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公開番号2024020890
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-15
出願番号2022123427
出願日2022-08-02
発明の名称検出装置
出願人ホシデン株式会社
代理人弁理士法人R&C
主分類G01V 8/20 20060101AFI20240207BHJP(測定;試験)
要約【課題】検出対象物の有無を適切に検出することが可能な検出装置を提供する。
【解決手段】検出装置1は、所定のエリア12に向けて光を照射する照射部20と、エリア12に検出対象物2が存在している場合に、当該検出対象物2で反射された光を検出する反射光検出部30と、エリア12に検出対象物2が存在していない場合に、光を検出する透過光検出部40と、反射光検出部30が光を検出した場合、及び、透過光検出部40が光を検出していない場合のうち、少なくともいずれか一方が成立した場合にエリア12に検出対象物2が存在していると判定する判定部60と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定のエリアに向けて光を照射する照射部と、
前記エリアに検出対象物が存在している場合に、当該検出対象物で反射された前記光を検出する反射光検出部と、
前記エリアに前記検出対象物が存在していない場合に、前記光を検出する透過光検出部と、
前記反射光検出部が前記光を検出した場合、及び、前記透過光検出部が前記光を検出していない場合のうち、少なくともいずれか一方が成立した場合に前記エリアに前記検出対象物が存在していると判定する判定部と、
を備える検出装置。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記判定部は、前記反射光検出部が前記光を検出し、且つ、前記透過光検出部が前記光を検出していない場合に前記エリアに前記検出対象物が存在していると判定する請求項1に記載の検出装置。
【請求項3】
所定時間内に、前記反射光検出部が前記光の検出を行うと共に前記透過光検出部が前記光の検出を停止する第1状態と、前記反射光検出部が前記光の検出を停止すると共に前記透過光検出部が前記光の検出を行う第2状態とが含まれるように、前記反射光検出部及び前記透過光検出部の状態を切り替える状態切替部を更に備え、
前記判定部は、最新の前記第1状態における前記反射光検出部の検出結果及び前記第2状態における前記透過光検出部の検出結果のうちの一方と、直前の前記第1状態における前記反射光検出部の検出結果及び前記第2状態における前記透過光検出部の検出結果のうちの他方とに基づいて判定する請求項1又は2に記載の検出装置。
【請求項4】
前記判定部は、前記エリアに前記検出対象物が存在していると判定している状態が継続している場合において、前記反射光検出部の検出結果及び前記透過光検出部の検出結果のうちの一方が変わったときは、当該変わった時点における前記検出対象物の量が、前記存在していると判定した時点における前記検出対象物の量よりも減少していると判定する請求項2に記載の検出装置。
【請求項5】
前記照射部は、前記エリアからの高さが前記反射光検出部及び前記透過光検出部の夫々の前記エリアからの高さとは異なるように設けられている請求項4に記載の検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物体を検出する検出装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、物体を検出する検出装置が利用されてきた。このような検出装置として、光を利用して検出物対象物を検出するものがある(例えば特許文献1)。
【0003】
特許文献1には光結合装置が記載されている。この光結合装置は、検出対象物が通る通路に対して発光する発光素子と、通路における検出対象物を透過した発光素子の光を受光する透過用受光素子と、通路における検出対象物によって反射された発光素子の光を受光する反射用受光素子とを備え、透過用受光素子及び反射用受光素子の夫々の受光量に基づいて検出対象物を識別する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-168234号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の光結合装置は、透過用受光素子の受光量に応じた出力電圧と、反射用受光素子の受光量に応じた出力電圧とに基づいて、通路を通る白紙と光沢用紙と透明用紙とを識別している。すなわち、特許文献1に記載の光結合装置では、透過用受光素子の受光量に応じた出力電圧と、反射用受光素子の受光量に応じた出力電圧とのうちの一方により識別(判定)している。例えば、光結合装置の構成や設置場所等によっては、検出対象物を識別(検出)する場所に、発光素子以外からの光が照射されている場合があり、透過用受光素子の受光量に応じた出力電圧と、反射用受光素子の受光量に応じた出力電圧とのうちの一方による識別(判定)では、検出対象物の有無を適切に検出することができない可能性がある。
【0006】
そこで、検出対象物の有無を適切に検出することが可能な検出装置が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る検出装置の特徴構成は、所定のエリアに向けて光を照射する照射部と、前記エリアに検出対象物が存在している場合に、当該検出対象物で反射された前記光を検出する反射光検出部と、前記エリアに前記検出対象物が存在していない場合に、前記光を検出する透過光検出部と、前記反射光検出部が前記光を検出した場合、及び、前記透過光検出部が前記光を検出していない場合のうち、少なくともいずれか一方が成立した場合に前記エリアに前記検出対象物が存在していると判定する判定部と、を備えている点にある。
【0008】
このような特徴構成とすれば、反射光検出部及び透過光検出部の少なくともいずれか一方の検出結果によって所定のエリアに検出対象物が存在しているか否かを判定することができる。このため、反射光検出部の検出結果のみによって所定のエリアに検出対象物が存在していることが判定可能である場合や、透過光検出部の検出結果のみによって所定のエリアに検出対象物が存在していることが判定可能である場合はもちろん、例えば外乱光が存在するような状況においては、反射光検出部及び透過光検出部の双方の検出結果によって所定のエリアに検出対象物が存在しているか否かを判定することができる。したがって、適切に検出対象物の有無を検出することが可能となる。
【0009】
また、前記判定部は、前記反射光検出部が前記光を検出し、且つ、前記透過光検出部が前記光を検出していない場合に前記エリアに前記検出対象物が存在していると判定すると好適である。
【0010】
このような構成とすれば、反射光検出部及び透過光検出部の双方の検出結果によって所定のエリアに検出対象物が存在しているか否かを判定することができる。したがって、例えば外乱光が存在するような状況であっても、適切に検出対象物の有無を検出することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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