TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024021104
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-16
出願番号2022123688
出願日2022-08-03
発明の名称情報処理装置、および情報処理方法
出願人富士通株式会社
代理人個人
主分類G06F 11/34 20060101AFI20240208BHJP(計算;計数)
要約【課題】パケットを保存する記憶領域の使用サイズの低減化を図ること。
【解決手段】処理部110は、受け付けた第1パケットに対応する識別情報を取得する。処理部110は、受け付けた第1パケットに応じて実行された自処理部110が担当するプログラムに関する処理ログに、取得した識別情報を対応付けて、第1記憶部121に格納する。処理部110は、次に実行するいずれかのプログラムの実行を要求する第2パケットを、取得した識別情報を付与してから、当該いずれかのプログラムを担当する他の処理部110に送信する。制御部120は、複数の処理部110のいずれかの処理部110が送信した第2パケットをキャプチャし、バッファ領域123に格納する。制御部120は、第1識別情報の入力を受け付けたことに応じて、バッファ領域123から、第1識別情報が付与された1以上のパケットを抽出し、第2記憶部122に格納する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
互いに連携するプログラム群のそれぞれ異なるプログラムを担当する複数の処理部と、前記複数の処理部の通信を制御する制御部とを含む情報処理装置であって、
前記複数の処理部それぞれは、
自処理部が担当するプログラムの実行を要求する第1パケットを受け付けたことに応じて、受け付けた前記第1パケットに対応する識別情報を取得し、
受け付けた前記第1パケットに応じて実行された自処理部が担当するプログラムに関する処理ログに、取得した前記識別情報を対応付けて、前記プログラム群に含まれるプログラムに関する処理ログを記憶する第1記憶部に格納し、
自処理部が担当するプログラムの次に実行する、前記プログラム群のいずれかのプログラムの実行を要求する第2パケットを、取得した前記識別情報を付与してから、前記複数の処理部のうち前記いずれかのプログラムを担当する他の処理部に送信し、
前記制御部は、
前記複数の処理部のいずれかの処理部が送信した前記第2パケットをキャプチャし、
キャプチャした前記第2パケットを、前記プログラム群に含まれるプログラムの実行を要求するパケットを記憶するバッファ領域に格納し、
第1識別情報の入力を受け付けたことに応じて、前記バッファ領域から、前記第1識別情報が付与された1以上のパケットを抽出し、第2記憶部に格納する、
ことを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記複数の処理部のいずれかの処理部は、
前記プログラム群のうち実行順序が最初であるプログラムを自処理部が担当する場合、前記第1パケットを受け付けたことに応じて、受け付けた前記第1パケットに対応する識別情報を生成することにより、前記識別情報を取得する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記複数の処理部のいずれかの処理部は、
前記プログラム群のうち実行順序が2番目以降のプログラムを自処理部が担当する場合、前記第1パケットを受け付けたことに応じて、受け付けた前記第1パケットに付与された識別情報を抽出することにより、前記識別情報を取得する、ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第1記憶部を参照して、エラーを表す処理ログを検出したことに応じて、検出した前記エラーを表す処理ログに対応付けられた第1識別情報を、前記制御部に入力する、監視部、
を有することを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の情報処理装置。
【請求項5】
互いに連携するプログラム群のそれぞれ異なるプログラムを担当する複数の処理部それぞれが、
自処理部が担当するプログラムの実行を要求する第1パケットを受け付けたことに応じて、受け付けた前記第1パケットに対応する識別情報を取得し、
受け付けた前記第1パケットに応じて実行された自処理部が担当するプログラムに関する処理ログに、取得した前記識別情報を対応付けて、前記プログラム群に含まれるプログラムに関する処理ログを記憶する第1記憶部に格納し、
自処理部が担当するプログラムの次に実行する、前記プログラム群のいずれかのプログラムの実行を要求する第2パケットを、取得した前記識別情報を付与してから、前記複数の処理部のうち前記いずれかのプログラムを担当する他の処理部に送信し、
前記複数の処理部の通信を制御する制御部が、
前記複数の処理部のいずれかの処理部が送信した前記第2パケットをキャプチャし、
キャプチャした前記第2パケットを、前記プログラム群に含まれるプログラムの実行を要求するパケットを記憶するバッファ領域に格納し、
第1識別情報の入力を受け付けたことに応じて、前記バッファ領域から、前記第1識別情報が付与された1以上のパケットを抽出し、第2記憶部に格納する、
ことを特徴とする情報処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、および情報処理方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、それぞれ異なる機能を実現する複数の部分サービスを実装し、それぞれの部分サービスを連携することにより、所定の全体サービスを提供するよう構築されるシステムが存在する。部分サービスは、例えば、コンテナ上に配備される。システムの障害発生後、障害原因調査のために、部分サービス間で過去に通信したパケットの内容を参照することが望まれる。このため、予め、部分サービス間で通信するパケットをキャプチャして記憶装置に格納しておくことがある。
【0003】
先行技術としては、例えば、管理ホストに、プログラム間通信を行っているプログラムの障害を検知したことを通知し、当該プログラムの障害資料を採取して送信するものがある。また、例えば、PCの電源がONの間、継続してパケットをキャプチャし、PCの電源がOFFされる際、キャプチャデータとして記憶部に格納する技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-216594号公報
特開2009-225089号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術では、パケットを保存する記憶領域の使用サイズが増大し、障害原因調査に要するパケットが消失することがある。例えば、パケットを保存する記憶領域の使用サイズが、記憶装置の上限サイズに達すると、新たにキャプチャしたパケットに代わり、過去に記憶装置に格納したパケットを削除することになり、障害原因調査に要するパケットが消失することがある。
【0006】
1つの側面では、本発明は、パケットを保存する記憶領域の使用サイズの低減化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの実施態様によれば、互いに連携するプログラム群のそれぞれ異なるプログラムを担当する複数の処理部それぞれにより、自処理部が担当するプログラムの実行を要求する第1パケットを受け付けたことに応じて、受け付けた前記第1パケットに対応する識別情報を取得し、受け付けた前記第1パケットに応じて実行された自処理部が担当するプログラムに関する処理ログに、取得した前記識別情報を対応付けて、前記プログラム群に含まれるプログラムに関する処理ログを記憶する第1記憶部に格納し、自処理部が担当するプログラムの次に実行する、前記プログラム群のいずれかのプログラムの実行を要求する第2パケットを、取得した前記識別情報を付与してから、前記複数の処理部のうち前記いずれかのプログラムを担当する他の処理部に送信し、前記複数の処理部の通信を制御する制御部により、前記複数の処理部のいずれかの処理部が送信した前記第2パケットをキャプチャし、キャプチャした前記第2パケットを、前記プログラム群に含まれるプログラムの実行を要求するパケットを記憶するバッファ領域に格納し、第1識別情報の入力を受け付けたことに応じて、前記バッファ領域から、前記第1識別情報が付与された1以上のパケットを抽出し、第2記憶部に格納する情報処理装置、および情報処理方法が提案される。
【発明の効果】
【0008】
一態様によれば、パケットを保存する記憶領域の使用サイズの低減化を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施の形態にかかる情報処理方法の一実施例を示す説明図である。
図2は、情報処理システム100の一例を示す説明図である。
図3は、情報処理装置201のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図4は、メモリ302および記録媒体305の記憶内容の一例を示す説明図である。
図5は、ログ監視装置202のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図6は、情報処理システム100の機能的構成の一例を示すブロック図である。
図7は、情報処理システム100の機能的構成の具体例を示すブロック図である。
図8は、情報処理システム100の動作の流れを示す説明図(その1)である。
図9は、情報処理システム100の動作の流れを示す説明図(その2)である。
図10は、情報処理システム100の動作の一例を示す説明図(その1)である。
図11は、情報処理システム100の動作の一例を示す説明図(その2)である。
図12は、受付処理手順の一例を示すフローチャートである。
図13は、受付サービス710がパケットを生成する一例を示す説明図である。
図14は、実行処理手順の一例を示すフローチャートである。
図15は、処理サービス720がパケットを受信する一例を示す説明図である。
図16は、処理サービス720がパケットを生成する一例を示す説明図である。
図17は、監視処理手順の一例を示すフローチャートである。
図18は、エラーログ定義511の一例を示す説明図である。
図19は、抽出処理手順の一例を示すフローチャートである。
図20は、抽出した1以上のパケットの一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、図面を参照して、本発明にかかる情報処理装置、および情報処理方法の実施の形態を詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

富士通株式会社
算出方法及び算出プログラム
3日前
富士通株式会社
情報処理装置及び情報処理方法
23日前
富士通株式会社
光通信装置および伝送制御方法
18日前
富士通株式会社
画像探索方法及び画像探索プログラム
9日前
富士通株式会社
画像識別方法および画像識別プログラム
3日前
富士通株式会社
情報処理装置,プログラムおよび制御方法
23日前
富士通株式会社
類似度判定方法および類似度判定プログラム
18日前
富士通株式会社
設定プログラム、設定方法および情報処理装置
1日前
富士通株式会社
特定プログラム、特定方法および情報処理装置
1日前
富士通株式会社
パターン抽出方法及びパターン抽出プログラム
1日前
富士通株式会社
特定プログラム、特定方法および情報処理装置
23日前
富士通株式会社
プログラム、情報処理方法および情報処理装置
2日前
富士通株式会社
判定プログラム、判定方法および情報処理装置
3日前
富士通株式会社
評価プログラム、評価方法および情報処理装置
4日前
富士通株式会社
検出プログラム、検出方法および情報処理装置
4日前
富士通株式会社
半導体装置、半導体装置の製造方法及び電子装置
19日前
富士通株式会社
移動時間予測方法および移動時間予測プログラム
1日前
富士通株式会社
データ処理装置、データ処理方法およびプログラム
23日前
富士通株式会社
署名支援プログラム、署名支援方法、署名支援装置
19日前
富士通株式会社
カメラキャリブレーション方法の評価方法及び装置
8日前
富士通株式会社
情報処理プログラム、情報処理方法、およびシステム
8日前
富士通株式会社
並列処理プログラム,並列処理装置及び並列処理方法
8日前
富士通株式会社
情報出力プログラム、情報出力方法及び情報処理装置
24日前
富士通株式会社
情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置
23日前
富士通株式会社
演算処理プログラム、演算処理方法および情報処理装置
23日前
富士通株式会社
取引処理プログラム、取引処理方法および情報処理装置
17日前
富士通株式会社
情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置
10日前
富士通株式会社
情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置
23日前
富士通株式会社
機械学習プログラム、機械学習方法、及び、情報処理装置
17日前
富士通株式会社
情報処理プログラム、情報処理方法、および情報処理装置
23日前
富士通株式会社
広告管理プログラム、広告管理方法、および情報処理装置
18日前
富士通株式会社
情報処理プログラム、情報処理方法、および情報処理装置
19日前
富士通株式会社
情報処理プログラム、情報処理方法、および情報処理装置
19日前
富士通株式会社
温度調整プログラム、データ処理装置及びデータ処理方法
19日前
富士通株式会社
データ生成プログラム、データ生成方法および情報処理装置
23日前
富士通株式会社
データ制御プログラム,データ制御方法および情報処理装置
24日前
続きを見る