TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024026034
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-28
出願番号2023067080
出願日2023-04-17
発明の名称ガスセンサ
出願人日本特殊陶業株式会社
代理人個人
主分類G01N 27/41 20060101AFI20240220BHJP(測定;試験)
要約【課題】端子金具のセンサ素子の幅方向へのズレを低減し、端子金具と、センサ素子の電極パッドとを確実に電気的接続することができるガスセンサを提供する。
【解決手段】軸線方向に延び、電極パッド24を有するセンサ素子21と、電極パッドに接触部C1を介して接続される端子金具75と、端子金具の後端側を保持する筒状のセパレータ91と、を備えるガスセンサであって、端子金具は、軸線方向に交差する方向に伸びるストッパ部75pを備え、接触部及びストッパ部がセパレータの内部に収容され、一の電極パッド751と、それに接続される一の端子金具241との組において、センサ素子の幅方向に沿って見たとき、セパレータの一方の内面91siと最も近い一の電極パッドの端部をパッド端とし、パッド端と接触部との距離をDAとし、セパレータの一方の内面とストッパ部の先端との距離をDBとしたとき、DA>DBを満たす。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
軸線方向に延び、後端側外表面に電極パッドを有するセンサ素子と、
前記軸線方向に延び、前記電極パッドに接触部を介して電気的に接続される端子金具と、
前記軸線方向に延び、前記端子金具の後端側を保持する筒状のセパレータと、
を備えるガスセンサであって、
前記端子金具は、、前記軸線方向に交差する方向に伸びるストッパ部を備え、
前記接触部及び前記ストッパ部が前記セパレータの内部に収容され、
一の前記電極パッドと、それに接続される一の前記端子金具との組において、前記センサ素子の幅方向に沿って見たとき、前記セパレータの一方の内面と最も近い前記一の電極パッドの端部をパッド端とし、前記パッド端と前記接触部との距離をDAとし、前記セパレータの前記一方の内面と前記ストッパ部の先端との距離をDBとしたとき、DA>DBを満たすことを特徴とするガスセンサ。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
前記ストッパ部は、前記接触部と異なる位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のガスセンサ。
【請求項3】
前記端子金具は、棒状であることを特徴とする請求項1又は2に記載のガスセンサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被検出ガスの濃度を検出するセンサ素子と端子金具とを備えたガスセンサに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
自動車等の排気ガス中の酸素やNO

の濃度を検出するガスセンサとして、固体電解質を用いた板状のセンサ素子を有するものが知られている。
この種のガスセンサとして、板状のセンサ素子の対向する主面の後端側に複数の電極パッド(電極端子部)を設け、この電極パッドのそれぞれに棒状(ワイヤ状)の端子金具を電気的に接触させてセンサ素子からのセンサ出力信号を外部に取り出したり、センサ素子に積層されたヒータに給電するものが広く用いられている(特許文献1)。
この端子金具は、電極パッドに接触するバネ接触部と、バネ接触部から折り返されるバネ保持部とを有しており、バネ保持部はセパレータ(絶縁碍子)に保持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-116273号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、センサ素子の幅方向に見て、例えば棒状の端子金具におけるバネ接触部は電極パッドにほぼ点接触している。このため、ガスセンサの組付け時や使用中の振動等によってバネ接触部が幅方向に振れると、電極パッドとの接続が切断され、電気的接続の信頼性が低下するおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、端子金具のセンサ素子の幅方向へのズレを低減し、端子金具と、センサ素子の電極パッドとを確実に電気的接続することができるガスセンサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明のガスセンサは、軸線方向に延び、後端側外表面に電極パッドを有するセンサ素子と、前記軸線方向に延び、前記電極パッドに接触部を介して電気的に接続される端子金具と、前記軸線方向に延び、前記端子金具の後端側を保持する筒状のセパレータと、を備えるガスセンサであって、前記端子金具は、、前記軸線方向に交差する方向に伸びるストッパ部を備え、前記接触部及び前記ストッパ部が前記セパレータの内部に収容され、一の前記電極パッドと、それに接続される一の前記端子金具との組において、前記センサ素子の幅方向に沿って見たとき、前記セパレータの一方の内面と最も近い前記一の電極パッドの端部をパッド端とし、前記パッド端と前記接触部との距離をDAとし、前記セパレータの前記一方の内面と前記ストッパ部との距離をDBとしたとき、DA>DBを満たすことを特徴とする。
【0007】
ガスセンサの組付け時や使用中の振動等によってバネ接触部が幅方向に振れると、振れが最大になったときに、ストッパ部がセパレータの内面に当接するが、このときの最大振れ幅がDBとなる。
一方、このガスセンサによれば、パッド端と接触部との距離DAはDBより大きい。このようにすると、仮にバネ接触部の振れが最大になってストッパ部が内面に当接したときでも、依然として接触部はパッド端よりも内側に位置する(つまり、接触部は電極パッドとの接触を維持する)から、端子金具(特に棒状)の電極パッドとの接続が切断されて電気的接続の信頼性が低下することを抑制できる。
【0008】
本発明のガスセンサにおいて、前記径方向に沿って、前記ストッパ部は、前記接触部と異なる位置に設けられていてよい。
このガスセンサによれば、セパレータの内面形状等に応じて、接触部と異なる位置にストッパ部を設けることができ、設計の自由度が増すことになる。
【0009】
本発明のガスセンサにおいて、前記端子金具は、棒状であってもよい。
棒状の端子金具は、センサ素子の幅方向へズレ易いので、本発明を有効に適用できる。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、端子金具のセンサ素子の幅方向へのズレを低減し、端子金具と、センサ素子の電極パッドとを確実に電気的接続することができるガスセンサを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日本精機株式会社
表示装置
9日前
株式会社小野測器
測定器
2日前
太陽誘電株式会社
センサ
12日前
株式会社ヨコオ
プローブ
9日前
株式会社小野測器
検出器
2日前
アズビル株式会社
調節計
2日前
株式会社トプコン
測量装置
16日前
ユニパルス株式会社
距離測定装置
6日前
株式会社トプコン
測量装置
2日前
日本碍子株式会社
ガスセンサ
2日前
株式会社カネカ
検出システム
2日前
個人
変位測定装置
9日前
個人
二次電池繰返パルス放電器用基板
9日前
エイブリック株式会社
電流検出回路。
2日前
株式会社ナリス化粧品
肌状態推定方法
2日前
日本碍子株式会社
ガスセンサ素子
2日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
6日前
日本碍子株式会社
ガスセンサ素子
2日前
三菱マテリアル株式会社
温度センサ
12日前
スズキ株式会社
車両後部構造
6日前
オムロン株式会社
近接センサ
6日前
三菱マテリアル株式会社
温度センサ
6日前
株式会社デンソートリム
ガスセンサ
9日前
東洋電装株式会社
角度検出装置
6日前
TDK株式会社
計測装置
6日前
株式会社アイシン
回転体移動量検出装置
6日前
セコム工業株式会社
物体検知装置
2日前
株式会社島津製作所
GC用ガス監視装置
2日前
キヤノン株式会社
計測装置
6日前
富士通株式会社
光半導体デバイス
6日前
オムロン株式会社
光センサ
5日前
住友重機械工業株式会社
回転装置
3日前
東芝ライテック株式会社
センサ装置
6日前
株式会社イシダ
重量検査装置
3日前
四日市電機株式会社
部分放電検出システム
6日前
株式会社プロテリアル
外観検査装置
3日前
続きを見る