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公開番号2024021591
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-16
出願番号2022124527
出願日2022-08-04
発明の名称コネクタ
出願人日本航空電子工業株式会社
代理人個人
主分類H01R 12/77 20110101AFI20240208BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】フレキシブル導体が接続対象物の表面および裏面のいずれに露出していても、コンタクトを接続対象物のフレキシブル導体に電気的に接続することができるコネクタを提供する。
【解決手段】インナーコンタクト18の挿入部18Aは、嵌合軸を挟んで互いに対向する一対のスリット18Fと、プラグコンタクト13に接触する接点部と、押し付け部P2を有し、シート状導電部材15の一部が、嵌合軸に直交する方向において押し付け部P2と凹部13Cの内面との間に挟まれ、凹部13Cの内面がシート状導電部材15の表面に接触し、押し付け部P2がシート状導電部材15の裏面に接触することにより、プラグコンタクト13が直接シールド層15Dに電気的に接続され、また、インナーコンタクト18を介してシールド層15Fに電気的に接続される。
【選択図】図16
特許請求の範囲【請求項1】
嵌合軸に沿って延びる凹部を有する筒状の導電性のプラグコンタクトと、
前記凹部内に挿入され且つ前記嵌合軸が通る筒状の弾性変形可能な挿入部を有する導電性のインナーコンタクトと
を備え、
前記挿入部は、前記嵌合軸を挟んで互いに対向する位置に形成された一対のスリットと、前記一対のスリットとは前記嵌合軸の回りの異なる回転位置における前記挿入部の外周面上に配置され且つ前記凹部内で前記プラグコンタクトに接触する接点部と、前記一対のスリットの近傍における前記挿入部の前記外周面上に配置される押し付け部を有し、
少なくとも一方の面にフレキシブル導体が露出しているシート状の接続対象物の一部が、前記嵌合軸に直交する方向において前記押し付け部と前記凹部の内面との間に挟まれ、前記凹部の内面が前記接続対象物の表面に接触し、前記押し付け部が前記接続対象物の裏面に接触することにより、前記フレキシブル導体が前記接続対象物の表面に露出する場合は、前記プラグコンタクトが直接前記フレキシブル導体に電気的に接続され、前記フレキシブル導体が前記接続対象物の裏面に露出する場合は、前記プラグコンタクトが前記インナーコンタクトを介して前記フレキシブル導体に電気的に接続されるコネクタ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記挿入部は、前記挿入部の前記外周面に沿って前記一対のスリットの間にそれぞれ配置される一対の前記接点部と、前記一対のスリットの近傍にそれぞれ配置される一対の前記押し付け部を有し、
前記一対の前記接点部が前記凹部内で前記プラグコンタクトに接触することにより、前記挿入部は、前記プラグコンタクトから力を受けて前記一対のスリットのそれぞれの幅が縮小されるように弾性変形し、前記一対の前記押し付け部がそれぞれ前記凹部の内面に向けて弾性的に変位する請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記一対の前記接点部は、前記嵌合軸に沿った方向において前記一対のスリットに重なる位置に配置され、
前記一対の前記押し付け部は、前記嵌合軸に沿った方向における前記一対のスリットの端部に隣接する位置に配置される請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記挿入部は、前記嵌合軸に沿って延びる円筒部と、前記円筒部に連結され且つ前記嵌合軸に沿って先細りに延びる縮径部とを有し、
前記縮径部は、前記円筒部との連結部分に配置され且つ前記円筒部よりも径方向に張り出す張り出し部を有し、
前記一対のスリットは、それぞれ、前記円筒部および前記縮径部にまたがるように配置され、
前記一対の前記接点部は、前記張り出し部上で且つ前記嵌合軸に沿った方向から見て前記一対のスリットに対して直交する位置に配置されている請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記プラグコンタクトは、筒状部と、前記筒状部の一端に形成された第1フランジとを有し、
前記インナーコンタクトは、前記挿入部の一端に形成され且つ前記第1フランジに重なるように配置される第2フランジを有し、
前記凹部は、前記筒状部の内部からなり、
前記接続対象物は、前記第1フランジと前記第2フランジの間に挟まれる請求項1~4のいずれか一項に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記接続対象物と前記プラグコンタクトと前記インナーコンタクトを保持するための絶縁性のハウジングを備え、
前記ハウジングは、
前記プラグコンタクトの前記筒状部が貫通し且つ前記第1フランジよりも小さいコンタクト用貫通孔が形成されたトップインシュレータと、
ボトムインシュレータと
を有し、
前記コンタクト用貫通孔に前記プラグコンタクトの前記筒状部を貫通させると共に前記接続対象物と前記第1フランジと前記第2フランジを前記トップインシュレータと前記ボトムインシュレータとの間に挟むように前記トップインシュレータが前記ボトムインシュレータに固定される請求項5に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、コネクタに係り、特に、少なくとも一方の面にフレキシブル導体が露出しているシート状の接続対象物に接続されるコネクタに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、着用するだけで心拍数、体温等のユーザの生体情報を取得することができる、いわゆるスマート衣料が注目を浴びている。このスマート衣料は、計測箇所に配置された電極を備え、電極に計測機器としてのウエアラブルデバイスを電気的に接続することで、生体情報をウエアラブルデバイスに伝送することが可能となる。
電極とウエアラブルデバイスとの接続は、例えば、電極から引き出されたフレキシブル導体に接続されるコネクタを用いることにより行うことができる。
【0003】
この種のコネクタとして、例えば、特許文献1に、図18に示されるようなコネクタが開示されている。コネクタは、フレキシブル基板1を間に挟んでフレキシブル基板1の両側に配置されたハウジング2およびベース部材3を有し、コンタクト4の筒状部4Aがハウジング2のコンタクト用貫通孔2Aに通され、コンタクト4のフランジ4Bがハウジング2とフレキシブル基板1の表面に露出するフレキシブル導体1Aとの間に挟まれる。
【0004】
この状態で、ベース部材3をハウジング2に向けて押し込むことで、図19に示されるように、ベース部材3の突起3Aが、フレキシブル基板1を間に挟んでコンタクト4の突起収容部4Cに挿入され、突起収容部4Cの内面がフレキシブル導体1Aに所定の接触力で接触し、これによりコンタクト4がフレキシブル導体1Aに電気的に接続される。
また、図18に示されるように、ベース部材3に突出形成されたハウジング固定用ポスト3Bをハウジング2のポスト収容部2Bに圧入することで、ハウジング2とベース部材3が、互いに固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-129244号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示されたコネクタにウエアラブルデバイスを嵌合することにより、フレキシブル導体からなる電極にウエアラブルデバイスを接続することができる。
しかしながら、フレキシブル導体1Bがフレキシブル基板1の裏面上に露出している場合には、特許文献1のコネクタでは、フレキシブル導体1Bをコンタクト4に電気的に接続することができないという問題がある。
【0007】
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、フレキシブル導体が接続対象物の表面および裏面のいずれに露出していても、コンタクトを接続対象物のフレキシブル導体に電気的に接続することができるコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明に係るコネクタは、
嵌合軸に沿って延びる凹部を有する筒状の導電性のプラグコンタクトと、
凹部内に挿入され且つ嵌合軸が通る筒状の弾性変形可能な挿入部を有する導電性のインナーコンタクトと
を備え、
挿入部は、嵌合軸を挟んで互いに対向する位置に形成された一対のスリットと、一対のスリットとは嵌合軸の回りの異なる回転位置における挿入部の外周面上に配置され且つ凹部内でプラグコンタクトに接触する接点部と、一対のスリットの近傍における挿入部の外周面上に配置される押し付け部を有し、
少なくとも一方の面にフレキシブル導体が露出しているシート状の接続対象物の一部が、嵌合軸に直交する方向において押し付け部と凹部の内面との間に挟まれ、凹部の内面が接続対象物の表面に接触し、押し付け部が接続対象物の裏面に接触することにより、フレキシブル導体が接続対象物の表面に露出する場合は、プラグコンタクトが直接フレキシブル導体に電気的に接続され、フレキシブル導体が接続対象物の裏面に露出する場合は、プラグコンタクトがインナーコンタクトを介してフレキシブル導体に電気的に接続されるものである。
【0009】
挿入部は、挿入部の外周面に沿って一対のスリットの間にそれぞれ配置される一対の接点部と、一対のスリットの近傍にそれぞれ配置される一対の押し付け部を有し、
一対の接点部が凹部内でプラグコンタクトに接触することにより、挿入部は、プラグコンタクトから力を受けて一対のスリットのそれぞれの幅が縮小されるように弾性変形し、一対の押し付け部がそれぞれ凹部の内面に向けて弾性的に変位することが好ましい。
【0010】
一対の接点部は、嵌合軸に沿った方向において一対のスリットに重なる位置に配置され、
一対の押し付け部は、嵌合軸に沿った方向における一対のスリットの端部に隣接する位置に配置されることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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