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公開番号2024022462
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-16
出願番号2023052673
出願日2023-03-29
発明の名称肌状態推定方法
出願人花王株式会社
代理人個人
主分類G06T 7/00 20170101AFI20240208BHJP(計算;計数)
要約【課題】所定画像サイズで所定矩形形状の入力顔画像からその入力顔画像に写り込む人顔の肌状態を推定する学習済みモデルの推定精度を向上させる技術を提供する。
【解決手段】肌状態推定方法では、所定画像サイズで所定矩形形状の入力顔画像からその入力顔画像に写り込む人顔の肌状態を推定する学習済みモデルを利用可能な一以上のプロセッサが、対象者の顔画像を取得する工程と、取得された顔画像に写り込む人顔の顔領域における複数箇所の位置座標を特定する工程と、特定された複数箇所の位置座標の一部又は全部を座標変換して当該顔領域が所定画像サイズ及び所定矩形形状となるように、当該顔画像を変換する工程と、変換された顔画像を学習済みモデルに入力して対象者の顔の肌状態情報を取得する工程とを実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
入力顔画像からその入力顔画像に写り込む人顔の肌状態を出力するように学習が施された推定モデルを用いた、肌状態推定方法であって、
一以上のプロセッサが、
対象者の顔画像を取得する画像取得工程と、
前記推定モデルにおける入力規則に合わせるべく前記取得された顔画像に写り込む人顔の顔領域の輪郭上の複数点が画像外縁に位置するようにその顔画像を変換して変換後顔画像を得る変換工程と、
前記変換後顔画像が前記入力顔画像として入力されることで前記推定モデルから出力される前記対象者の顔の肌状態情報を取得する情報取得工程と、
を実行する肌状態推定方法。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記変換後顔画像では、前記取得された顔画像に写り込む人顔の顔領域内の所定局所部位領域が除かれており又は縮小されており、
前記変換工程では、前記顔領域内において前記所定局所部位領域を取り囲む複数の外周点のうち前記所定局所部位領域を介して相互に対向する外周点の位置を一致させて、前記顔領域内の前記所定局所部位領域を除く又は縮小する、
請求項1に記載の肌状態推定方法。
【請求項3】
前記所定局所部位領域は、目領域、眉毛領域及び唇領域を含む、
請求項2に記載の肌状態推定方法。
【請求項4】
前記一以上のプロセッサが、
前記取得された顔画像に写り込む前記人顔の顔領域における所定の複数箇所の位置座標を特定する位置特定工程を更に実行し、
前記変換工程では、前記特定された所定の複数箇所の位置座標の一部又は全部を座標変換して前記推定モデルの前記入力規則に合うように、前記取得された顔画像を変換する、
請求項2又は3に記載の肌状態推定方法。
【請求項5】
前記入力顔画像は所定矩形形状を有しており、
前記所定の複数箇所の位置座標は、前記顔領域の輪郭上の複数点、前記顔領域の鼻頂点及び前記顔領域の他の複数点の位置座標を更に含み、
前記変換工程では、前記顔領域の輪郭上の前記複数点に含まれる4つの第一輪郭点の各々が前記所定矩形形状の頂点にそれぞれ配置され、前記鼻頂点が前記所定矩形形状の中心に配置され、前記顔領域の輪郭上の他の点が前記所定矩形形状の辺上に配置され、前記顔領域の輪郭上の前記複数点及び前記鼻頂点の移動に対応して前記顔領域の前記他の複数点が移動するように、前記座標変換を行う、
請求項4に記載の肌状態推定方法。
【請求項6】
前記顔領域の前記他の複数点は、前記所定局所部位領域よりも前記顔領域の輪郭の近くに位置する4つの第三輪郭点及び該4つの第三輪郭点よりも更に前記顔領域の輪郭の近くに位置する4つの第二輪郭点を含み、
前記変換工程では、前記4つの第二輪郭点及び前記4つの第三輪郭点が前記4つの第一輪郭点と前記鼻頂点とを結ぶ対角線上にそれぞれ配置され、かつ前記第一輪郭点の前記鼻頂点からの距離と前記第二輪郭点の前記鼻頂点からの距離との差が、前記第二輪郭点の前記鼻頂点からの距離と前記第三輪郭点の前記鼻頂点からの距離との差よりも小さくなるように前記座標変換を行う、
請求項5に記載の肌状態推定方法。
【請求項7】
前記推定モデルは、肌状態の複数項目を推定可能であり、
前記推定モデルの前記入力規則は複数設けられており、
前記変換工程では、前記複数項目に対応する相互に異なる複数の前記入力規則の中の推定対象項目に対応する入力規則に対応するように前記取得された顔画像を変換することで、推定対象項目に対応する変換後顔画像を取得し、
前記情報取得工程では、前記変換後顔画像を前記推定モデルに入力して前記推定対象項目に関する前記対象者の肌状態情報を取得する、
請求項1から6のいずれか一項に記載の肌状態推定方法。
【請求項8】
入力顔画像からその入力顔画像に写り込む人顔の肌状態を出力するように学習が施された推定モデルと、
対象者の顔画像を取得する画像取得手段と、
前記推定モデルにおける入力規則に合わせるべく前記取得された顔画像に写り込む人顔の顔領域の輪郭上の複数点が画像外縁に位置するようにその顔画像を変換して変換後顔画像を得る変換手段と、
前記変換後顔画像を前記入力顔画像として前記推定モデルへ入力し、前記推定モデルから出力される前記対象者の顔の肌状態情報を取得する情報取得手段と、
前記取得された肌状態情報を提示するための画像情報を生成する肌状態出力手段と、
前記画像情報を表示する情報表示手段と、
を備える肌状態推定システム。
【請求項9】
前記変換後顔画像では、前記取得された顔画像に写り込む人顔の顔領域内の所定局所部位領域が除かれており又は縮小されており、
前記変換手段は、前記顔領域内において前記所定局所部位領域を取り囲む複数の外周点のうち前記所定局所部位領域を介して相互に対向する外周点の位置を一致させて、前記顔領域内の前記所定局所部位領域を除く又は縮小する、
請求項8に記載の肌状態推定システム。
【請求項10】
前記所定局所部位領域は、目領域、眉毛領域及び唇領域を含む、
請求項9に記載の肌状態推定システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、学習が施された推定モデルを用いて入力顔画像からその入力顔画像に写り込む人顔の肌状態を推定する技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、人の画像内の顔の巨視的特徴をマスキングした後に畳み込みニューラルネットワークを用いて画像を解析することで人の見掛け肌年齢を判定し、判定された見掛け肌年齢をユーザに視認可能な表示デバイス上に表示させるシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018/222808号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記システムのように学習済みの推定モデルを用いて顔画像に写り込む人顔の肌状態を推定する既存手法では、当該推定モデルへ入力される顔画像は予め決められた画像サイズ及び矩形形状に正規化され、入力された顔画像が解析される。一方で、推定モデルに入力される顔画像には、顔領域に加えて、背景や頭髪等の顔以外の領域が含まれる。
【0005】
このため、推定モデルは、その学習過程において、顔領域の肌状態に加えて肌らしくない領域は使わないということも習得する必要があり、そのように習得された知識リソースを保持する必要がある。
しかしながら、推定モデルにとって人顔の肌状態を推定するのに顔以外の領域に関する計算や情報は無駄といえる。また、顔画像の正規化にあたり顔以外の領域が含まれた状態で画像サイズの圧縮が行われると、顔領域の解像度が低下することから、学習モデルの推定精度も低下する可能性がある。
【0006】
本発明は、上述のような観点を考慮して、入力顔画像からその入力顔画像に写り込む人顔の肌状態を推定する推定モデルの推定精度を向上させる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、入力顔画像からその入力顔画像に写り込む人顔の肌状態を出力するように学習が施された推定モデルを用いた、肌状態推定方法であって、一以上のプロセッサが、対象者の顔画像を取得する画像取得工程と、前記推定モデルにおける入力規則に合わせるべく前記取得された顔画像に写り込む人顔の顔領域の輪郭上の複数点が画像外縁に位置するようにその顔画像を変換して変換後顔画像を得る変換工程と、前記変換後顔画像が前記入力顔画像として入力されることで前記推定モデルから出力される前記対象者の顔の肌状態情報を取得する情報取得工程とを実行する肌状態推定方法が提供される。
【0008】
また、本発明によれば、入力顔画像からその入力顔画像に写り込む人顔の肌状態を出力するように学習が施された推定モデルと、対象者の顔画像を取得する画像取得手段と、前記推定モデルにおける入力規則に合わせるべく前記取得された顔画像に写り込む人顔の顔領域の輪郭上の複数点が画像外縁に位置するようにその顔画像を変換して変換後顔画像を得る変換手段と、前記変換後顔画像を前記入力顔画像として前記推定モデルへ入力し、前記推定モデルから出力される前記対象者の顔の肌状態情報を取得する情報取得手段と、前記取得された肌状態情報を提示するための画像情報を生成する肌状態出力手段と、前記画像情報を表示する情報表示手段とを備える肌状態推定システムが提供される。
【0009】
また、本発明によれば、上述の肌状態推定システム用のユーザ端末が提供可能である。
更に言えば、上記肌状態推定方法をコンピュータに実行させる、即ちコンピュータを上記肌状態推定システムの全部又は一部として機能させるプログラムも提供可能であるし、このようなプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体も提供可能である。この記録媒体は、非一時的な有形の媒体を含む。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、入力顔画像からその入力顔画像に写り込む人顔の肌状態を推定する推定モデルの推定精度を向上させる技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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