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公開番号2024024769
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-26
出願番号2022127638
出願日2022-08-10
発明の名称ポリカーボネート樹脂およびそれからなる成形品
出願人帝人株式会社
代理人個人
主分類C08G 73/16 20060101AFI20240216BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】優れた光学特性および耐熱性を有し、かつ、硬度の高いポリカーボネート樹脂およびそれからなる成形品を提供する。
【解決手段】下記式(1)で表される構成単位を含む、ポリカーボネート樹脂。
【化1】
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024024769000021.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">48</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">95</com:WidthMeasure> </com:Image> (式中、R1は、置換されていてもよい脂環族基、または置換されていてもよい脂肪族基を示し、L1およびL2はそれぞれ独立に2価の連結基を示す。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(1)で表される構成単位を含む、ポリカーボネート樹脂。
JPEG
2024024769000017.jpg
48
95
(式中、R

は、置換されていてもよい脂環族基、または置換されていてもよい脂肪族基を示し、L

およびL

はそれぞれ独立に2価の連結基を示す。)
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記式(1)で表される構成単位が、前記ポリカーボネート樹脂を構成する全構成単位の5mol%~100mol%を占める、請求項1記載のポリカーボネート樹脂。
【請求項3】
前記式(1)において、R

がシクロヘキサン骨格を含む請求項1記載のポリカーボネート樹脂。
【請求項4】
前記式(1)で表される構成単位が、下記式(2)および下記式(3)で表される構成単位から選ばれる少なくとも一つの構成単位を有する請求項1記載のポリカーボネート樹脂。
JPEG
2024024769000018.jpg
41
94
(L

およびL

はそれぞれ独立に2価の連結基を示す。)
JPEG
2024024769000019.jpg
41
95
(L

およびL

はそれぞれ独立に2価の連結基を示す。)
【請求項5】
下記式(4)で表される構成単位をさらに含む請求項1記載のポリカーボネート樹脂。
JPEG
2024024769000020.jpg
48
95
(式(4)中、R

およびR

は、同一又は異なって、水素原子又は炭素原子数1~10の炭化水素基を表し、L

およびL

はそれぞれ独立に2価の連結基を示し、mおよびnはそれぞれ独立に0または1を示す。)
【請求項6】
ISO/TS 19278に準拠して測定された押し込み硬さが200~450(N/mm

)である請求項1記載のポリカーボネート樹脂。
【請求項7】
屈折率が1.450~1.650である請求項1記載のポリカーボネート樹脂。
【請求項8】
アッベ数が20~65である請求項1記載のポリカーボネート樹脂。
【請求項9】
ガラス転移温度が120~180℃である請求項1記載のポリカーボネート樹脂。
【請求項10】
比粘度が0.12~0.45である請求項1記載のポリカーボネート樹脂。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリカーボネート樹脂およびそれからなる成形品に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
ポリカーボネート樹脂は、透明性、耐衝撃性、耐熱性、寸法安定性に優れていることから、エンジニアリングプラスチックとして、電気・電子機器の筐体、自動車内装・外装部品、建材、家具、楽器、雑貨類などの幅広い分野で使用されている。さらに、無機ガラスと比較し、比重が低く軽量化が可能であり、生産性に優れているため、自動車等の窓用途に使用されている。
【0003】
近年では、環境負荷低減の動きから、光学用樹脂等のあらゆる分野で、脂肪族成分の多い樹脂が検討されており、スピログリコールや特許文献1に記載のジオールのようなスピロ環構造を有するポリカーボネートが提案されている。
【0004】
しかしながら、脂肪族成分の多い樹脂は芳香族系樹脂に比べ、一般にガラス転移温度が低く耐熱性の面で課題があるとともに、屈折率が低下するなどの光学特性にも課題がある。また、芳香族系樹脂と比較すると硬度が低下する。そこで、従来の脂肪族系樹脂と比べてガラス転移温度が高く耐熱性を持ちながら、高屈折率で高硬度を実現する脂肪族成分の多い樹脂の開発が望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2019/188114号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、優れた光学特性および耐熱性を有し、かつ、硬度の高いポリカーボネート樹脂およびそれからなる成形品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らはこの目的を達成せんとして鋭意研究を重ねた結果、特定の構造を有するポリカーボネート樹脂が前記課題を解決できることを見出し、本発明に到達した。すなわち、本発明は、以下の通りである。
【0008】
≪態様1≫
下記式(1)で表される構成単位を含む、ポリカーボネート樹脂。
JPEG
2024024769000001.jpg
48
95
(式中、R

は、置換されていてもよい脂環族基、または置換されていてもよい脂肪族基を示し、L

およびL

はそれぞれ独立に2価の連結基を示す。)
【0009】
≪態様2≫
前記式(1)で表される構成単位が、前記ポリカーボネート樹脂を構成する全構成単位の5mol%~100mol%を占める、態様1記載のポリカーボネート樹脂。
≪態様3≫
前記式(1)において、R

がシクロヘキサン骨格を含む態様1または2に記載のポリカーボネート樹脂。
≪態様4≫
前記式(1)で表される構成単位が、下記式(2)および下記式(3)で表される構成単位から選ばれる少なくとも一つの構成単位を有する態様1~3のいずれかに記載のポリカーボネート樹脂。
JPEG
2024024769000002.jpg
41
94
(L

およびL

はそれぞれ独立に2価の連結基を示す。)
JPEG
2024024769000003.jpg
41
95
(L

およびL

はそれぞれ独立に2価の連結基を示す。)
【0010】
≪態様5≫
下記式(4)で表される構成単位をさらに含む態様1~4のいずれかに記載のポリカーボネート樹脂。
JPEG
2024024769000004.jpg
48
95
(式(4)中、R

およびR

は、同一又は異なって、水素原子又は炭素原子数1~10の炭化水素基を表し、L

およびL

はそれぞれ独立に2価の連結基を示し、mおよびnはそれぞれ独立に0または1を示す。)
(【0011】以降は省略されています)

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