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公開番号2024024473
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-22
出願番号2022127319
出願日2022-08-09
発明の名称ノート類のリング開き体
出願人マルマン株式会社
代理人個人
主分類B42F 13/16 20060101AFI20240215BHJP(製本;アルバム;ファイル;特殊印刷物)
要約【課題】ノート類の表紙として使われ、必要に応じてノート類から取外してダブルリングを開環するリング開き体として使用できるようなものを得ようとする。
【解決手段】円環部4を形成したダブルリング3で綴られたノート類1の表紙5に、不連続切線によって取外しができる打抜き片7を形成する。上記表紙5から取外した打抜き片7を折畳んで、ノート類のダブルリングの円環部に差入れて拡開するための操作片とする。この操作片には、上記表紙から取外した打抜き片の一端を折曲げ、更にこれを折返した内方折曲げ部と、この内方折曲げ部の一端を更に折返した外方折曲げ部が設けられており、上記外方折曲げ部の先端部をダブルリングの一端部から円環部に差入れて他端側に向かって動かし、上記内方折曲げ部によって増した厚みにより円環部を押し拡げるようにする。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
円環部を形成したダブルリングで綴られたノート類を有し、該ノート類の表紙に、不連続切線によって取外しできる打抜き片を形成し、上記表紙から取外した打抜き片を折畳んでダブルリングの円環部に差入れて拡開する操作片としたノート類のリング開き体。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
上記操作片には、上記表紙から取外した打抜き片の一端を折曲げ、更にこれを折返した内方折曲げ部と、この内方折曲げ部の一端を更に折返した外方折曲げ部が設けられており、上記外方折曲げ部の先端部をダブルリングの一端部から円環部に差入れて他端側に向かって動かし、上記内方折曲げ部によって増した厚みにより円環部を押し拡げるようにする請求項1に記載のノート類のリング開き体。
【請求項3】
上記打抜き片には、打抜き片を上下に分けるような右側の切線と左側の第1折線を設け、上記第1折線と交叉し打抜き片を左と右に分ける第2折線と第3折線を設け、第2折線及び第3折線に並行し上記切線に交叉する第4折線及び第5折線を形成し、上記切線の右端部から第4折線に斜めに延びる第6折線を、同じく第5折線に斜めに延びる第7折線を形成しており、上記不連続切線を切り離した打抜き片の第1折線を山折りして、第2折線を谷折り、第4折線を山折り、第6折線を谷折りし、同様に第3折線を谷折り、第5折線を山折り、第7折線を谷折りして、折畳み状態を形成し、上記内方折曲げ部と外方折曲げ部を有する操作片を形成した請求項2に記載のノート類のリング開き体。
【請求項4】
上記第2折線、第3折線、第6折線及び第7折線には、折曲げを容易にするために、折線の中央部分に複数個の切目を設けている請求項3に記載のノート類のリング開き体。
【請求項5】
上記切線には、その中間部に容易に切り離せる連結部を設けている請求項3に記載のノート類のリング開き体。
【請求項6】
上記操作片には、上記表紙材料が折重ねられた4層積層部分と8層積層部分が形成されている請求項3に記載のノート類のリング開き体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ダブルリングによって綴られたノート類のリングを開いて、ノート類の用紙を取り外したり、リングを取り外したりするときに使用するノート類のリング開き体に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
ノート類をリングによって綴るものとしては、一本の線材をスパイラル状にしてノート類の綴孔に順次挿通したスパイラルリングと、スパイラルになっていないダブルリングによって綴るものが良く知られている。
この一般的にダブルリングと言われているものは、線材を一定の幅につづら折り状に屈曲し、これを両側縁の屈曲部から横幅方向に回曲するようにして円環部を形成し、この円環部をノート類の綴り孔に通して全体を綴るようにしたものである。(特許文献1)
【0003】
上記ダブルリングでは、向い合うようにして円環部(リング)を形成している両側縁の屈曲部の間を拡げることにより、円環部を開環状態にすることが可能である。
しかしながら、こうした開環作業は容易ではなく、線材が使用されていることもあって、怪我をする危険性もある。
こうしたことから、ダブルリングのリングを開環するための用具も提供されている(特許文献2)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4631225号公報
特許第5693663号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記したリングを開環するための用具は有効なものであるが、ノート類とは別体となっている。
そこで、ダブルリングで綴られたノート類と一体になっており、常時はノート類としての機能を果たし、必要に応じてノート類から取外して何時でもリングを開環することができるリング開き体として使用できるようなものを得ようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、円環部を形成したダブルリングで綴られたノート類を有し、このノート類の表紙に、不連続切線によって取外しができる打抜き片を形成するもので、上記表紙から取外した打抜き片を折畳んでノート類のダブルリングの円環部に差入れて拡開するための操作片としたノート類のリング開き体とするものである。
【0007】
また、上記した操作片には、上記表紙から取外した打抜き片の一端を折曲げ、更にこれを折返した内方折曲げ部と、この内方折曲げ部の一端を更に折返した外方折曲げ部が設けられており、上記外方折曲げ部の先端をダブルリングの一端部から円環部に差入れて他端側に向かって動かし、上記内方折曲げ部とによって増した厚みにより円環部を押し拡げるようにすることができるものである。
【0008】
さらに、上記打抜き片には、打抜き片を上下に分けるような右側の切線と左側の第1折線を設け、上記第1折線と交叉し打抜き片を左と右に分ける第2折線と第3折線を設け、第2折線及び第3折線に並行し上記切線に交叉する第4折線及び第5折線を形成し、上記切線の右端部から第4折線に斜めに延びる第6折線を、同じく第5折線に斜めに延びる第7折線を形成しており、上記不連続切線を切り離した打抜き片の第1折線を山折りして、第2折線を谷折り、第4折線を山折り、第6折線を谷折りし、同様に第3折線を谷折り、第5折線を山折り、第7折線を谷折りして、折畳み状態を形成して、上記内方折曲げ部と外方折曲げ部を有する操作片を形成してノート類のリング開き体とするものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、上記したようにダブルリングで綴られたノート類の表紙の部分に不連続切線によって取外し可能に打抜き片が形成されているので、ノート類のノート用紙を取外したり、リングを取除きたいときには何時でも、打ち抜き片を表紙から取外してこれを折畳むようにすれば、操作片を形成することができ、この操作片の一端部をダブルリングの円環部に差し入れてリングの他端側に移動させると円環部は押し拡げられるようになるので、容易にリングを開環することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施例を示し、ノートの表紙に打抜き片を設けた状態を示す平面図である。
図1に示す打抜き片を表紙から取外した状態を示す説明図である。
図2で取外した打抜き片を90度回転して折畳み状態を示す説明図である。
図3に示す折畳み状態が完成した操作片の斜視図である。
図4に示すものをダブルリングの一端部のリングに差入れ状態を示す説明図である。
図5に続いてダブルリングの他端部に向かって操作片を動かした状態を示す説明図である。
本発明の他の実施例を示す打抜き片を取外した状態の平面図である。
更に他の実施例を示す打抜き片を取外した状態の平面図である。
他の例を示す打抜き片を取外した状態の平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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