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公開番号2024027345
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-01
出願番号2022130076
出願日2022-08-17
発明の名称異常検出装置
出願人FCLコンポーネント株式会社
代理人個人
主分類G01M 99/00 20110101AFI20240222BHJP(測定;試験)
要約【課題】異常発生時に高精度に対象物の異常を検出することができる異常検出装置を提供する。
【解決手段】異常検出装置10は、対象物の振動を検知するセンサ200と、センサ200と異なる対象物の振動を検知するセンサ201と、センサ200又は201の出力に対して第1の信号処理を実行する信号処理部202と、センサ200又は200の出力に対して第1の信号処理と異なる第2の信号処理を実行する信号処理部203と、信号処理部202又は203の出力に対して第1の信号解析を実行する信号解析部204と、信号処理部202又は203の出力に対して第1の信号解析と異なる第2の信号解析を実行する信号解析部205と、信号解析部204及び205の解析結果に基づいて、対象物の異常を検出する異常検出部206とを備える。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
対象物の振動を検知する第1センサと、
前記対象物の振動を検知する、前記第1センサと異なる第2センサと、
前記第1センサ又は前記第2センサの出力に対して第1の信号処理を実行する第1信号処理手段と、
前記第1センサ又は前記第2センサの出力に対して前記第1の信号処理と異なる第2の信号処理を実行する第2信号処理手段と、
前記第1信号処理手段又は前記第2信号処理手段の出力に対して第1の信号解析を実行する第1信号解析手段と、
前記第1信号処理手段又は前記第2信号処理手段の出力に対して前記第1の信号解析と異なる第2の信号解析を実行する第2信号解析手段と、
前記第1信号解析手段及び前記第2信号解析手段の解析結果に基づいて、前記対象物の異常を検出する異常検出手段とを備えることを特徴とする異常検出装置。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記第1信号解析手段又は前記第2信号解析手段の解析結果が期待した結果でない場合には、前記異常検出手段は、前記第1センサ及び前記第2センサ、前記第1信号処理手段及び前記第2信号処理手段、並びに前記第1信号解析手段及び前記第2信号解析手段のうち、異常検出に使用するセンサ、信号処理手段及び信号解析手段の組み合わせを変更することを特徴とする請求項1に記載の異常検出装置。
【請求項3】
前記第1信号解析手段又は前記第2信号解析手段の解析結果が期待した結果でない場合には、前記異常検出手段は、異常検出に使用されている前記第1信号処理手段又は前記第2信号処理手段の設定、もしくは異常検出に使用されている前記第1信号解析手段又は前記第2信号解析手段の設定を変更し、再度、前記第1信号解析手段及び前記第2信号解析手段の解析結果を取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の異常検出装置。
【請求項4】
前記第1センサ及び前記第2センサ、前記第1信号処理手段及び前記第2信号処理手段、並びに前記第1信号解析手段及び前記第2信号解析手段のうち、前記異常検出に使用するセンサ、信号処理手段及び信号解析手段の組み合わせを少なくとも2系統有し、
前記異常検出手段は、当該2系統のセンサ、信号処理手段及び信号解析手段の組み合わせを使用して、前記第1信号解析手段及び前記第2信号解析手段の解析結果を取得することを特徴とする請求項2に記載の異常検出装置。
【請求項5】
前記異常検出手段は、前記第1信号処理手段又は前記第2信号処理手段の信号処理の結果に応じて前記異常検出に使用するセンサ、信号処理手段及び信号解析手段の組み合わせを変更することを特徴とする請求項2に記載の異常検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のセンサを用いて対象物の異常を検出する異常検出装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
工作機械や電動機などの対象物が動作する際、音・振動が発生する。この振動の変化を最適な複数のアルゴリズム等で解析することによって、対象物が正常な状態であるか又は異常な状態であるかを判断する技術が知られている。
【0003】
例えば、図6に示す異常検出装置100は、センサ101、信号処理部102、信号解析部103及び異常検出部104を備えている。対象物によって振動の周波数や強度、振動の性質が大きく異なるため、対象物の動作状態に応じて、センサ101、信号処理部102及び信号解析部103を選定する必要がある。
【0004】
対象物が異常な状態であるときの振動周波数が不明である場合、センサ101は正しくその振動を捉えられるとは限らない。例えば、センサ101が音響用マイクの場合には、空気に伝わりづらい低周波の振動を測定することが困難となる。さらに、対象物の内部で振動しているが、空気まで伝わらない微小振動を測定することも困難である。
【0005】
また、センサ101が空気振動を検出しない加速度センサの場合には、共振周波数以下で使用する必要があるなど、測定はセンサの特性に依存してしまう問題がある。
【0006】
また、センサ101がマイクロ波などを用いたドップラーセンサの場合には、対象物の電波の反射率や誘電率によって良好な測定結果が得られないおそれがある。
【0007】
これに対して、複数のセンサを用いて対象物の異常を検出することが考えられる(例えば、特許文献1~3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2019-105457号公報
特開平1-234083号公報
特開平6-300619号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、複数のセンサを用いて対象物の異常を検出する場合には、センサごとに信号処理及び信号解析の種類が固定されているため、高精度に対象物の異常を検出することが難しいという問題がある。また、対象物の異常は、必ずしも一定間隔で同じタイミングで出現するわけではないので、異常発生時に対象物の異常を検出することが好ましい。
【0010】
本発明は、高精度に対象物の異常を検出することができる異常検出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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