TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024027458
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-01
出願番号2022130257
出願日2022-08-17
発明の名称車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60W 10/06 20060101AFI20240222BHJP(車両一般)
要約【課題】部品保護、ドライバビリティの悪化抑制、及びオルタネータの始動による電力供給の3つについて均衡のとれた制御を実現できる、車両の制御装置を提供する。
【解決手段】エンジン12及び電動機MGと、エンジン12及び駆動輪14の間の動力伝達経路PTを断接するクラッチK0と、動力伝達経路PTのうちクラッチK0及び駆動輪14の間に設けられた自動変速機18と、エンジン12で回転駆動されるオルタネータ48と、を備えた車両10の、電子制御装置90は、(a)電動機MGのみを動力源に用いたBEV走行モードにおいて、オルタネータ48による発電が要求された場合には、部品保護のためのエンジン停止要求が無いことを条件にエンジン12の始動を要求し、(b)エンジン12の始動が要求された場合には、自動変速機18での変速により発生する変速ショックが所定の許容範囲外とならないようにエンジン12の始動時期を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
動力源であるエンジン及び電動機と、前記エンジン及び駆動輪の間の動力伝達経路を断接するクラッチと、前記動力伝達経路のうち前記クラッチ及び前記駆動輪の間に設けられた自動変速機と、前記エンジンで回転駆動されるオルタネータと、を備えた車両の、制御装置であって、
前記電動機のみを動力源に用いた走行モードにおいて、前記オルタネータによる発電が要求された場合には、部品保護のための前記エンジンの停止要求が無いことを条件に前記エンジンの始動を要求し、
前記エンジンの始動が要求された場合には、前記自動変速機での変速により発生する変速ショックが所定の許容範囲外とならないように前記エンジンの始動時期を制御する
ことを特徴とする車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、動力源であるエンジン及び駆動輪の間の動力伝達経路を断接するクラッチと、その動力伝達経路のうちクラッチ及び駆動輪の間に設けられた自動変速機と、エンジンで回転駆動されるオルタネータと、を備えた車両の、制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
動力源であるエンジン及び駆動輪の間の動力伝達経路を断接するクラッチと、その動力伝達経路のうちクラッチ及び駆動輪の間に設けられた自動変速機と、エンジンで回転駆動されるオルタネータと、を備えた車両が知られている。例えば、特許文献1に記載された車両がそれである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-121639号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、車載用電源としてのDC電源等が車両に搭載される場合がある。車両の商品性向上のためには、DC電源の供給可能電流は大きい方が好ましい。そのため、バッテリに充電された電力に加えて、オルタネータでの発電電力を併用して十分な電流を確保させたい。特許文献1に記載の車両において電動機のみを動力源に用いる走行モードでは、オルタネータでの発電にはエンジンを始動させる必要があるが、部品保護のためエンジンを作動させられない場合やエンジンの始動によりドライバビリティが悪化する場合がある。このような場合にエンジンが始動させられると、部品の耐久性の悪化を招いたりドライバビリティの悪化を招いたりするおそれがある。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、部品保護、ドライバビリティの悪化抑制、及びオルタネータの始動による電力供給の3つについて均衡のとれた制御を実現できる、車両の制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の要旨とするところは、動力源であるエンジン及び電動機と、前記エンジン及び駆動輪の間の動力伝達経路を断接するクラッチと、前記動力伝達経路のうち前記クラッチ及び前記駆動輪の間に設けられた自動変速機と、前記エンジンで回転駆動されるオルタネータと、を備えた車両の、制御装置であって、(a)前記電動機のみを動力源に用いた走行モードにおいて、前記オルタネータによる発電が要求された場合には、部品保護のための前記エンジンの停止要求が無いことを条件に前記エンジンの始動を要求し、(b)前記エンジンの始動が要求された場合には、前記自動変速機での変速により発生する変速ショックが所定の許容範囲外とならないように前記エンジンの始動時期を制御することにある。
【発明の効果】
【0007】
本発明の車両の制御装置によれば、部品保護のためのエンジンの停止要求が有る場合にはエンジンの始動が行われず、変速ショックによるドライバビリティの悪化の懸念がある場合にはドライバビリティの悪化を抑制するようにエンジンの始動時期が制御される。そのため、部品保護、ドライバビリティの悪化抑制、及びオルタネータの始動による電力供給の3つについて均衡のとれた制御が実現させられる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施例に係る電子制御装置が搭載された車両の概略構成図であるとともに、電子制御装置の制御機能を説明する機能ブロックの例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比及び形状等は必ずしも正確に描かれていない。
【実施例】
【0010】
図1は、本発明の実施例に係る電子制御装置90が搭載された車両10の概略構成図であるとともに、電子制御装置90の制御機能を説明する機能ブロック図の例である。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
車両用エアー傘
23日前
個人
設置部材
2か月前
個人
骨組み型熱交換器
3か月前
個人
車内雨傘載置収納具
2か月前
個人
自動車暴走抑制装置
3か月前
個人
自動車盗難防止装置
23日前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
個人
荷台雨除け装置
1か月前
個人
キャンピングトレーラー
1か月前
東レ株式会社
フロントグリル
3か月前
株式会社タイヨー産業
補助枕
2か月前
株式会社豊田自動織機
電動車両
1か月前
日本精機株式会社
表示システム
2か月前
個人
全自動解除式シートベルト
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
26日前
株式会社SUBARU
車両
3か月前
株式会社SUBARU
車両
3か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
株式会社SUBARU
車両
3か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
25日前
井関農機株式会社
作業車両
25日前
個人
車両の座席装置
8日前
アピオ株式会社
荷物用支持具
4日前
新明和工業株式会社
荷箱の天蓋装置
3か月前
日本化薬株式会社
ガス発生器
1日前
株式会社クボタ
作業車
2か月前
株式会社クボタ
作業車
2か月前
株式会社コーワ
フィルター清掃装置
1か月前
個人
セパレート型キャンピングカー
23日前
株式会社ニフコ
カップホルダ
2か月前
個人
視認ペダル操作システム
1か月前
株式会社コーワ
フィルター清掃装置
1か月前
続きを見る