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公開番号
2024025828
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-02-26
出願番号
2023212788,2021206573
出願日
2023-12-18,2021-12-21
発明の名称
指押さえ装置
出願人
カシオ計算機株式会社
代理人
弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類
A45D
29/22 20060101AFI20240216BHJP(手持品または旅行用品)
要約
【課題】印刷後の印刷内容の品位低下を防ぐことができる印刷装置を提供する。
【解決手段】印刷装置1が、印刷対象である爪Tに対応する指Uを載置する載置手段32と、載置手段32に載置された指Uの移動を規制する位置である「第1位置」と、「第1位置」よりも載置手段32に対する距離が相対的に大きく指Uの規制が解除される位置である「第2位置」と、に少なくとも移動可能である押さえ手段としての舌片30と、を備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
印刷対象である爪に対応する指を載置する載置手段と、
前記載置手段に載置された指の移動を規制する位置である第1位置と、前記第1位置よりも前記載置手段に対する距離が相対的に大きく前記指の規制が解除される位置である第2位置と、に少なくとも移動可能である押さえ手段と、を備える、
ことを特徴とする印刷装置。
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【請求項2】
爪に印刷を施す印刷手段をさらに備え、
前記押さえ手段は、少なくとも前記印刷手段による印刷動作が行われている際に前記第1位置に配置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記載置手段は、前記載置手段を上方に付勢する付勢手段を含み、
前記押さえ手段は、前記第2位置から前記第1位置へと移動するときに上方から指及び前記載置手段を押し下げ、さらに前記付勢手段が前記載置手段を上方に付勢することで、前記指の移動を規制する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷装置。
【請求項4】
装置本体を収容する筐体を備え、
前記押さえ手段は、前記筐体に設けられた回動部が回動することによって、前記第1位置と前記第2位置とに移動可能である、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の印刷装置。
【請求項5】
装置本体を収容し、自装置から着脱可能な蓋部を有する筐体を備え、
前記押さえ手段は、前蓋部に設けられ、蓋部が筐体本体に装着されたときに前記第1位置となり、前記蓋部が前記筐体本体から取り外されたときに前記第2位置となる、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記押さえ手段は、前記載置手段を備える指置台又は筐体に上下動可能に設けられ、前記第1位置に配置された状態から上昇することで前記第2位置となる、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記押さえ手段を、前記第1位置と前記第2位置との間で移動させることが可能な駆動手段と、
前記爪及び指の状態を検出可能な検出部と、をさらに備え、
前記検出部の検出結果に基づいて前記駆動手段が前記押さえ手段を移動させる、
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の印刷装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、指の爪にデザインの印刷を施す印刷装置(ネイルプリンタ)が知られている。ネイルプリンタでは、印刷したい爪に対応した指を指置台に載置し、爪に対して例えばインクジェット方式を用いて印刷処理を行う。
ネイルプリントを行う場合、印刷対象である爪に対応する指が途中で動いてしまうと高精度の印刷を行うことができない。
この点、例えば特許文献1には、載置プレート(載置手段)に載置された指と、指の上側に設けられた押さえプレート(押さえ手段)と、により指を挟持することによって、印刷が施される爪に対応する指を固定するネイルプリンタが記載されている。
指を適切に固定した状態で爪に印刷を行うことができれば印刷の品質を維持することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-031670号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、インク等が塗布された爪が周囲の部材に接触してしまうと、印刷された絵柄等やコート剤等が剥がれたり傷ついたりするおそれがある。
この点、特許文献1に記載されている構成のように、印刷中の動きを規制するために載置プレート(載置手段)と押さえプレート(押さえ手段)との間に指を挟持する場合、載置手段と押さえ手段との間の距離をあまり広くすることができない。このため、印刷後に指を装置から取り出そうとした際に爪が周囲の部材に接触してしまい、印刷のやり直しが必要となる場合があった。
【0005】
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、印刷後の印刷内容の品位低下を防ぐことができる印刷装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、本発明の印刷装置の一態様は、
印刷対象である爪に対応する指を載置する載置手段と、
前記載置手段に載置された指の移動を規制する位置である第1位置と、前記第1位置よりも前記載置手段に対する距離が相対的に大きく前記指の規制が解除される位置である第2位置と、に少なくとも移動可能である押さえ手段と、を備えることを特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、印刷後の印刷内容の品位低下を防ぐことができるとの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る印刷装置の外観構成を示す要部斜視図であり、前カバーを閉じた状態を示している。
本実施形態に係る印刷装置の外観構成を示す要部斜視図であり、前カバーを開被した状態を示している。
図1に示す閉状態の印刷装置のIII-III線に沿う断面図である。
図1に示す閉状態の印刷装置のIII-III線に沿う断面斜視図である。
図2に示す開被状態の印刷装置のV-V線に沿う断面斜視図である。
指を載置した状態の指置台の側面図と舌片の一変形例の断面との位置関係を示す模式図である。
(a)及び(b)は、舌片の一変形例の断面図である。
指を載置した状態の指置台の一変形例を示す側面図である。
一変形例に係る印刷装置の外観構成を示す要部斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1から図5を参照しつつ、本発明に係る印刷装置の一実施形態について説明する。
なお、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
また、以下の実施形態では、印刷装置が手の指の爪を印刷対象としてこれに印刷する印刷装置を例に説明するが、本発明における印刷装置の印刷対象は手の指の爪に限るものではなく、例えば足の指の爪等を印刷対象としてもよい。
【0010】
図1及び図2は、本実施形態における印刷装置の要部外観構成を示す斜視図であり、図1は前カバーを閉じた状態を示し、図2は前カバーを開被した状態を示している。
図3は、図1に示す閉状態の印刷装置のIII-III線に沿う断面図であり、図4は、図1における印刷装置のIII-III線に沿う断面斜視図である。また、図5は、図2に示す開被状態の印刷装置のV-V線に沿う断面斜視図である。
なお、図1及び図2では指置台に指を載置していない状態を示しているが、図3から図5では指置台に指を載置した状態を示している。また図3から図5では筐体内の一部構成の図示を省略している。
なお、以下の実施形態において、上下、左右及び前後は、図1に示した向きをいうものとする。また、X方向、Y方向は、図1に示した方向をいうものとする。
(【0011】以降は省略されています)
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