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公開番号2024025052
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-26
出願番号2022128170
出願日2022-08-10
発明の名称真贋判定装置およびプログラム
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人
主分類G06T 7/00 20170101AFI20240216BHJP(計算;計数)
要約【課題】本人確認証の真贋判定を好適に行うことのできる真贋判定装置等を提供する。
【解決手段】真贋判定装置3は、IDカード10の真贋判定を行うものである。真贋判定装置3は、IDカード10の可視光画像と赤外線画像を取得する取得手段301と、IDカード10の複数の検査領域について、当該検査領域内の画素のうち可視光画像と赤外線画像における濃淡が所定の基準を満たす画素の数を判別値として求め、判別値と閾値の比較結果から当該検査領域が正であるか否かを判別し、その判別結果からIDカード10の真贋判定を行う真贋判定手段302と、を備える。また複数の検査領域の間で、少なくとも、所定の基準が異なるか、または、比較結果と検査領域の正否との関係が異なる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
本人確認証の真贋判定を行う真贋判定装置であって、
前記本人確認証の可視光画像と赤外線画像を取得する取得手段と、
前記本人確認証の複数の検査領域のそれぞれについて、当該検査領域内の画素であって前記可視光画像と前記赤外線画像における濃淡が所定の基準を満たす画素の数を判別値として求め、前記判別値と閾値の比較結果から当該検査領域が正であるか否かを判別し、その判別結果から前記本人確認証の真贋判定を行う真贋判定手段と、
を備え、
複数の前記検査領域の間で、少なくとも、前記所定の基準と、前記比較結果と前記検査領域の正否との関係と、のいずれかが異なることを特徴とする真贋判定装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記可視光画像における濃淡は、前記可視光画像の所定の色成分の濃淡、または、前記可視光画像の各画素の明るさの程度を示す濃淡であり、
前記真贋判定手段は、
前記可視光画像の色成分ごとの濃淡を示す画像、および、前記可視光画像の各画素の明るさの程度を濃淡として示す画像を分光画像として作成し、前記分光画像の画素の濃淡を前記判別に用いることを特徴とする請求項1に記載の真贋判定装置。
【請求項3】
前記判別に用いる前記分光画像が、複数の前記検査領域の間で異なることを特徴とする請求項2に記載の真贋判定装置。
【請求項4】
前記真贋判定手段は、
前記分光画像と前記赤外線画像の濃淡を二値化した二値画像を作成し、前記検査領域の正否の判別を、前記二値画像における画素の値に基づいて行うことを特徴とする請求項2記載の真贋判定装置。
【請求項5】
複数の前記検査領域の間で前記所定の基準が異なり、
一の前記検査領域において、前記所定の基準は、前記分光画像と前記赤外線画像の双方において濃部として現れることであり、
別の前記検査領域において、前記所定の基準は、前記分光画像において濃部として現れ、前記赤外線画像において淡部として現れることであることを特徴とする請求項4記載の真贋判定装置。
【請求項6】
複数の前記検査領域の間で、前記所定の基準は同じであるが前記比較結果と前記検査領域の正否との関係が異なり、
当該所定の基準は、前記分光画像において濃部として現れ、前記赤外線画像において淡部として現れることであり、
一の前記検査領域において、前記判別値が前記閾値以下であるときに当該検査領域が正とされ、
別の前記検査領域において、前記判別値が前記閾値以上であるときに当該検査領域が正とされる
ことを特徴とする請求項4記載の真贋判定装置。
【請求項7】
前記真贋判定手段は、前記赤外線画像の濃淡を二値化した二値画像について濃部の膨張処理を行い、膨張処理後の前記二値画像を前記判別に用いることを特徴とする請求項5または請求項6記載の真贋判定装置。
【請求項8】
コンピュータを、
本人確認証の真贋判定を行う真贋判定装置であって、
前記本人確認証の可視光画像と赤外線画像を取得する取得手段と、
前記本人確認証の複数の検査領域のそれぞれについて、当該検査領域内の画素であって前記可視光画像と前記赤外線画像における濃淡が所定の基準を満たす画素の数を判別値として求め、前記判別値と閾値の比較結果から当該検査領域が正であるか否かを判別し、その判別結果から前記本人確認証の真贋判定を行う真贋判定手段と、
を備え、
複数の前記検査領域の間で、少なくとも、前記所定の基準と、前記比較結果と前記検査領域の正否との関係と、のいずれかが異なることを特徴とする真贋判定装置として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、真贋判定装置とそのプログラム等に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
口座開設時等では、ユーザが金融機関に出向いて本人確認証(IDカード)を提出し、金融機関側は提出された本人確認証を用いて対面により本人確認を行うのが一般的である。また特許文献1には、証明写真機において各種の媒体を発行する際に、本人確認証を用いて本人確認を行うことが記載されている。このように、成りすましを防止するための本人確認は、様々な場面で行われている。
【0003】
この際、本人確認証に偽造、変造等がないか、本人確認証の真贋を判断することは重要である。特許文献1、2には、本人確認証の画像から本人確認証の真贋を判定する技術が記載されており、本人確認証の画像の特徴や文字情報に基づき、本人確認証の真贋を自動判定することが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-38442号公報
特開2011-34535号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記は本人確認証の画像の特徴や文字情報を判定に利用する例であるが、正規の本人確認証(IDカード)の特徴としては、券面の領域毎に所定の印刷方法により印刷が行われており、領域毎に使用インキや印刷方式が異なることも挙げられる。そのため、領域毎の使用インキ等の違いを利用して、真贋判定の精度を向上させることも可能である。
【0006】
特に近年は本人確認が厳格化される傾向にあり、本人確認証の真贋を確実に判定する技術が望まれている。上記の違いを利用した判定技術も、そのような真贋判定の精度向上に寄与するものと考えられる。
【0007】
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、本人確認証の真贋判定を好適に行うことのできる真贋判定装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した課題を解決するための第1の発明は、本人確認証の真贋判定を行う真贋判定装置であって、前記本人確認証の可視光画像と赤外線画像を取得する取得手段と、前記本人確認証の複数の検査領域のそれぞれについて、当該検査領域内の画素であって前記可視光画像と前記赤外線画像における濃淡が所定の基準を満たす画素の数を判別値として求め、前記判別値と閾値の比較結果から当該検査領域が正であるか否かを判別し、その判別結果から前記本人確認証の真贋判定を行う真贋判定手段と、を備え、複数の前記検査領域の間で、少なくとも、前記所定の基準と、前記比較結果と前記検査領域の正否との関係と、のいずれかが異なることを特徴とする真贋判定装置である。
【0009】
本発明では、正規の本人確認証が券面の領域毎に所定の印刷方法で印刷を行うことで製造されており、その使用インキ等に応じて、これらの領域の濃淡の現れ方が可視光画像と赤外線画像とで異なることを利用して真贋判定を行う。例えば、カーボンなど赤外線を吸収する成分を含むインキで印刷等された部分は可視光画像と赤外線画像の双方で濃部(高濃度の部分)として現れるが、赤外線を吸収しないインキで印刷等された部分は、可視光画像では濃部として現れ、赤外線画像では淡部(低濃度の部分)となる。そのため、正規の本人確認証で使用しているインキと赤外線吸収特性の異なるインキを用いて偽造、変造等を行ったケースなどを好適に検出することができる。また、複数の検査領域のそれぞれについて、使用インキ等に応じて前記の基準等を変えながら正否(検査領域が正規の本人確認証のものであるか否か)の判別を行うことで、真贋判定の精度が向上する。
【0010】
ここで、前記可視光画像における濃淡は、前記可視光画像の所定の色成分の濃淡、または、前記可視光画像の各画素の明るさの程度を示す濃淡であり、前記真贋判定手段は、前記可視光画像の色成分ごとの濃淡を示す画像、および、前記可視光画像の各画素の明るさの程度を濃淡として示す画像を分光画像として作成し、前記分光画像の画素の濃淡を前記判別に用いることも望ましい。この際、前記判別に用いる前記分光画像が、複数の前記検査領域の間で異なることも望ましい。
このように、印刷部分の色に応じた分光画像を各検査領域の正否の判別に用いることで、真贋判定の精度を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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