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公開番号2024021167
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-16
出願番号2022123814
出願日2022-08-03
発明の名称電動作業車
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類B60L 3/00 20190101AFI20240208BHJP(車両一般)
要約【課題】電動作業車においてデータ収集装置の効率的な稼働を実現する。
【解決手段】第一蓄電装置と、第二蓄電装置と、走行装置と作業装置との少なくとも一方を駆動させるモータと、モータの駆動に関する情報を含むデータを経時的に取得するデータ収集装置と、第二蓄電装置とデータ収集装置との夫々に接続され、第二蓄電装置とデータ収集装置との通電を許容する通電状態と、第二蓄電装置とデータ収集装置との通電を遮断する遮断状態と、の切替が可能な継電装置と、が備えられている。継電装置は、切替操作具において切操作が行われたタイミングから予め設定された第一時間が経過すると、通電状態から遮断状態へ切り替わる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
電力を蓄え、電力を供給する第一状態と、電力を供給しない第二状態と、に切替が可能な第一蓄電装置と、
電力を蓄える第二蓄電装置と、
前記第一蓄電装置に蓄えられている電力を消費することによって、走行装置と作業装置との少なくとも一方を駆動させるモータと、
前記第一蓄電装置と前記第二蓄電装置との夫々に蓄えられている電力の少なくとも一方を消費することによって、前記モータの駆動に関する情報を含むデータを経時的に取得するデータ収集装置と、
前記第一蓄電装置の状態を前記第二状態から前記第一状態へ切り替える入操作と、前記第一蓄電装置の状態を前記第一状態から前記第二状態へ切り替える切操作と、を受け付ける切替操作具と、
前記第二蓄電装置と前記データ収集装置との夫々に接続され、前記第二蓄電装置と前記データ収集装置との通電を許容する通電状態と、前記第二蓄電装置と前記データ収集装置との通電を遮断する遮断状態と、の切替が可能な継電装置と、が備えられ、
前記継電装置は、前記切替操作具において前記切操作が行われたタイミングから予め設定された第一時間が経過すると、前記通電状態から前記遮断状態へ切り替わる電動作業車。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記データ収集装置は、前記データを外部へ送信可能な送信部を有し、
前記送信部は、前記切替操作具において前記切操作が行われたタイミングから前記第一時間が経過するタイミングまでの間に、前記データを外部へ送信する請求項1に記載の電動作業車。
【請求項3】
前記継電装置へ制御信号を出力可能な制御装置が備えられ、
前記制御装置は、前記切替操作具において前記切操作が行われたタイミングから前記第一時間が経過するタイミングで、前記継電装置を前記通電状態から前記遮断状態へ切り替える前記制御信号を出力する請求項1または2に記載の電動作業車。
【請求項4】
前記第一蓄電装置は、前記切替操作具において前記切操作が行われたタイミングから前記第一時間よりも短い第二時間が経過したタイミングで、前記第一状態から前記第二状態へ切り替わる請求項1または2に記載の電動作業車。
【請求項5】
前記第二蓄電装置の出力電圧は前記第一蓄電装置の出力電圧よりも低く、
前記第一蓄電装置と前記第二蓄電装置との夫々に対して通電可能に接続され、前記第一蓄電装置からの電力を受電し、電圧降下して前記第二蓄電装置へ送電可能な電圧変換装置が備えられ、
前記第二蓄電装置は、前記電圧変換装置を介して前記第一蓄電装置から受電した電力で充電可能である請求項1または2に記載の電動作業車。
【請求項6】
前記電圧変換装置は、前記第一蓄電装置の状態が前記第一状態から前記第二状態へ切り替わると、前記第一蓄電装置と前記第二蓄電装置との通電を遮断する請求項5に記載の電動作業車。
【請求項7】
運転者が着座可能な座席を有する運転部が備えられ、
前記モータ及び前記第一蓄電装置は、前記座席よりも前側に備えられ、かつ、前記データ収集装置は、前記座席よりも後側に備えられている請求項1または2に記載の電動作業車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動作業車に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に開示された作業車においては、作業に関する情報を収集するデータ収集装置(文献においては「作業機用アクセスポイント装置」)が備えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-042508号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されたデータ収集装置においては、作業車の主電源が停止したときに、データ収集装置が通信機能を休止させる処理を実行する。これにより、作業車の主電源停止時において、通信機能による消費電力の低減が図られている。
【0005】
ところで、作業車が電動化されると、作業車における電装品には一層の省電力化が要求される。また、データ収集装置は、高機能化によってデータの収集量が多くなり、これに伴ってデータ収集装置の消費電力も大きくなりがちとなる。特に、作業車の稼働が停止する際にも、データ収集装置は作業車の稼働終了時におけるデータ収集を行う場合が考えられる。このとき、データ収集装置は、作業車の稼働終了時におけるデータ収集を確実に行う必要があり、かつ、作業車の稼働終了後における消費電力を抑制する必要がある。
【0006】
本発明は、電動作業車においてデータ収集装置の効率的な稼働を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明による電動作業車においては、電力を蓄え、電力を供給する第一状態と、電力を供給しない第二状態と、に切替が可能な第一蓄電装置と、電力を蓄える第二蓄電装置と、前記第一蓄電装置に蓄えられている電力を消費することによって、走行装置と作業装置との少なくとも一方を駆動させるモータと、前記第一蓄電装置と前記第二蓄電装置との夫々に蓄えられている電力の少なくとも一方を消費することによって、前記モータの駆動に関する情報を含むデータを経時的に取得するデータ収集装置と、前記第一蓄電装置の状態を前記第二状態から前記第一状態へ切り替える入操作と、前記第一蓄電装置の状態を前記第一状態から前記第二状態へ切り替える切操作と、を受け付ける切替操作具と、前記第二蓄電装置と前記データ収集装置との夫々に接続され、前記第二蓄電装置と前記データ収集装置との通電を許容する通電状態と、前記第二蓄電装置と前記データ収集装置との通電を遮断する遮断状態と、の切替が可能な継電装置と、が備えられ、前記継電装置は、前記切替操作具において前記切操作が行われたタイミングから予め設定された第一時間が経過すると、前記通電状態から前記遮断状態へ切り替わることを特徴とする。
【0008】
本発明によると、データ収集装置が第一蓄電装置と第二蓄電装置との夫々に蓄えられている電力の少なくとも一方を消費する。このため、第一蓄電装置が第二状態に切り替えられた場合であっても、データ収集装置は、第二蓄電装置に蓄えられた電力を消費することによって、引き続きデータを取得できる。また、データ収集装置と第二蓄電装置との間に継電装置が介在する。継電装置は、第一蓄電装置が第二状態に切り替えられた後も、第一時間が経過するタイミングまでは、通電状態を継続する。このため、運転者が切替操作を切操作して電動作業車の稼働を終了する際に、データ収集装置は稼働終了時におけるデータをしっかり取得できる。更に、第一時間が経過したタイミングにおいて、継電装置の状態が通電状態から遮断状態へ切り替えられる。このため、データ収集装置と第二蓄電装置との通電が遮断され、データ収集装置の電源はそのまま切れる。これにより、電動作業車の稼働が停止した後に、第二蓄電装置に蓄えられた電力がデータ収集装置によって無駄に消費され続ける虞が回避される。この結果、電動作業車においてデータ収集装置の効率的な稼働が実現される。
【0009】
本発明において、前記データ収集装置は、前記データを外部へ送信可能な送信部を有し、前記送信部は、前記切替操作具において前記切操作が行われたタイミングから前記第一時間が経過するタイミングまでの間に、前記データを外部へ送信すると好適である。
【0010】
本構成であれば、運転者が切替操作具を切操作して電動作業車の稼働を終了する場合であっても、データ収集装置は、第一時間が経過するタイミングまでに、データを取り残すことなく取得して外部へ送信できる。これにより、例えば外部の管理コンピュータは、電動作業車の稼働が終了するまでのデータを遅滞なく取得して、例えば故障予兆の解析や診断等に活用できる。
(【0011】以降は省略されています)

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