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公開番号2024024811
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-26
出願番号2022127715
出願日2022-08-10
発明の名称植物の殺菌用液体、植物の殺菌用液体の生成方法及び植物の殺菌方法
出願人兵庫県公立大学法人,株式会社大日製作所,兵庫県
代理人個人,個人
主分類A01N 25/04 20060101AFI20240216BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】適用方法や適用対象に制約がなく、植物の殺菌の用途に広く利用できる植物の殺菌用液体、植物の殺菌用液体の生成方法及び植物の殺菌方法を提供すること。
【解決手段】キャビテーション発生機構2により、水を流動させながら、水にキャビテーションを起こさせ、それによって発生する水蒸気を主成分とする気泡を含む水中で、殺菌力を有する金属からなる電極31間にパルス電圧を印加するようにしたプラズマ発生機構3により、プラズマを発生させることによって殺菌性を発揮するナノ粒子を含有する水を生成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
殺菌性を発揮するナノ粒子を含有する水からなることを特徴とする植物の殺菌用液体。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
キャビテーション発生機構により、水を流動させながら、水にキャビテーションを起こさせ、それによって発生する水蒸気を主成分とする気泡を含む水中で、殺菌力を有する金属からなる電極間にパルス電圧を印加するようにしたプラズマ発生機構により、プラズマを発生させることによって殺菌性を発揮するナノ粒子を含有する水を生成することを特徴とする植物の殺菌用液体の生成方法。
【請求項3】
殺菌性を発揮するナノ粒子を含有する水を用いて、植物の殺菌を行うことを特徴とする植物の殺菌方法。
【請求項4】
前記殺菌性を発揮するナノ粒子を含有する水を植物に散布し、ナノ粒子を植物に付着させることにより、植物の殺菌を行うことを特徴とする請求項3に記載の植物の殺菌方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、植物の殺菌用液体、植物の殺菌用液体の生成方法及び植物の殺菌方法に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、うどんこ病等の伝染性糸状菌病に対して、殺菌作用を発揮する各種農薬のほか、重曹や酢が、その予防や治療のために用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-41914号公報
特開2015-3297号公報
特開2017-176201号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、農薬等を使用する、上記従来の植物の殺菌方法は、適用方法や適用対象に制約があったり、殺菌効果が得にくいという問題があった。
【0005】
本発明は、上記従来の植物の殺菌方法とはまったく異なる手法で、適用方法や適用対象に制約がなく、植物の殺菌の用途に広く利用できる植物の殺菌用液体、植物の殺菌用液体の生成方法及び植物の殺菌方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の植物の殺菌用液体は、殺菌性を発揮するナノ粒子(ナノ粒子が凝集して二次粒子になっているものを含む。以下、本明細書において同じ。)を含有する水からなることを特徴とする。
【0007】
また、同じ目的を達成するため、本発明の植物の殺菌用液体の生成方法は、キャビテーション発生機構により、水を流動させながら、水にキャビテーションを起こさせ、それによって発生する水蒸気を主成分とする気泡を含む水中で、殺菌力を有する金属からなる電極間にパルス電圧を印加するようにしたプラズマ発生機構により、プラズマを発生させることによって殺菌性を発揮するナノ粒子を含有する水を生成することを特徴とする。
【0008】
また、同じ目的を達成するため、本発明の植物の殺菌方法は、殺菌性を発揮するナノ粒子を含有する水を用いて、植物の殺菌を行うことを特徴とする。
【0009】
この場合において、前記殺菌性を発揮するナノ粒子を含有する水を植物に散布し、ナノ粒子を植物に付着させることにより、植物の殺菌を行うことができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の植物の殺菌用液体、植物の殺菌用液体の生成方法及び植物の殺菌方法によれば、原料の水を処理することで生成することができる殺菌性を発揮するナノ粒子を含有する水を、植物に付着させることで、極めて微量の殺菌性を発揮するナノ粒子により植物の殺菌を行うことができることから、安心、安全なものであり、適用方法や適用対象に制約がなく、植物の殺菌の用途に広く利用することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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