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公開番号2024027293
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-01
出願番号2022129976
出願日2022-08-17
発明の名称車輌用模擬走行検査装置
出願人個人
代理人個人,個人
主分類G01M 17/007 20060101AFI20240222BHJP(測定;試験)
要約【課題】 小規模な販売店レベルのサービス工場で具えている既存の整備スペース内に導入するのに適した車輌用模擬走行検査装置の開発を技術課題とした。
【解決手段】 本発明の車輌用模擬走行検査装置Mは、吸音処理が施された検査キャビン1と、車輌Vを載せる検査デッキ2とを具えるものであり、検査デッキ2は、車輌Vの動輪の回転を受けて回転する回転ローラ22を具え、また外気を検査室内に取り入れる給気ダクト装置3と、エンジン排気を含む室内空気を外部に排出する排気ダクト装置4とを具え、これらのダクト装置は、ともにそれらの給気ダクト本体31及び排気ダクト本体40の全てまたは一部を天井パネル13に沿わせて配置するとともに、排気ダクト本体40は、少なくとも天井パネル13に沿った経路が屈折状態に配置され、排気ダクト本体40の容積を増加させ、車輌Vから排出される排気ガスの排気音圧を減衰させる構成であることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外部と遮断することのできる吸音処理が施された検査キャビンと、
この検査キャビン内に設けられ、車輌を載せる検査デッキとを具えた車輌用模擬走行検査装置であって、
前記検査デッキは、車輌の動輪を支承し、該動輪の回転を受けて回転する回転ローラを具え、
更に前記検査キャビンは、
検査デッキを設置する検査デッキ設置部と、
当該検査デッキ設置部の周縁に立設される壁面パネルと、
この壁面パネルの上方を塞ぐ天井パネルと
により構成されて内部を検査室とするものであり、
且つ、当該検査室は、前記検査デッキに加え、
外部と連通し外気を検査室内に取り入れる給気ダクト装置と、
同じく外部と連通しエンジン排気を含む室内空気を外部に排出する排気ダクト装置とを具えるものであり、
これら給気ダクト装置と排気ダクト装置とは、ともにそれらの給気ダクト本体及び排気ダクト本体の全てまたは一部を天井パネルに沿わせて配置するとともに、
且つまた、排気ダクト本体は、少なくとも天井パネルに沿った経路が屈折状態に配置され、排気ダクト本体の容積を増加させ、車輌から排出される排気ガスの排気音圧を減衰させる構成であることを特徴とする車輌用模擬走行検査装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記排気ダクト本体は、天井パネルに沿った経路が、少なくとも三回以上屈折するように構成されることを特徴とする請求項1記載の車輌用模擬走行検査装置。
【請求項3】
前記給気ダクト装置における給気ファンと、前記排気ダクト装置における排気ファンとの作動状態は、それぞれ設定自在に構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の車輌用模擬走行検査装置。
【請求項4】
前記検査室内の圧力状態は、外気圧と同等、または外気圧より低い陰圧状態に設定されることを特徴とする請求項3記載の車輌用模擬走行検査装置。
【請求項5】
前記車輌は、自動二輪車であることを特徴とする請求項1または2記載の車輌用模擬走行検査装置。
【請求項6】
前記検査デッキは、車輌の非駆動輪を保持するホイールストッパが、検査デッキ上において前後にスライドする構成であることを特徴とする請求項5記載の車輌用模擬走行検査装置。
【請求項7】
前記壁面パネルと天井パネルとは、それぞれ表殻材の一方の面に予め吸音パッドが張設されたプレハブユニット構成とされて、検査キャビンの施工現場に供給されるものであることを特徴とする請求項1または2記載の車輌用模擬走行検査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば自動二輪車の整備工場等に設置するのに適切な車輌用模擬走行検査装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
例えば自動二輪車等の車輌を扱う店舗や整備工場のうち、比較的厳密なエンジンセッティングやチューニングを行う整備現場では、実走行試験に代えて実走行状態を模擬的に再現できるシャシーダイナモ等の検査デッキを導入することが行われている。
このような検査デッキの使用実態をみると、多くは整備工場のフロアの一角に車輌用模擬走行検査装置(検査キャビン)を設け、この内部に検査デッキを収容した構成を採り、該検査デッキに車輌を載せて、エンジン出力の測定等を行っている。もちろんこのような装置では、検査中、自動二輪車から排出される排気ガスの悪影響を、整備室に及ぼさないようにするため、車輌の排気管端に排気ガスの吸引ダクト(吸引口)を臨ませ、排気ガス成分を外部(整備室の外部)に排出する工夫もされている。
しかしながら、このような使用状態では、エンジン起動に伴う排気音は多少消音されているとは言え充分ではなく、整備現場全体に排気音が騒音(爆音)として響き渡り、良好な作業環境を損ないがちになっている。
【0003】
もちろん車輌メーカー等において、開発や試験試作のためにエンジン動力測定を高レベルで行う場合であれば、より大規模で高密閉化された試験室を具え、騒音の外部漏出もより確実に防ぐ設備が設けられている。
しかしながら、そのような大規模且つ高レベルな試験室(施設)は、個々の販売店レベルのサービス工場(いわゆるバイクショップ)に導入することは、導入コスト・導入スペース等の関係で現実性はほとんどない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-175564号公報
特開2000-111452号公報
特開平2-269927号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明はこのような状況を考慮してなされたものであって、バイクショップレベルで具えている既存の整備スペース内に導入するにあたって、適切な規模の車輌用模擬走行検査装置の開発を技術課題としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
まず請求項1記載の車輌用模擬走行検査装置は、
外部と遮断することのできる吸音処理が施された検査キャビンと、
この検査キャビン内に設けられ、車輌を載せる検査デッキとを具えた車輌用模擬走行検査装置であって、
前記検査デッキは、車輌の動輪を支承し、該動輪の回転を受けて回転する回転ローラを具え、
更に前記検査キャビンは、
検査デッキを設置する検査デッキ設置部と、
当該検査デッキ設置部の周縁に立設される壁面パネルと、
この壁面パネルの上方を塞ぐ天井パネルと
により構成されて内部を検査室とするものであり、
且つ、当該検査室は、前記検査デッキに加え、
外部と連通し外気を検査室内に取り入れる給気ダクト装置と、
同じく外部と連通しエンジン排気を含む室内空気を外部に排出する排気ダクト装置とを具えるものであり、
これら給気ダクト装置と排気ダクト装置とは、ともにそれらの給気ダクト本体及び排気ダクト本体の全てまたは一部を天井パネルに沿わせて配置するとともに、
且つまた、排気ダクト本体は、少なくとも天井パネルに沿った経路が屈折状態に配置され、排気ダクト本体の容積を増加させ、車輌から排出される排気ガスの排気音圧を減衰させる構成であることを特徴として成るものである。
【0007】
また請求項2記載の車輌用模擬走行検査装置は、前記請求項1記載の要件に加え、
前記排気ダクト本体は、天井パネルに沿った経路が、少なくとも三回以上屈折するように構成されることを特徴として成るものである。
【0008】
また請求項3記載の車輌用模擬走行検査装置は、前記請求項1または2記載の要件に加え、
前記給気ダクト装置における給気ファンと、前記排気ダクト装置における排気ファンとの作動状態は、それぞれ設定自在に構成されていることを特徴として成るものである。
【0009】
また請求項4記載の車輌用模擬走行検査装置は、前記請求項3記載の要件に加え、
前記検査室内の圧力状態は、外気圧と同等、または外気圧より低い陰圧状態に設定されることを特徴として成るものである。
【0010】
また請求項5記載の車輌用模擬走行検査装置は、前記請求項1または2記載の要件に加え、
前記車輌は、自動二輪車であることを特徴として成るものである。
(【0011】以降は省略されています)

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