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公開番号2024021480
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-16
出願番号2022124327
出願日2022-08-03
発明の名称灯具
出願人株式会社小糸製作所
代理人個人
主分類F21S 43/27 20180101AFI20240208BHJP(照明)
要約【課題】ライトガイドを備えた新たな灯具を提供する。
【解決手段】灯具14は、光源から出射した光を導光するライトガイド20と、ライトガイドを保持する保持部材22と、を備える。ライトガイド20は、一方の端部20aの外周に突起片20bを有する。保持部材22は、長手方向の端部に、突起片20bのライトガイド長手方向の内側端面が当接する外側端面を有する。保持部材22の長手方向の端部22aは、ライトガイドの灯具正面側が露出するように構成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
光源から出射した光を導光するライトガイドと、
前記ライトガイドを保持する保持部材と、を備え、
前記ライトガイドは、一方の端部の外周に突起片を有し、
前記保持部材は、長手方向の端部に、前記突起片のライトガイド長手方向の内側端面が当接する外側端面を有し、
前記保持部材の長手方向の端部は、前記ライトガイドの灯具正面側が露出するように構成されていることを特徴とする灯具。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記ライトガイドは、棒状の透明部材であり、導光してきた光の一部が灯具正面側へ出射する出射面を有し、
前記突起片は、前記出射面と反対側の背面側に突出していることを特徴とする請求項1に記載の灯具。
【請求項3】
前記保持部材は、
前記突起片のライトガイド長手方向の内側端面が当接する第1の被当接部と、
前記突起片の灯具正面側の前方端面が当接する第2の被当接部と、
前記突起片の上方端面が当接する第3の被当接部と、
を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の灯具。
【請求項4】
前記ライトガイドの延在方向から見たときに、前記突起片の外形は、中心角が60~120度の扇形であることを特徴とする請求項1又は2に記載の灯具。
【請求項5】
前記第3の被当接部は、前記ライトガイドの灯具正面側と反対側の背面の一部が当接することを特徴とする請求項3に記載の灯具。
【請求項6】
前記突起片は、前記第2の被当接部と前記第3の被当接部とで挟まれた状態で前記保持部材に対して固定されていることを特徴とする請求項5に記載の灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、灯具に関し、例えば、車両に取り付けられる灯具に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、光源から出射した光を導光し、外部へ向けて出射する導光体を有する車両用灯具が考案されている。例えば、特許文献1には、カーブした導光棒と、導光棒の一端を保持するブラケットと、光源モジュールと、を備える組立灯具が開示されている。この組立灯具において、ブラケット本体には、導光棒の一端を保持する保持孔が形成されている。また、導光棒本体の外周面から径方向外方へ突出する抜け止めが、保持孔の周囲に形成されているストッパに係合することで、導光棒本体が所定の位置で保持孔に保持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-009606号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、保持孔を有するブラケットを成型で作製する場合、金型に工夫が必要であり製造コストの増大を招く。また、導光棒の一部がブラケット本体で隠れるため、導光棒の一部が点灯していないように見える。
【0005】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その例示的な目的の一つは、ライトガイドを備えた新たな灯具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の灯具は、光源から出射した光を導光するライトガイドと、ライトガイドを保持する保持部材と、を備える。ライトガイドは、一方の端部の外周に突起片を有する。保持部材は、長手方向の端部に、突起片のライトガイド長手方向の内側端面が当接する外側端面を有する。保持部材の長手方向の端部は、ライトガイドの灯具正面側が露出するように構成されている。
【0007】
この態様によると、保持部材の長手方向の端部に、突起片のライトガイド長手方向の内側端面が当接することで、ライトガイドと保持部材との長手方向の位置決めができる。また、ライトガイドの長手方向の一端を保持孔に挿入する場合と比較して、保持部材の長手方向の端部は、ライトガイドの灯具正面側が露出するように構成されているため、ライトガイドの一部が保持部材で遮られて点灯していないように見えるといった現象を抑制できる。
【0008】
ライトガイドは、棒状の透明部材であり、導光してきた光の一部が灯具正面側へ出射する出射面を有してもよい。突起片は、出射面と反対側の背面側に突出していてもよい。これにより、突起片が背面側に突出しているため、仮に導光してきた光の一部が突起片に侵入して外部へ出射しても、その光が灯具正面側に漏れにくくなる。
【0009】
保持部材は、突起片のライトガイド長手方向の内側端面が当接する第1の被当接部と、突起片の灯具正面側の前方端面が当接する第2の被当接部と、突起片の上方端面又は下方端面が当接する第3の被当接部と、を有してもよい。これにより、保持部材とライトガイドが、互いに交差する少なくとも3方向において突起片を介して位置決めされる。
【0010】
ライトガイドの延在方向から見たときに、突起片の外形は、中心角が60~120度の扇形であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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