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公開番号2024027361
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-01
出願番号2022130103
出願日2022-08-17
発明の名称修飾カーボン材料、分散液及びラジカル捕捉剤
出願人国立大学法人北海道大学
代理人個人,個人
主分類C01B 32/156 20170101AFI20240222BHJP(無機化学)
要約【課題】カーボン材料としての特性を維持したまま、分散媒(例えば水系分散媒)への分散が可能な、修飾カーボン材料を提供すること。
【解決手段】カーボン材料と、前記カーボン材料を修飾する環状ポリエーテルと、を含む、修飾カーボン材料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
カーボン材料と、
前記カーボン材料を修飾する環状ポリエーテルと、
を含む、修飾カーボン材料。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記環状ポリエーテルが、環状ポリアルキレンオキシドである、請求項1に記載の修飾カーボン材料。
【請求項3】
前記環状ポリアルキレンオキシドが、炭素数1~4のアルキレン基と酸素原子とが交互に連結した構造を有する、請求項2に記載の修飾カーボン材料。
【請求項4】
前記カーボン材料が、フラーレンを含む、請求項1に記載の修飾カーボン材料。
【請求項5】
前記カーボン材料が、カーボンナノチューブを含む、請求項1に記載の修飾カーボン材料。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一項に記載の修飾カーボン材料と、
分散媒と、
を含む、分散液。
【請求項7】
前記分散媒が、水を含む、請求項6に記載の分散液。
【請求項8】
請求項1~5のいずれか一項に記載の修飾カーボン材料を含む、ラジカル捕捉剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、修飾カーボン材料、分散液及びラジカル捕捉剤に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、フラーレン、カーボンナノチューブ等のカーボン材料は、その独自の特性から様々な用途への展開が期待されており、それに伴い、カーボン材料を親水性溶媒に分散させる技術が求められている。
【0003】
例えば、特許文献1には、カーボンナノチューブをプラズマ処理して、カーボンナノチューブの外表面に酸性官能基を形成させることで、親水性溶媒への分散性を向上させる方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-300715号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に記載の方法では、官能基の導入によってカーボン材料自体の構造が変化するため、その特徴的な物性が低下する、という課題があった。
【0006】
そこで本発明は、カーボン材料としての特性を維持したまま、分散媒(例えば水系分散媒)への分散が可能な、修飾カーボン材料を提供することを目的とする。また、本発明は、修飾カーボン材料を分散させた分散液、及び、修飾カーボン材料を含むラジカル捕捉剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、例えば、以下の[1]~[8]に関する。
[1]
カーボン材料と、
前記カーボン材料を修飾する環状ポリエーテルと、
を含む、修飾カーボン材料。
[2]
前記環状ポリエーテルが、環状ポリアルキレンオキシドである、[1]に記載の修飾カーボン材料。
[3]
前記環状ポリアルキレンオキシドが、炭素数1~4のアルキレン基と酸素原子とが交互に連結した構造を有する、[1]に記載の修飾カーボン材料。
[4]
前記カーボン材料が、フラーレンを含む、[1]~[3]のいずれか1つに記載の修飾カーボン材料。
[5]
前記カーボン材料が、カーボンナノチューブを含む、[1]~[4]のいずれか1つに記載の修飾カーボン材料。
[6]
[1]~[5]のいずれか1つに記載の修飾カーボン材料と、
分散媒と、
を含む、分散液。
[7]
前記分散媒が、水を含む、[6]に記載の分散液。
[8]
[1]~[5]のいずれか1つに記載の修飾カーボン材料を含む、ラジカル捕捉剤。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、カーボン材料としての特性を維持したまま、分散媒(例えば水系分散媒)への分散が可能な、修飾カーボン材料が提供される。また、本発明によれば、修飾カーボン材料を分散させた分散液、及び、修飾カーボン材料を含むラジカル捕捉剤が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0010】
本実施形態の修飾カーボン材料は、カーボン材料と、カーボン材料を修飾する環状ポリエーテルと、を含む。本実施形態の修飾カーボン材料は、環状ポリエーテルで修飾されたカーボン材料ということもできる。
(【0011】以降は省略されています)

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