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公開番号2024021479
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-16
出願番号2022124322
出願日2022-08-03
発明の名称蓄電装置
出願人株式会社GSユアサ
代理人個人
主分類H01M 50/35 20210101AFI20240208BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】蓄電素子のガス排出弁が開いた場合における悪影響の波及を抑制する蓄電装置を提供すること。
【解決手段】蓄電装置1は、複数の蓄電素子100と流路形成部材350とを備える。複数の蓄電素子100は、Y軸方向に並んで配置されており、それぞれの、蓋部130に設けられたガス排出弁131が、Y軸方向と直交するZ軸方向の一方側に向けられている。流路形成部材350は、複数のガス排出弁131に対向する位置に配置され、複数のガス排出弁131から排出されるガスの流路を形成する。流路形成部材350は、複数のガス排出弁131と対向する底壁部361において、複数のガス排出弁131のそれぞれに対向する位置に配置された遮蔽体380を有する。底壁部361には、複数の遮蔽体380のそれぞれの外縁380aを形成する隙間381が形成されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
第一方向に並んで配置された複数の蓄電素子であって、それぞれの、蓋部に設けられたガス排出弁が、前記第一方向と直交する第二方向の一方側に向けられた複数の蓄電素子と、
複数の前記ガス排出弁に対向する位置に配置され、前記複数の前記ガス排出弁から排出されるガスの流路を形成する流路形成部材と、を備え、
前記流路形成部材は、
前記複数の前記ガス排出弁と対向する底壁部において、前記複数の前記ガス排出弁のそれぞれに対向する位置に配置された遮蔽体を有し、
前記底壁部には、複数の前記遮蔽体のそれぞれの外縁を形成する隙間が形成されている、
蓄電装置。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記外縁は、環状に配置された1以上の前記隙間によって、環状に形成されており、
前記遮蔽体は、前記外縁の周方向における、隣り合う2つの前記隙間の間、または、1つの前記隙間の両端の間に設けられた接続部によって、前記底壁部における前記外縁の外側の部分である遮蔽体周縁部と接続されている
請求項1記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記接続部は、前記外縁の前記周方向において分散して複数配置されている、
請求項2記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記接続部は、前記遮蔽体周縁部と前記遮蔽体との間の位置に、前記接続部の他の部分よりも細い部分である脆弱部を有する、
請求項2または3記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記接続部は、前記第一方向に延びて配置されていることで、前記遮蔽体周縁部と前記遮蔽体とを前記第一方向で接続する、
請求項2または3記載の蓄電装置。
【請求項6】
第一方向に並んで配置された複数の蓄電素子であって、それぞれの、蓋部に設けられたガス排出弁が、前記第一方向と直交する第二方向の一方側に向けられた複数の蓄電素子と、
複数の前記ガス排出弁に対向する位置に配置され、前記複数の前記ガス排出弁から排出されるガスの流路を形成する流路形成部材と、を備え、
前記流路形成部材は、
前記複数の前記ガス排出弁と対向する底壁部において、前記複数の前記ガス排出弁のそれぞれに対向する位置に形成された貫通孔を有し、
複数の前記貫通孔のそれぞれには、前記貫通孔の少なくとも一部を塞ぐ遮蔽体が配置されている、
蓄電装置。
【請求項7】
前記遮蔽体の前記第二方向の厚みは、前記底壁部の前記第二方向の厚みよりも小さい、
請求項1~3及び6のいずれか一項に記載の蓄電装置。
【請求項8】
複数の前記貫通孔に対応して配置される複数の前記遮蔽体は、1つの遮蔽部材に一体に備えられている、
請求項6記載の蓄電装置。
【請求項9】
前記遮蔽体には、前記ガスが前記第二方向に通過可能な1以上の通気孔が形成されている、
請求項1~3、及び6のいずれか一項に記載の蓄電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電素子を備える蓄電装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の電池セルが積層されて形成された電池ブロックを備える電源装置が開示されている。この電源装置では、電池ブロックの上面に、各電池セルのガス排出弁の開口部に流入開口部を連結するように排出ダクトが連結される。ガス排出弁の破断膜には破断ラインが設けられており、破断膜が破断されたガス排出弁が開弁する状態で、破断して分離された破断縁が排出ダクトの下端縁よりも上方に配置され、排出ガスは排出ダクトに誘導される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-77932号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の電源装置(蓄電装置)において、ガスの流路を形成するガスダクトは、複数の電池セル(蓄電素子)に対応する位置に複数の流入開口部を有している。これにより、複数のガス排出弁のうちのどのガス排出弁からガスが排出された場合であっても、そのガスをガスダクト内に流入させることができる。しかしながらこの場合、1つの蓄電素子から排出されたガス等は、他の蓄電素子のガス排出弁に対向する流入開口部を介して、当該ガス排出弁に容易に到達できる。つまり、1つの蓄電素子が過熱状態になって内圧が上昇し、その結果ガス排出弁が開いた場合、ガス排出弁から、ガスとともに蓄電素子の内部の部材の一部(金属片等の異物)が排出されることがある。この場合、ガスの圧力及び熱、並びに異物が、他の蓄電素子のガス排出弁に、熱的または力学的な負荷を与えやすい。その結果、他の蓄電素子のガス排出弁の劣化または損傷等が生じるなど、悪影響が他の蓄電素子に波及する可能性がある。
【0005】
本発明は、本願発明者が上記課題に新たに着目することによってなされたものであり、蓄電素子のガス排出弁が開いた場合における悪影響の波及を抑制する蓄電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る蓄電装置は、第一方向に並んで配置された複数の蓄電素子であって、それぞれの、蓋部に設けられたガス排出弁が、前記第一方向と直交する第二方向の一方側に向けられた複数の蓄電素子と、複数の前記ガス排出弁に対向する位置に配置され、前記複数の前記ガス排出弁から排出されるガスの流路を形成する流路形成部材と、を備え、前記流路形成部材は、前記複数の前記ガス排出弁と対向する底壁部において、前記複数の前記ガス排出弁のそれぞれに対向する位置に配置された遮蔽体を有し、前記底壁部には、複数の前記遮蔽体のそれぞれの外縁を形成する隙間が形成されている。
【0007】
本発明の一態様に係る蓄電装置は、第一方向に並んで配置された複数の蓄電素子であって、それぞれの、蓋部に設けられたガス排出弁が、前記第一方向と直交する第二方向の一方側に向けられた複数の蓄電素子と、複数の前記ガス排出弁に対向する位置に配置され、前記複数の前記ガス排出弁から排出されるガスの流路を形成する流路形成部材と、を備え、前記流路形成部材は、前記複数の前記ガス排出弁と対向する底壁部において、前記複数の前記ガス排出弁のそれぞれに対向する位置に形成された貫通孔を有し、複数の前記貫通孔のそれぞれには、前記貫通孔の少なくとも一部を塞ぐ遮蔽体が配置されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る蓄電装置によれば、蓄電素子のガス排出弁が開いた場合における悪影響の波及を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態に係る蓄電装置の外観を示す斜視図である。
実施の形態に係る蓄電装置の分解斜視図である。
実施の形態に係る蓄電素子の外観を示す斜視図である。
実施の形態に係る蓄電素子及び流路形成部材の構造上の関係を示す分解斜視図である。
実施の形態に係る流路形成部材が有する遮蔽体及びその周辺の構成を示す平面図である。
流路形成部材が有する遮蔽体及びその周辺の構成を示す斜視図である。
実施の形態の変形例に係る蓄電素子及び流路形成部材の構造上の関係を示す分解斜視図である。
実施の形態の変形例に係る遮蔽体における通気孔の配置例を示す斜視図である。
実施の形態の変形例に係る複数の貫通孔を塞ぐ遮蔽部材の構成例を示す斜視図である。
遮蔽部材に設けられ得るミシン目の第1の別形状例である。
遮蔽部材に設けられ得るミシン目の第2の別形状例である。
遮蔽部材に設けられ得るミシン目の第3の別形状例である。
遮蔽部材に設けられ得るミシン目の第4の別形状例である。
遮蔽部材に設けられ得るミシン目の第5の別形状例である。
遮蔽部材に設けられ得るミシン目の第6の別形状例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(1)本発明の一態様に係る蓄電装置は、第一方向に並んで配置された複数の蓄電素子であって、それぞれの、蓋部に設けられたガス排出弁が、前記第一方向と直交する第二方向の一方側に向けられた複数の蓄電素子と、複数の前記ガス排出弁に対向する位置に配置され、前記複数の前記ガス排出弁から排出されるガスの流路を形成する流路形成部材と、を備え、前記流路形成部材は、前記複数の前記ガス排出弁と対向する底壁部において、前記複数の前記ガス排出弁のそれぞれに対向する位置に配置された遮蔽体を有し、前記底壁部には、複数の前記遮蔽体のそれぞれの外縁を形成する隙間が形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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