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公開番号2024024227
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-22
出願番号2022126900
出願日2022-08-09
発明の名称調光体
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類G02F 1/1333 20060101AFI20240215BHJP(光学)
要約【課題】透明支持体からの調光シートの剥離を抑えることを可能とした調光体を提供する。
【解決手段】調光体は、調光シート11と、調光シート11を支持する透明支持体12と、調光シート11と透明支持体12との間に位置し、調光シート11を透明支持体12に貼り付ける接着層13と、を備える。透明支持体12は、調光シート11が貼り付けられ内周面12S1を備え、内周面12S1は曲面状を有する。調光体は、調光シート11の外周部11Dを内周面12S1に固定する固定部14を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
調光シートと、
前記調光シートを支持する透明支持体と、
前記調光シートと前記透明支持体との間に位置し、前記調光シートを前記透明支持体に貼り付ける接着層と、を備える調光体であって、
前記透明支持体は、前記調光シートが貼り付けられる第1面を備え、
前記第1面は曲面状を有し、
前記調光シートの外周部を前記第1面に固定する固定部を備える
調光体。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記接着層は、自己粘着によって前記調光シートを前記透明支持体に貼り付ける
請求項1に記載の調光体。
【請求項3】
前記調光シートの端面を封止する封止部をさらに備え、
前記固定部は、前記封止部を覆う
請求項1または2に記載の調光体。
【請求項4】
前記透明支持体は、半円筒状を有し、
前記透明支持体は、第1半円筒面と、前記第1半円筒面に対向する第2半円筒面とを含み、
前記第1半円筒面の曲率半径が、前記第2半円筒面の曲率半径よりも小さく、
前記第1半円筒面が、前記調光シートが貼り付けられる前記第1面である
請求項1または2に記載の調光体。
【請求項5】
前記透明支持体は、半円筒状を有し、
前記透明支持体は、第1半円筒面と、前記第1半円筒面に対向する第2半円筒面とを含み、
前記第1半円筒面の曲率半径が、前記第2半円筒面の曲率半径よりも小さく、
前記第2半円筒面が、前記調光シートが貼り付けられる前記第1面である
請求項1または2に記載の調光体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、調光体に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
調光シートの一例は、一対の透明導電膜と、透明導電膜間に位置する液晶層とを備えている。液晶層は、高分子分散型液晶またはポリマーネットワーク液晶である。一対の透明電極間に印加される電圧の大きさに応じて、調光シートは2以上のヘイズ値を有することが可能である(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-187775号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、調光シートが貼り付けられる対象は、屋内に設置されたパーティション、住宅の窓、店舗のエントランスやショーケースなどが有する板部材などの透明支持体である。透明支持体の意匠性を高める目的で調光シートが用いられる場合には、透明支持体自体の意匠性を高めるために、透明支持体が曲面状を有する場合がある。曲面状を有した透明支持体に調光シートを貼り付けた場合には、調光シートが有する剛性によって調光シートが平面状に戻ろうとするから、透明支持体から調光シートが剥がれやすい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための調光体は、調光シートと、前記調光シートを支持する透明支持体と、前記調光シートと前記透明支持体との間に位置し、前記調光シートを前記透明支持体に貼り付ける接着層と、を備える。前記透明支持体は、前記調光シートが貼り付けられる第1面を備え、前記第1面は曲面状を有する。前記調光シートの外周部を前記第1面に固定する固定部を備える。
【0006】
上記調光体によれば、調光シートの外周部が固定部によって透明支持体の第1面に固定されるから、固定部が調光シートを透明支持体に向けて押さえつける力によって、調光シートの反発力を小さくすることが可能である。これによって、調光シートが透明支持体の第1面から剥がれることが抑えられる。
【0007】
上記調光体において、前記接着層は、自己粘着によって前記調光シートを前記透明支持体に貼り付けてもよい。この調光体によれば、接着層が自己粘着による接着力しか有しないから、調光体が固定部を有することの実効性が高まる。
【0008】
上記調光体において、前記調光シートの端面を封止する封止部をさらに備え、前記固定部は、前記封止部を覆ってもよい。この調光体によれば、調光シートの端面が封止部で封止され、封止部を含む調光シートの外周部が固定部によってさらに覆われるから、調光シートの封止性がさらに高められる。この調光体によれば、調光シートのうち、第1半円筒面の頂部に対向する部位が、第1半円筒面から剥がれることが抑えられる。
【0009】
上記調光体において、前記透明支持体は、半円筒状を有し、前記透明支持体は、第1半円筒面と、前記第1半円筒面に対向する第2半円筒面とを含み、前記第1半円筒面の曲率半径が、前記第2半円筒面の曲率半径よりも大きく、前記第1半円筒面が、前記調光シートが貼り付けられる前記第1面であってもよい。この調光体によれば、調光シートのうち、第1半円筒面の頂部に対向する部位が、第1半円筒面から剥がれることが抑えられる。
【0010】
上記調光体において、前記透明支持体は、半円筒状を有し、前記透明支持体は、第1半円筒面と、前記第1半円筒面に対向する第2半円筒面とを含み、前記第1半円筒面の曲率半径が、前記第2半円筒面の曲率半径よりも大きく、前記第2半円筒面が、前記調光シートが貼り付けられる前記第1面であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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