TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024024298
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-22
出願番号2022127052
出願日2022-08-09
発明の名称ズームレンズおよび撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 15/20 20060101AFI20240215BHJP(光学)
要約【課題】例えば、広角、小型、高い光学性能の点で有利なズームレンズを提供する。
【解決手段】物体側から像側へ順に、ズーミングのためには移動しない正の屈折力の第1レンズ群(L1)と、ズーミングのために移動する少なくとも2つの負の屈折力のレンズ群(L2、L3)を含む中間群と、ズーミングのためには移動しない正の屈折力の最終レンズ群(L5)と、を有するズームレンズ(1a)であって、最終レンズ群は、最大レンズ間隔を隔てて配置された前部分群(FR)と後部分群(RR)とを有し、前部分群における最も像側の面から後部分群における最も物体側の面までの光軸上の距離L、最終レンズ群における最も物体側の面から最も像側の面までの光軸上の距離Lr、無限遠合焦かつ広角端において無限遠から軸上光束が入射する場合の後部分群の横倍率βp、後部分群を構成する正レンズ(Lp)のアッベ数νpは、所定の条件式を満足する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側から像側へ順に、ズーミングのためには移動しない正の屈折力の第1レンズ群と、ズーミングのために移動する少なくとも2つの負の屈折力のレンズ群を含む中間群と、ズーミングのためには移動しない正の屈折力の最終レンズ群とを有するズームレンズであって、
前記最終レンズ群は、該最終レンズ群における最大レンズ間隔を隔てて配置された前部分群と後部分群とを有し、
前記前部分群における最も像側の面から前記後部分群における最も物体側の面までの光軸上の距離をL、前記最終レンズ群における最も物体側の面から最も像側の面までの光軸上の距離をLr、無限遠合焦かつ広角端において無限遠から軸上光束が入射する場合の前記後部分群の横倍率をβpとして、
0.30<L/Lr<0.60
0.15<βp<0.50
なる条件式を満足し、
前記後部分群は、前記後部分群を構成する正レンズのアッベ数をνpとして、
62<νp<110
なる条件式を満足する少なくとも3つの正レンズを有し、
15<νp<25
なる条件式を満足する少なくとも1つの正レンズを有することを特徴とするズームレンズ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記後部分群の焦点距離をfp、前記後部分群を構成する前記正レンズのうち最も屈折力の小さいレンズの焦点距離をfLpminとして、
0.30<fLpmin/fp<1.00
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項3】
前記後部分群における正レンズの中で最も物体側の正レンズのアッベ数、異常分散比をそれぞれνp1、θp1として、
65<νp1<110
0.532<θp
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項4】
前記後部分群において最も広いレンズ間隔をLaとして、
0.00<La/Lr<0.10
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項5】
前記後部分群の焦点距離をfp、前記後部分群を構成するレンズの面の曲率半径のうち最も小さい曲率半径をRminとして、
0.10<|Rmin/fp|<0.40
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項6】
前記後部分群は、物体側から像側へ順に、正レンズと、第1接合レンズと、第2接合レンズとを有することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項7】
前記第1接合レンズにおける最も像側の面の曲率半径をr1、前記第2接合レンズにおける最も物体側の面の曲率半径をr2として、
0.4<r1/r2<25.0
なる条件式を満足することを特徴とする請求項6に記載のズームレンズ。
【請求項8】
前記第1接合レンズと前記第2接合レンズとの間隔をLcとして、
0.00<Lc/Lr<0.07
なる条件式を満足することを特徴とする請求項6に記載のズームレンズ。
【請求項9】
前記後部分群を構成する全ての負レンズの平均屈折率をNnaveとして、
1.80<Nnave
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項10】
前記前部分群は、少なくとも1つの正レンズと、少なくとも1つの負レンズとを有することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ズームレンズおよび撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、広画角、高ズーム比のズームレンズとして、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群と、変倍用の負の屈折力の第2レンズ群とを有するポジティブリード型のズームレンズが知られている。特許文献1、2には、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、正の屈折力の最終レンズ群とを有するズームレンズが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-186179号公報
特開2010-217735号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されているズームレンズは、広角端での倍率色収差の補正のために、広角の点で不利である。特許文献2に開示されているズームレンズは、最終レンズ群の後群への入射光束が概ねアフォーカルとなっているため、後群の小型の点で不利である。
【0005】
本発明は、例えば、広角、小型、高い光学性能の点で有利なズームレンズを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としてのズームレンズは、物体側から像側へ順に、ズーミングのためには移動しない正の屈折力の第1レンズ群と、ズーミングのために移動する少なくとも2つの負の屈折力のレンズ群を含む中間群と、ズーミングのためには移動しない正の屈折力の最終レンズ群とを有するズームレンズであって、前記最終レンズ群は、該最終レンズ群における最大レンズ間隔を隔てて配置された前部分群と後部分群とを有し、前記前部分群における最も像側の面から前記後部分群における最も物体側の面までの光軸上の距離をL、前記最終レンズ群における最も物体側の面から最も像側の面までの光軸上の距離をLr、無限遠合焦かつ広角端において無限遠から軸上光束が入射する場合の前記後部分群の横倍率をβpとして、
0.30<L/Lr<0.60
0.15<βp<0.50
なる条件式を満足し、
前記後部分群は、前記後部分群を構成する正レンズのアッベ数をνpとして、
62<νp<110
なる条件式を満足する少なくとも3つの正レンズを有し、
15<νp<25
なる条件式を満足する少なくとも1つの正レンズを有する。
【0007】
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、例えば、広角、小型、高い光学性能の点で有利なズームレンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1におけるズームレンズの断面図である。
実施例1におけるズームレンズの収差図である。
実施例2におけるズームレンズの断面図である。
実施例2におけるズームレンズの収差図である。
実施例3におけるズームレンズの断面図である。
実施例3におけるズームレンズの収差図である。
実施例4におけるズームレンズの断面図である。
実施例4におけるズームレンズの収差図である。
実施例5におけるズームレンズの断面図である。
実施例5におけるズームレンズの収差図である。
実施例6におけるズームレンズの断面図である。
実施例6におけるズームレンズの収差図である。
実施例1におけるズームレンズにエクステンダ群を挿入した状態を示す断面図である。
実施例1におけるズームレンズにエクステンダ群を挿入した状態での収差図である。
各実施例におけるズームレンズを備えた撮像装置の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許