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公開番号
2024022970
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-02-21
出願番号
2022126445
出願日
2022-08-08
発明の名称
プロテクタ
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02G
3/04 20060101AFI20240214BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】プロテクタ本体を受け治具に載置した際に、プロテクタ本体の成型時等に発生し得る側壁部の倒れ込みを矯正することができるプロテクタを提供する。
【解決手段】プロテクタ10は、収容部20を有するプロテクタ本体12を備え、収容部20は、底壁部21と、一対の側壁部22,23とを有する断面U字状に形成される。一対の側壁部22,23の少なくとも一方には、側壁部22,23の収容部20側への倒れ込みを矯正して側壁部22,23を収容部20側とは反対側に起こすべく、治具ピン92,93が挿入されるピン受け部30,40が配置される。ピン受け部30,40は、側壁部22,23における収容部20に臨む一方面(内側面22a,23a)とは反対側の他方面(外側面22b,23b)に配置される。また、ピン受け部30,40は、少なくとも一部が挿入方向に対する側壁部22,23の長さの2分の1よりも第2方向側の位置に配置される。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
ワイヤーハーネスを収容する収容部を有するプロテクタ本体を備え、
前記収容部は、底壁部と、一対の側壁部とを有する断面U字状に形成され、
一対の前記側壁部の少なくとも一方には、前記側壁部の前記収容部側への倒れ込みを矯正して前記側壁部を前記収容部側とは反対側に起こすべく、治具ピンが挿入方向の第1方向側から第2方向側に向かって挿入されるピン受け部が配置され、
前記ピン受け部は、前記側壁部における前記収容部に臨む一方面とは反対側の他方面に配置され、且つ、少なくとも一部が前記挿入方向に対する前記側壁部の長さの2分の1よりも前記第2方向側の位置に配置される、
プロテクタ。
続きを表示(約 130 文字)
【請求項2】
前記ピン受け部は、一対の前記側壁部の両方にそれぞれ設けられる、請求項1に記載のプロテクタ。
【請求項3】
前記ピン受け部は、少なくとも前記挿入方向の第1方向側に開口を有する筒状に形成される、請求項1又は2に記載のプロテクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プロテクタに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車等の車両の内部には、複数本の電線類を束ねたワイヤーハーネスが多数配索され、それらワイヤーハーネスには、電線類を保護するプロテクタを装着することがある。プロテクタは、ワイヤーハーネスを収容する収容部を有するプロテクタ本体と、プロテクタ本体の上部に被せられるカバーとを備える(特許文献1参照)。また、ワイヤーハーネスをプロテクタ本体の収容部に収容する際には、プロテクタ本体を受け治具により支持した状態で作業を行うことがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-254605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プロテクタ本体を合成樹脂で成型すると、成型後の温度低下による収縮によって収容部を構成する一対の側壁部が収容部側に反って倒れ込み、電線配索の間口(一対の側壁部の間隔)が狭くなることがあり、ワイヤーハーネスを配索する作業が行い難くなる。
【0005】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、プロテクタ本体を受け治具に載置した際に、プロテクタ本体の成型時等に発生し得る側壁部の倒れ込みを矯正することができるプロテクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係るプロテクタは、ワイヤーハーネスを収容する収容部を有するプロテクタ本体を備え、収容部は、底壁部と、一対の側壁部とを有する断面U字状に形成され、一対の側壁部の少なくとも一方には、側壁部の収容部側への倒れ込みを矯正して側壁部を収容部側とは反対側に起こすべく、治具ピンが挿入方向の第1方向側から第2方向側に向かって挿入されるピン受け部が配置され、ピン受け部は、側壁部における収容部に臨む一方面とは反対側の他方面に配置され、且つ、少なくとも一部が挿入方向に対する側壁部の長さの2分の1よりも第2方向側の位置に配置される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、プロテクタ本体を受け治具に載置した際に、プロテクタ本体の成型時等に発生し得る側壁部の倒れ込みを矯正することができるプロテクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係るプロテクタの一例を示す斜視図である。
本実施形態に係るプロテクタの分解斜視図である。
受け治具に載置する前の状態を示すプロテクタ本体の斜視図である。
受け治具に載置された状態を示すプロテクタ本体の斜視図である。
受け治具に載置する前の状態を示すプロテクタ本体の要部の斜視図である。
受け治具に載置された状態を示すプロテクタ本体の要部の斜視図である。
プロテクタ本体の平面図である。
受け治具に載置された状態における図7のA-A線による断面に相当するプロテクタ本体の断面図である。
受け治具に載置された状態における図7のB-B線による断面に相当するプロテクタ本体の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本実施形態に係るプロテクタについて詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
【0010】
図1は、一実施形態に係るプロテクタ10を示す斜視図であり、図2は、一実施形態に係るプロテクタ10の分解斜視図である。すなわち、図2には、カバー13と、カバー13を被せて装着する前の状態であるプロテクタ本体12とが示される。
(【0011】以降は省略されています)
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