供給中に、前記少なくとも一のエネルギー供給装置以外の他のエネルギー供給装置を介した新規利用の供給対象へのエネルギー供給の要求を受ける要求受け部と、前記エネルギー供給中に前記新規利用の供給対象へのエネルギー供給の要求があったとき、前記新規利用の供給対象へエネルギー供給を想定した前記複数のエネルギー供給装置の全体に対する単位時間当たりの全体エネルギー供給率の予測値が、所定の上限値以下か否かを判定する判定部と、前記全体エネルギー供給率の予測値が前記上限値以下の場合は、前記新規利用の供給対象へのエネルギー供給を開始し、前記全体エネルギー供給率の予測値が前記上限値を超える場合は、前記新規利用の供給対象へのエネルギー供給を待機状態にして前記全体エネルギー供給率の予測値が前記上限値以下になったときに前記待機状態にあった新規利用の供給対象へのエネルギー供給を開始する制御部と、を備える。
【0006】
前記システムにおいて、前記制御部は、前記待機状態になる新規利用の供給対象が複数の場合、所定の優先度に基づいて前記エネルギー供給を開始する順番を決定した待ち行列を設定し、前記待ち行列に基づいて前記複数の新規利用の供給対象への前記エネルギー供給を順に開始してもよい。
【0007】
ここで、前記優先度は、例えば、ハードウェア的要素と社会的要素と商業的要素とを含む複数の要素の少なくとも1つの要素に基づいて決定されてもよい。また、前記ハードウェア的要素は、例えば、前記全体エネルギー供給率の契約内容、前記エネルギー供給時のエネルギー供給率及び前記供給対象のエネルギーの受容量の少なくとも1つのパラメータを含み、前記社会的要素は、例えば、前記供給対象に対応する利用者の優先権限保持の有無、前記利用者の事情、前記利用者の属性の少なくとも1つのパラメータを含み、前記商業的要素は、例えば、前記エネルギー供給のサービスの契約条件及び他サービスとの連携の少なくとも1つのパラメータを含んでもよい。なお、ここに記載した複数の要素はそれぞれあくまでも一例であり、例示した要素以外の要素に基づいて、前記優先度を決定してもよい。また、ここに記載した複数のパラメータはそれぞれあくまでも一例であり、前記ハードウェア的要素、前記社会的要素及び前記商業的要素はそれぞれ、例示したパラメータ以外のパラメータを含んでもよい。
【0008】
前記システムにおいて、前記新規利用の供給対象へのエネルギー供給を待機状態にする場合、前記エネルギー供給が開始可能になる予測時刻、又は、前記エネルギー供給が開始可能になるまでの待ち時間を、前記新規利用の供給対象に対応する利用者が操作する端末装置に通知する通知部を備えてもよい。
【0009】
前記システムにおいて、前記制御部は、前記供給対象へのエネルギー供給中に他の供給対象へのエネルギー供給の融通が可能であるか否かに関する融通可否情報に基づいて、前記新規利用の供給対象へのエネルギー供給を開始し、又は、前記エネルギー供給中の既存の供給対象と前記新規利用の供給対象との間におけるエネルギー供給率の調整を行ってもよい。
【0010】
前記システムにおいて、前記複数の供給対象に対応する複数の利用者について前記融通可否情報を事前登録して管理する管理部を備えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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