TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024024447
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-22
出願番号2022127275
出願日2022-08-09
発明の名称レンズ鏡筒
出願人株式会社シグマ
代理人
主分類G02B 7/02 20210101AFI20240215BHJP(光学)
要約【課題】シフト調芯とティルト調芯の調芯作業とレンズ間隔の調整作業とを両立させると共に配置を工夫することで調芯作業や調整作業における作業性が優れ、かつ製品外径の増大を抑えたレンズ鏡筒を提供すること
【解決手段】レンズを保持するレンズ保持部材と、前記レンズ保持部材を固定するベース部材と、前記レンズ保持部材と前記ベース部材との位置関係を調整する調整部材と、
を有するレンズ鏡筒であって、前記調整部材は、前記レンズの光軸と直交する方向に調整可能な第1調整部と、前記光軸に沿った方向に調整可能な第2調整部と、を有することを特徴とするレンズ鏡筒
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
レンズを保持するレンズ保持部材と、
前記レンズ保持部材を固定するベース部材と、
前記レンズ保持部材と前記ベース部材との位置関係を調整する調整部材と、
を有するレンズ鏡筒であって、
前記調整部材は、
前記レンズの光軸と直交する方向に調整可能な第1調整部と、
前記光軸に沿った方向に調整可能な第2調整部と、
を有することを特徴とするレンズ鏡筒
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記第1調整部は偏芯コロであり、
前記第2調整部は調整ワッシャーであることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒
【請求項3】
前記調整部材は、
前記ベース部材の外周上に少なくとも3箇所設けられていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒
【請求項4】
前記第1調整部と前記第2調整部を調整する際、前記光軸と直交する方向から治具が挿入可能であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレンズ鏡筒
【請求項5】
前記ベース部材は、
前記偏芯コロが挿通される嵌合部を有し、
前記嵌合部は前記偏芯コロの偏芯量と前記調整ワッシャー量とを合わせた長孔形状であることを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のレンズから構成されるレンズ鏡筒について、光学性能を調整する調芯機構を有するレンズ鏡筒に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、撮像装置は高性能化、小型化が要求されている。一例として、撮像装置にはより高解像な画像が得られる撮像素子が採用されるようになった。その結果、このような撮像素子と組み合わせて用いられるレンズ鏡筒に要求される光学性能も撮像素子の性能に併せて高くなってきている。
【0003】
レンズ鏡筒は、1枚乃至複数枚のレンズからなるレンズ鏡室を複数有している。このようなレンズ鏡筒を組み立てるに際して、レンズ鏡室をレンズ鏡筒へ組み付けるだけでは、組み上がったレンズ鏡筒は、設計値通りの光学性能を得ることができない。なぜなら、レンズ鏡室などレンズ鏡筒を構成する各部材の製造時に誤差が生じることにより、各レンズ鏡室間の位置関係にずれが生じ、結果として解像に悪影響が及んでいる。
【0004】
そこで、レンズ鏡筒の製造工程には、レンズ鏡筒の製造上の誤差による光学性能の低下を抑制するための調整工程が設けられている。
【0005】
調整工程では、MTF測定器にレンズ鏡筒を取り付け、レンズを介した結像を観察しながらレンズ鏡筒内に保持されるレンズ鏡室の位置を調整し、レンズ性能を発揮するのに最適なレンズ鏡室の位置となったところで、レンズ鏡筒とレンズ鏡室の係合部に接着剤などを塗布などして固定する。
【0006】
特許文献1には、レンズを光軸に垂直な面上を移動させるシフト調芯と光軸に垂直な面を物体側又は像側へ移動させるティルト調芯させるレンズ鏡筒が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許4817876号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1に記載のレンズ鏡筒は、シフト調芯とティルト調芯と共にレンズ群又はレンズ群内でのレンズ間隔を調整するレンズ間隔調整を行うことが出来ないという課題を有する。
【0009】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、シフト調芯とティルト調芯の調芯作業とレンズ間隔の調整作業とを両立させると共に配置を工夫することで調芯作業や調整作業における作業性が優れ、かつ製品外径の増大を抑えたレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するための手段である第1の発明は、レンズを保持するレンズ保持部材と、前記レンズ保持部材を固定するベース部材と、前記レンズ保持部材と前記ベース部材との位置関係を調整する調整部材と、を有するレンズ鏡筒であって、前記調整部材は、前記レンズの光軸と直交する方向に調整可能な第1調整部と、前記光軸に沿った方向に調整可能な第2調整部と、を有することを特徴とするレンズ鏡筒
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

アイカ工業株式会社
光学積層体
1日前
国立大学法人徳島大学
ナノ結晶構造体基板
2日前
株式会社サンリーブ
メガネフレーム
1日前
個人
光コネクタソケット
1日前
株式会社タムロン
光学系及び撮像装置
3日前
株式会社アイゾーンジャパン
ドライブサングラス
4日前
大日本印刷株式会社
光学素子、導光板
8日前
キヤノン株式会社
ズームレンズおよび撮像装置
2日前
住友電気工業株式会社
光ファイバケーブル
1日前
キヤノン株式会社
ズームレンズおよび撮像装置
1日前
株式会社コシナ
光学レンズ系
3日前
キヤノン株式会社
光走査装置及びその制御方法、並びに、プログラム
8日前
株式会社リコー
光走査装置及び画像形成装置
9日前
キヤノン株式会社
ステレオ光学系およびそれを有する撮像装置
1日前
住友ベークライト株式会社
光導波路および光導波路の製造方法
1日前
コニカミノルタ株式会社
撮像光学系及び撮像装置
9日前
キヤノン株式会社
光学系及びそれを備える撮像装置
8日前
キヤノン株式会社
結像光学系、画像投射装置及び撮像装置
3日前
日本特殊陶業株式会社
波長変換部材、波長変換装置、および、光源装置
1日前
日本特殊陶業株式会社
波長変換部材、波長変換装置、および、光源装置
1日前
国立研究開発法人産業技術総合研究所
2次元走査型MEMSミラー
8日前
京セラ株式会社
空中像表示装置
2日前
ブラザー工業株式会社
レンズ、光源装置、金型、および、金型の製造方法
3日前
日東電工株式会社
反射防止フィルム及び画像表示装置
3日前
日東電工株式会社
反射防止フィルム及び画像表示装置
3日前
株式会社半導体エネルギー研究所
表示装置
10日前
株式会社半導体エネルギー研究所
表示装置
1日前
京セラSOC株式会社
レンズマウント装置及びレンズアセンブリ
2日前
株式会社タムロン
ズームレンズ及び撮像装置
8日前
株式会社半導体エネルギー研究所
液晶表示装置
1日前
株式会社半導体エネルギー研究所
液晶表示装置
1日前
キヤノン株式会社
投影光学系、露光装置、および物品の製造方法
8日前
大日本印刷株式会社
調光装置
1日前
マクセル株式会社
撮像レンズ系及び撮像装置
1日前
AGC株式会社
光学フィルタ
8日前
AGC株式会社
光学フィルタ
8日前
続きを見る