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公開番号2024025881
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-28
出願番号2022129222
出願日2022-08-15
発明の名称光供給装置
出願人日本電気株式会社
代理人個人
主分類H04B 10/291 20130101AFI20240220BHJP(電気通信技術)
要約【課題】励起レーザモジュール(光出力部)の冗長化をよりシンプルな構成で実現できる、光供給装置を提供する。
【解決手段】光供給装置10は、光カプラ12と、光カプラ13-1,13-2と、励起レーザモジュール(光出力部)11-1,11-2とを有している。光カプラ13-1,13-2は、それぞれ、4個の入力ポートと4個の出力ポートとを有している。光カプラ12は、2個の入力ポートと2個の出力ポートとを有している。光カプラ13-1の1つの入力ポートは、光カプラ12の1つの出力ポートと接続されている。光カプラ13-2の1つの入力ポートは、光カプラ12の他の1つの出力ポートと接続されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
光増幅装置の増幅媒体を励起するための励起光を出力する光供給装置であって、
各第1光カプラがM(Mは3以上の整数)個の入力ポートとM個の出力ポートとを有する2つの第1光カプラと、
N(Nは、2以上M以下の偶数)個の入力ポートとN個の出力ポートとを有する第2光カプラと、
前記N個の入力ポートにそれぞれ接続されたN個の光出力部と、
を具備し、
各第1光カプラのN/2個の入力ポートは、前記第2光カプラのN/2個の出力ポートと接続されており、
前記2つの第1光カプラのうちの一方の第1光カプラが接続されている前記第2光カプラのN/2個の出力ポートは、他方の第1光カプラが接続されている前記第2光カプラのN/2個の出力ポートと異なる、
光供給装置。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記第1光カプラのM個の入力ポートのうちで前記第2光カプラの出力ポートと接続されていない入力ポートは、無反射終端されている、
請求項1記載の光供給装置。
【請求項3】
前記Mは4であり、
前記Nは2である、
請求項1又は2に記載の光供給装置。
【請求項4】
前記Mは4であり、
前記Nは4である、
請求項1又は2に記載の光供給装置。
【請求項5】
前記Mは3であり、
前記Nは2である、
請求項1又は2に記載の光供給装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光供給装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
海底に敷設される通信ネットワークでは、例えばDWDM(高密度波長分割多重:Dense Wavelength Division Multiplexing)システムが用いられている。WDMシステムにおいて用いられている中継器では、一般に、エルビウム等の希土類元素を添加した光増幅媒体(以下では、「光ファイバ増幅器」と呼ぶことがある)が用いられる。この光ファイバ増幅器は、希土類元素が励起光によって励起されることによって、減衰した光信号を適切なレベルまで増幅する。
【0003】
光ファイバ増幅器にレーザ光を供給する光供給装置が非特許文献1(425頁、図12.2)に開示されている。この光供給装置は、2つの励起レーザモジュール(光出力部)と2×2光カプラとを有している。この2×2光カプラは、2つの励起レーザモジュールから出力された光を合成(合波)して得られた光(合波)を2つの光(分波)に分ける。この2つの分波は、中継器のファイバペアに含まれる第1ファイバ及び第2ファイバにそれぞれ設けられた2つの光ファイバ増幅器に供給される。ファイバペアに含まれる第1ファイバ及び第2ファイバは、一方が上り(UP)方向であり他方が下り(DOWN)方向である。ここで、この光供給装置は、2つの励起レーザモジュールを有しており、冗長構成となっている。これにより、一方の励起レーザモジュール(光出力部)が故障したとしても光ファイバ増幅器に供給される光が途切れることはないので、中継器の信頼性を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
J.Chesnoy他, 'Undersea Fiber Communication Systems(2nd EDITION)', Academic Press, 2016
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、現在、更に多くの光ファイバペアのそれぞれに励起光を供給するために、更に多くの励起レーザモジュール(光出力部)を用いることが検討されている。これにより、各ファイバペアに励起光を供給するために用いられる励起レーザモジュール(光出力部)の数を増やして光供給装置の冗長性を高めることによって、中継器の信頼性を向上させることができる。
【0006】
しかしながら、非特許文献1に開示の技術を利用して励起レーザモジュール(光出力部)に関する冗長性の高い光供給装置を実現する場合、冗長性が高くなるに従って用いられる光カプラの数も多くなり、構造が複雑になってしまう。また、スプライス箇所も多くなるため、光供給装置を製造する工数も多くなり作業も繁雑になってしまう。
【0007】
本開示の目的は、励起レーザモジュール(光出力部)の冗長化をよりシンプルな構成で実現できる、光供給装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様にかかる光供給装置は、光増幅装置の増幅媒体を励起するための励起光を出力する光供給装置であって、
各第1光カプラがM(Mは3以上の整数)個の入力ポートとM個の出力ポートとを有する2つの第1光カプラと、
N(Nは、2以上M以下の偶数)個の入力ポートとN個の出力ポートとを有する第2光カプラと、
前記N個の入力ポートにそれぞれ接続されたN個の光出力部と、
を具備し、
各第1光カプラのN/2個の入力ポートは、前記第2光カプラのN/2個の出力ポートと接続されており、
前記2つの第1光カプラのうちの一方の第1光カプラが接続されている前記第2光カプラのN/2個の出力ポートは、他方の第1光カプラが接続されている前記第2光カプラのN/2個の出力ポートと異なる。
【発明の効果】
【0009】
本開示により、励起レーザモジュール(光出力部)の冗長化をよりシンプルな構成で実現できる、光供給装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態における光供給装置の一例を示すブロック図である。
比較例に係る光供給装置の一例を示すブロック図である。
第2実施形態における光供給装置の一例を示すブロック図である。
第3実施形態における光供給装置の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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