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公開番号2024022514
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-16
出願番号2023122437
出願日2023-07-27
発明の名称炭酸リチウム粉末
出願人住友金属鉱山株式会社
代理人個人,個人
主分類C01D 15/08 20060101AFI20240208BHJP(無機化学)
要約【課題】高い供給性により粉体材料の製造における生産性を向上させることが可能な炭酸リチウム粉末を提供する。
【解決手段】レーザー回折散乱粒度分布測定による、体積基準の90%積算粒径であるD90が9μm以上であり、比表面積が1.0m2/g超であり、圧縮率が50%未満である、炭酸リチウム粉末。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
レーザー回折散乱粒度分布測定による、体積基準の90%積算粒径であるD90が9μm以上であり、比表面積が1.0m

/g超であり、圧縮率が50%未満である、炭酸リチウム粉末。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
レーザー回折散乱粒度分布測定による、体積基準の50%積算粒径であるD50が3μm以上9μm未満である、請求項1に記載の炭酸リチウム粉末。
【請求項3】
レーザー回折散乱粒度分布測定による、体積基準の10%積算粒径であるD10が1μm以上3μm未満である、請求項1または請求項2に記載の炭酸リチウム粉末。
【請求項4】
カールフィッシャー法による120℃における水分率が0.5質量%以下である、請求項1または請求項2に記載の炭酸リチウム粉末。
【請求項5】
前記炭酸リチウム粉末は、リチウム金属複合酸化物の原料粉末である、請求項1または請求項2に記載の炭酸リチウム粉末。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、炭酸リチウム粉末に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
炭酸リチウム粉末は、工業原料として様々な分野に用いられている。炭酸リチウム粉末は、セラミックスなどの粉体材料の原料粉末として用いられている。例えば、携帯電話やノート型パソコンなどの電源として用いられるリチウムイオン二次電池において、炭酸リチウムと金属複合化合物から製造されるリチウム金属複合酸化物が、正極材料として用いられている。
【0003】
特許文献1には、重量平均粒径が1~20μm及び比表面積が2~200m

/gであるオキシ水酸化コバルト粉末と、重量平均粒径が1~50μm及び比表面積が0.1~10m

/gである炭酸リチウム粉末とを混合し、該混合物を酸素含有雰囲気で焼成してなる、リチウム二次電池用六方晶系リチウムコバルト複合酸化物の製造方法が開示されている。
【0004】
特許文献2には、NiおよびCoのいずれか一方または両方と、Mnと、Liとを含み、Liのモル量がNi、CoおよびMnの総モル量に対して1.2倍超である複合酸化物(I)を含むリチウムイオン二次電池用正極活物質の製造方法であって、水を分散媒としてレーザー回折・散乱式粒度分布測定装置で測定される体積基準のD50径が3~15μmであり、D90径が40μm未満であり、NiおよびCoのいずれか一方または両方とMnとを含む炭酸化合物と、2-プロパノールを分散媒としてレーザー回折・散乱式粒度分布測定装置で測定される体積基準のD50径が3~15μmであり、D90径が40μm未満である炭酸リチウムとの混合物を、焼成するリチウムイオン二次電池用正極活物質の製造方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-002661号公報
特開2015-135800号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1で得られる六方晶系リチウムコバルト複合酸化物は、リチウム二次電池用の正極活物質に用いることにより、広い電圧範囲での使用を可能とし、重量容量密度、体積容量密度などの大きな電気容量、優れた高温での貯蔵安定性、充放電サイクル耐久性及び安全性などの特性が得られるとされている。
【0007】
特許文献2では、リチウムイオン二次電池の初期の放電容量および初期の充放電効率を向上できる正極活物質を製造できるとされている。
【0008】
近年、リチウムイオン二次電池を大型二次電池に用いようという動きも盛んであり、中でもハイブリッド自動車用や電気自動車用の電源としての期待が大きい。自動車用の電源として用いる場合、高容量かつ高出力であるという性能面も重要である一方で、コストを低減したリチウムイオン二次電池が望まれている。
【0009】
粉体材料の工業的な生産においては、原料供給設備によって原料供給を自動化することが多いが、その際、原料粉末の流動性が低いと、原料供給設備における供給速度が低下して生産性が低下する。さらに原料詰まりが発生すると稼働を停止させるトラブルの原因となる。
【0010】
そこで上記従来技術が有する問題に鑑み、本発明の一側面では、高い供給性により粉体材料の製造における生産性を向上させることが可能な炭酸リチウム粉末を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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