TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024027517
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-01
出願番号2022130391
出願日2022-08-18
発明の名称液体充填装置および液体充填方法
出願人靜甲株式会社
代理人個人
主分類B67C 3/28 20060101AFI20240222BHJP(びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い)
要約【課題】 バルブ装置の押圧部材の位置情報に基づいて充填液の液通路の開閉速度の調整を高精度、かつ、短時間において実行可能であり、設定の再現性も高く、複数間においても均一で良好な液体充填を施すことができ、液だれの発生も防止することができる液体充填装置とその液体充填方法を提供すること。
【解決手段】
充填する液体を蓄えたタンク2と液体を容器に注入する充填ノズル3との間に液通路5を設け、液通路5の少なくとも一定区間を可撓性チューブ6で構成するとともに、可撓性チューブ6を押圧する押圧部材13を備えるピンチバルブ10を設けた液体充填装置であって、ピンチバルブ10の押圧部材13は、エアの給排量の調整により液通路5の開度と開閉速度を調整可能なエアシリンダ11のプランジャ12に設けられており、プランジャ12の軸方向位置を検出する位置検出手段15と、前記検出の結果を表示する表示手段17とを備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
充填する液体を蓄えたタンクと前記液体を容器に注入する充填ノズルとの間に前記液体を導く液通路を設け、該液通路の少なくとも一定区間を可撓性チューブで構成するとともに、前記可撓性チューブを押圧する移動可能な押圧部材を備えるピンチバルブを設けた液体充填装置であって、
前記ピンチバルブの押圧部材は、エアの給排量の調整により液通路の開度と開閉速度を調整可能なエアシリンダのプランジャに設けられており、
前記プランジャの軸方向位置を検出する位置検出手段と、
前記検出の結果を表示する表示手段と
を備えることを特徴とする液体充填装置。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記位置検出手段の検出結果に基づき前記プランジャの移動速度を算出する算出手段を設け、
前記表示手段は前記算出の結果を表示することを特徴とする請求項1に記載の液体充填装置。
【請求項3】
前記位置検出手段はポテンショメータであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体充填装置。
【請求項4】
前記押圧部材は液通路に沿って複数設けられており、液体の充填時には、前記可撓性チューブを全閉とする最前進位置と全開とする基準位置との間で進退させて可撓性チューブの押圧量を変化させ、液体の流量を制御すると共に、充填停止時には、上流側の押圧部材を前記可撓性チューブを全閉とする前進位置へ進出させた状態において、下流側の少なくとも1つの押圧部材を前記可撓性チューブを全閉とする最前進位置から基準位置側へ後退させることを特徴とする請求項1または請求項2に係る液体充填装置。
【請求項5】
充填する液体を蓄えたタンクと前記液体を容器に注入する充填ノズルとの間の液通路の少なくとも一定区間を構成する可撓性チューブを、エアの給排量の調整により前記液通路の開度と開閉速度を調整可能なエアシリンダのプランジャに設けられた押圧部材で押圧して所定量の液体を容器に充填する充填方法において、
前記プランジャに位置検出手段を配置し、前記押圧部材の軸方向位置を検出することを特徴とする液体充填方法。
【請求項6】
前記位置検出手段はポテンショメータであることを特徴とする請求項5に記載の液体充填方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体を容器に充填するためのバルブ装置を備えた液体充填装置と、その液体充填方法の改良に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、液体充填装置においては、定量の液体を容器に充填する技術として、シリコン等の可撓性(弾性)を有する素材によりチューブ状に形成された液経路を、流体アクチュエータとしてのエアシリンダのプランジャの進退駆動によって押圧部材で押圧・押圧解除する電動のバルブ装置を用い、その充填の開始や停止のみならず、流量を調整することがなされている(特許文献1参照)。
【0003】
バルブ装置の駆動により容器に対する定量充填を精度よく実行するためには、液体充填装置における液経路の開閉動作のタイミング、さらに具体的には、充填バルブの駆動源であるエアシリンダの出力用のプランジャの進退動作の開始から終了までの作動時間(開閉速度)の調整が肝要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-079101号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述のバルブ装置において、液経路の開閉速度は、作業者の手作業で螺子を回し、スピードコントローラとしての絞り弁の開度を調整する等して行っている。しかしながら、エアシリンダの出力用プランジャを進退動作させる際に前記押圧部材の位置情報を取得することができなかったため、機種換え時、液種切替時、液量変更時などの設定に再現性がなく、精度の高い、均一な開閉速度の調整には作業者の高度な熟練を要し、非常に困難な作業を伴っていた。
【0006】
さらに、複数の容器に対してそれぞれに対応させたバルブ装置を用いて充填する液体充填装置においては、全てのバルブ装置における液経路の開閉速度を均一化することが難しく、調整に多くの時間を要していた。
【0007】
本発明は、この問題点に鑑みてなされたものであり、バルブ装置の押圧部材の位置情報に基づいて充填液の液通路の開閉速度の調整を高精度、かつ、短時間において実行可能であり、設定の再現性も高く、複数間においても均一で良好な液体充填を施すことができ、液だれの発生も防止することができる液体充填装置とその液体充填方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した目的を達成するため、本発明の液体充填装置は、充填する液体を蓄えたタンクと前記液体を容器に注入する充填ノズルとの間に前記液体を導く液通路を設け、該液通路の少なくとも一定区間を可撓性チューブで構成するとともに、前記可撓性チューブを押圧する移動可能な押圧部材を備えるピンチバルブを設けた液体充填装置であって、前記ピンチバルブの押圧部材は、エアの給排量の調整により液通路の開度と開閉速度を調整可能なエアシリンダのプランジャに設けられており、前記プランジャの軸方向位置を検出する位置検出手段と、前記検出の結果を表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
また、前記位置検出手段の検出結果に基づき前記プランジャの移動速度を算出する算出手段を設け、前記表示手段は前記算出の結果を表示することを特徴とし、さらには、前記位置検出手段はポテンショメータであることを特徴とする。
【0010】
このように構成された液体充填装置によれば、安価なエアシリンダやポテンショメータを用いつつ、可撓性チューブで構成された液流路の開閉を行う押圧部材の開閉動作(位置・速度)を数値的に把握することが可能となる。よって、それらの調整を作業者の経験や勘に頼ること無く、容易かつ正確に行うことが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

靜甲株式会社
スパウトパウチ供給機構
2か月前
靜甲株式会社
計量装置
9か月前
個人
自動お酌マシーン
11か月前
株式会社タツノ
給油装置
1か月前
株式会社タツノ
給油装置
1か月前
個人
ボトルキャップ開けホルダー
5か月前
個人
ボトルキャップ開けホルダー
6か月前
株式会社タツノ
給油ノズル
2か月前
OMC株式会社
液体吸引装置
5か月前
株式会社サイレック
キャッパー
7か月前
株式会社トキトモ産業
真空ブレーカー
1か月前
個人
ボトル飲料小分けシステム
8か月前
澁谷工業株式会社
充填装置
6か月前
澁谷工業株式会社
キャッパ
4か月前
KLASS株式会社
汁用ディスペンサー
1か月前
個人
ボトルキャップ、缶タブ開けホルダー
4か月前
ホシザキ株式会社
給茶機
15日前
ホシザキ株式会社
ディスペンサ
2か月前
澁谷工業株式会社
物品搬送装置
8か月前
個人
燃料供給装置、及びノズルカバー
10か月前
澁谷工業株式会社
物品搬送装置
8か月前
澁谷工業株式会社
容器処理装置
11か月前
澁谷工業株式会社
充填装置
3か月前
個人
紙パック片手開口ホルダーと安定スタンド
9か月前
株式会社346
飲料冷却装置
7か月前
澁谷工業株式会社
キャップ脱着装置
3か月前
個人
ボトルキャップ、爪付きキャプ開けホルダー
5か月前
澁谷工業株式会社
キャッピング装置
1か月前
株式会社コーセー
キャッピング装置
10か月前
澁谷工業株式会社
キャッピング装置
2か月前
ホシザキ株式会社
飲料供給装置
5か月前
ホシザキ株式会社
飲料供給装置
11か月前
個人
インスタント食品容器の湯注ぎ口開けカッタ-
11か月前
ホシザキ株式会社
飲料供給装置
7か月前
ホシザキ株式会社
飲料供給装置
7日前
ホシザキ株式会社
飲料供給装置
4か月前
続きを見る