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公開番号2024025082
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-26
出願番号2022128232
出願日2022-08-10
発明の名称電気接続箱
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H02G 3/14 20060101AFI20240216BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】結束バンドを使用せずに電線を電線引出ガイド筒部に固定できる電気接続箱を提供する。
【解決手段】電線引出ガイド筒部3を構成するロアケース20の第2のガイド筒部構成体41の先端側を可動ガイド筒部構成体42として構成し、可動ガイド筒部構成体42と相手側のガイド筒部構成体31の周方向Rの両端部に、互いに係合し電線引出ガイド筒部3の断面の拡縮サイズに応じて係合位置を変更するロック機構50を設ける。ロック機構50は、ロック爪を内部に有するロック枠32と、多段の係止歯を有してロック枠に挿入されるロック延出片48とで構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
互いに組み合わせることで、1つのケース本体を構成する第1のケース本体構成体及び第2のケース本体構成体と、
前記第1のケース本体構成体及び第2のケース本体構成体の各筐体壁にそれぞれ外向きに突設され、前記第1のケース本体構成体と第2のケース本体構成体とを組み合わせた際に、前記ケース本体から引き出される電線の案内用の電線引出ガイド筒部を構成する第1のガイド筒部構成体及び第2のガイド筒部構成体と、
を備え、
前記第1のガイド筒部構成体及び第2のガイド筒部構成体のうちの一方のガイド筒部構成体の電線案内方向の少なくとも一部が、当該部分によって形成される前記電線引出ガイド筒部の断面サイズを拡縮可能とする可動ガイド筒部構成体として構成され、
前記第1のケース本体構成体と第2のケース本体構成体とを組み合わせた際に、互いに向き合う前記可動ガイド筒部構成体と相手側の前記ガイド筒部構成体の周方向の端部に、互いに係合可能なロック機構が設けられている、
電気接続箱。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記ロック機構が、
前記可動ガイド筒部構成体と相手側のガイド筒部構成体とにより形成される電線引出ガイド筒部の断面の拡縮サイズに応じて係合位置を変更可能である、
請求項1に記載の電気接続箱。
【請求項3】
前記ロック機構が、
前記可動ガイド筒部構成体と相手側のガイド筒部構成体の一方に形成されたロック孔と、
他方に形成され、前記第1のケース本体構成体及び第2のケース本体構成体の組み合わせ方向に延出して、前記ロック孔に挿入係止されるロック延出片と、の組み合わせとして構成され、
前記ロック孔の内部に可撓性を有するロック爪が設けられ、
一方、前記ロック延出片に、前記ロック孔に挿入した際に前記ロック爪と係合することで、前記ロック孔からの前記ロック延出片の抜けを阻止すると共に、前記ロック爪を撓ませることで挿入方向への前記ロック延出片の移動を許容する多段の係止歯が設けられている、
請求項1に記載の電気接続箱。
【請求項4】
前記一方のケース本体構成体の筐体壁に外向きに突設された前記ガイド筒部構成体の基端側が固定ガイド筒部構成体として構成されると共に、先端側が前記可動ガイド筒部構成体として構成され、
前記固定ガイド筒部構成体の先端にヒンジを介して前記可動ガイド筒部構成体が連結され、該ヒンジにより、前記可動ガイド筒部構成体が、相手側のガイド筒部構成体に対して接近離間方向に変位可能とされている、
請求項1に記載の電気接続箱。
【請求項5】
前記ガイド筒部構成体の内壁面に、電線案内方向に沿って延びるリブが、ガイド筒部構成体の周方向に沿って複数設けられており、ガイド筒部構成体の周方向に隣接する前記リブの間隔が、電線案内方向に拡がるものと狭まるものとがあるように、前記リブが、電線案内方向に対して互い違いに斜めに形成されている、
請求項1に記載の電気接続箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば車両に搭載されるリレーボックス等の電気接続箱に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
リレーボックス等の電気接続箱にワイヤハーネスを組み付ける場合、電気接続箱から引き出されるワイヤハーネスを、電気接続箱の電線引出ガイド筒部に結束バンドで固定することが行われている。
【0003】
図10は、その従来例を示している。
図10に示す例では、電気接続箱100の筐体壁110に外方に突出する電線引出ガイド筒部120が設けられ、電線引出ガイド筒部120に結束バンド150のバンド部152を通す挿通孔125が設けられている。この電気接続箱100の電線引出ガイド筒部120にワイヤハーネスWを固定する場合は、ワイヤハーネスWを電線引出ガイド筒部120にセットし、その状態で結束バンド150のバンド部152を、ワイヤハーネスWと電線引出ガイド筒部120の外周に共に巻回させる。そして、巻回させたバンド部152の先端を電線引出ガイド筒部120の挿通孔125に通した上で、ヘッド部151に挿通して係止することにより、ワイヤハーネスWを電線引出ガイド筒部120に締め付け固定している。
【0004】
このような従来例の類例が特許文献1および特許文献2に記載されている。
例えば、特許文献1には、電線挿通部(電線引出ガイド筒部に相当)内に複数本の電線を挿通した状態で、ガイド溝から孔部に結束バンドの先端部を挿入する構造が開示されている。また、特許文献2には、電気接続箱の周壁から突設された引き出しガイド(電線引出ガイド筒部に相当)の先端側に2つの挿通孔が設けられており、ワイヤハーネスの外周に巻回しながら結束バンドを2つの挿通孔に通した上で締め込むことにより、ワイヤハーネスを引き出しガイドに固定する構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-228079号公報
特開2000-253536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述したように、従来では、電気接続箱から引き出したワイヤハーネスを、別に用意した結束バンドで電線引出ガイド筒部に固定していた。したがって、結束バンドを電気接続箱とは別に用意してワイヤハーネスや電線引出ガイド筒部に巻回する必要があり、取り扱いが面倒で、作業効率が悪いという問題があった。
【0007】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、結束バンドを用意することなく電線を電線引出ガイド筒部に固定することができ、電線を組み付ける際の作業効率の向上が図れるようにした電気接続箱を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した目的を達成するために、本発明に係る電気接続箱は、下記を特徴としている。
【0009】
互いに組み合わせることで、1つのケース本体を構成する第1のケース本体構成体及び第2のケース本体構成体と、
前記第1のケース本体構成体及び第2のケース本体構成体の各筐体壁にそれぞれ外向きに突設され、前記第1のケース本体構成体と第2のケース本体構成体とを組み合わせた際に、前記ケース本体から引き出される電線の案内用の電線引出ガイド筒部を構成する第1のガイド筒部構成体及び第2のガイド筒部構成体と、
を備え、
前記第1のガイド筒部構成体及び第2のガイド筒部構成体のうちの一方のガイド筒部構成体の電線案内方向の少なくとも一部が、当該部分によって形成される前記電線引出ガイド筒部の断面サイズを拡縮可能とする可動ガイド筒部構成体として構成され、
前記第1のケース本体構成体と第2のケース本体構成体とを組み合わせた際に、互いに向き合う前記可動ガイド筒部構成体と相手側の前記ガイド筒部構成体の周方向の端部に、互いに係合可能なロック機構が設けられている、電気接続箱。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、結束バンドを用意しなくても、第1のケース本体構成体と第2のケース本体構成体とを組み合わせるだけで、ケース本体から引き出した電線を電線引出ガイド筒部に固定することができ、電線を組み付ける際の作業効率の向上が図れる。
(【0011】以降は省略されています)

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