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公開番号
2024027235
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-03-01
出願番号
2022129864
出願日
2022-08-17
発明の名称
光ファイバプローブ
出願人
株式会社フジクラ
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
6/00 20060101AFI20240222BHJP(光学)
要約
【課題】小径化を実現しやすい光ファイバプローブを提供する。
【解決手段】光ファイバプローブは、光ファイバとキャップ部材とを備え、前記キャップ部材は、前記光ファイバの先端面に接続される開口端面および前記開口端面とは反対側に位置する封止端を有する筒部と、前記封止端を封止する封止部と、を有し、前記筒部の内側には、前記先端面、前記筒部、および前記封止部によって密閉された閉空間が設けられ、前記先端面および前記開口端面は、前記光ファイバの長手方向に垂直な横断面に対して傾いている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
光ファイバとキャップ部材とを備え、
前記キャップ部材は、前記光ファイバの先端面に接続される開口端面および前記開口端面とは反対側に位置する封止端を有する筒部と、前記封止端を封止する封止部と、を有し、
前記筒部の内側には、前記先端面、前記筒部、および前記封止部によって密閉された閉空間が設けられ、
前記先端面および前記開口端面は、前記光ファイバの長手方向に垂直な横断面に対して傾いている、光ファイバプローブ。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
光ファイバと中間部材とキャップ部材とを備え、
前記中間部材は、前記光ファイバの長手方向において前記光ファイバの先端面と対向するように設けられる入力端面と、前記入力端面とは反対側に位置する反射端面と、を有し、
前記キャップ部材は、前記反射端面に接続される開口端面および前記開口端面とは反対側に位置する封止端を有する筒部と、前記封止端を封止する封止部と、を有し、
前記筒部の内側には、前記反射端面、前記筒部、および前記封止部によって密閉された閉空間が設けられ、
前記反射端面および前記開口端面は、前記長手方向に垂直な横断面に対して傾いている、光ファイバプローブ。
【請求項3】
前記筒部の外径は、前記光ファイバの外径と略等しい、請求項1または2に記載の光ファイバプローブ。
【請求項4】
前記開口端面と前記横断面とがなす角をθとするとき、θ≦35°である、請求項1または2に記載の光ファイバプローブ。
【請求項5】
前記光ファイバと前記キャップ部材とは、前記光ファイバを進行した光が透過可能な樹脂によって一体に被覆されている、請求項1または2に記載の光ファイバプローブ。
【請求項6】
前記光ファイバは、コアおよびクラッドを有し、
前記開口端面と前記横断面とがなす角をθとし、
前記閉空間の屈折率をn0とし、
前記コアの屈折率をn1とし、
前記クラッドの屈折率をn2とするとき、以下の条件aが成立する、請求項1または2に記載の光ファイバプローブ。
TIFF
2024027235000005.tif
14
170
【請求項7】
前記光ファイバは、コアおよびクラッドを有するマルチモードファイバであり、
前記開口端面における前記筒部の内径は、前記コアの外径以上である、請求項1に記載の光ファイバプローブ。
【請求項8】
前記光ファイバは、コアおよびクラッドを有するマルチモードファイバであり、
前記開口端面における前記筒部の内径は、前記コアの外径の1.52倍以下である、請求項1または7に記載の光ファイバプローブ。
【請求項9】
前記光ファイバは、シングルモードファイバであり、
前記開口端面における前記筒部の内径は、前記光ファイバの前記先端面におけるビーム径以上である、請求項1に記載の光ファイバプローブ。
【請求項10】
前記光ファイバは、シングルモードファイバであり、
前記開口端面における前記筒部の内径は、前記光ファイバの前記先端面におけるビーム径の1.52倍以下である、請求項1または9に記載の光ファイバプローブ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ファイバプローブに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、光ファイバおよびガラスキャップ(ガラスチューブ)を備える光ファイバプローブ(光ファイバアセンブリ)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-257156号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば特許文献1に記載の光ファイバプローブにおいて、ガラスキャップは、光ファイバを径方向外側から覆うように配置されていた。この場合、ガラスキャップの外径は光ファイバの外径よりも大きくなるため、光ファイバプローブの外径が増大してしまう場合があった。
【0005】
本発明は、このような事情を考慮してなされ、小径化を実現しやすい光ファイバプローブを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の態様1は、光ファイバとキャップ部材とを備え、前記キャップ部材は、前記光ファイバの先端面に接続される開口端面および前記開口端面とは反対側に位置する封止端を有する筒部と、前記封止端を封止する封止部と、を有し、前記筒部の内側には、前記先端面、前記筒部、および前記封止部によって密閉された閉空間が設けられ、前記先端面および前記開口端面は、前記光ファイバの長手方向に垂直な横断面に対して傾いている、光ファイバプローブである。
【0007】
本発明の上記態様によれば、キャップ部材内の閉空間と隣接する光ファイバの先端面が横断面に対して傾いていることで、閉空間との境界面である先端面で光の進行方向を変化(側方に反射)させて、光を光ファイバの側面から出射させることができる。そして、キャップ部材が光ファイバの先端面に接続されているため、例えばキャップ部材が光ファイバを径方向外側から覆うように配置されている場合と比較して、光ファイバプローブの外径を小さくすることができる。
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の態様2は、光ファイバと中間部材とキャップ部材とを備え、前記中間部材は、前記光ファイバの長手方向において前記光ファイバの先端面と対向するように設けられる入力端面と、前記入力端面とは反対側に位置する反射端面と、を有し、前記キャップ部材は、前記反射端面に接続される開口端面および前記開口端面とは反対側に位置する封止端を有する筒部と、前記封止端を封止する封止部と、を有し、前記筒部の内側には、前記反射端面、前記筒部、および前記封止部によって密閉された閉空間が設けられ、前記反射端面および前記開口端面は、前記長手方向に垂直な横断面に対して傾いている、光ファイバプローブである。
【0009】
本発明の上記態様によれば、キャップ部材内の閉空間と隣接する中間部材の反射端面が横断面に対して傾いていることで、閉空間との境界面である反射端面で光の進行方向を変化(側方に反射)させて、側方出射させることができる。そして、キャップ部材が中間部材の反射端面に接続されているため、例えばキャップ部材が中間部材を径方向外側から覆うように配置されている場合と比較して、光ファイバプローブの外径を小さくすることができる。
【0010】
また、本発明の態様3は、態様1または態様2の光ファイバプローブにおいて、前記筒部の外径は、前記光ファイバの外径と略等しい、光ファイバプローブである。
(【0011】以降は省略されています)
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