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公開番号
2024018930
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-02-08
出願番号
2023067211
出願日
2023-04-17
発明の名称
負極活物質
出願人
大同特殊鋼株式会社
代理人
個人
主分類
H01M
4/38 20060101AFI20240201BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】高い電極容量を維持しつつ、サイクル特性も良好な負極活物質の提供。
【解決手段】Si粒子、第1粒子及び第2粒子を含み、前記第1粒子のLi吸蔵による体積膨張率が0~80%であり、前記第2粒子のLi吸蔵による体積膨張率が100~300%である、負極活物質。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
Si粒子、第1粒子及び第2粒子を含み、
前記第1粒子のLi吸蔵による体積膨張率が0~80%であり、
前記第2粒子のLi吸蔵による体積膨張率が100~300%である、負極活物質。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記Si粒子の平均粒子径、及び、前記第2粒子の平均粒子径が、共に5μm以下である、請求項1に記載の負極活物質。
【請求項3】
前記Si粒子の含有量が20~80質量%、前記第1粒子の含有量が10~70質量%、前記第2粒子の含有量が1~60質量%である、請求項1に記載の負極活物質。
【請求項4】
前記第1粒子の含有量が、前記第2粒子の含有量よりも多い、請求項3に記載の負極活物質。
【請求項5】
前記第1粒子は、Fe、Al、Si及びこれらの酸化物、並びに、Ni、Ti、Cu、B、C、SiC及びSi合金からなる群より選ばれる少なくとも1種の粒子である、請求項1に記載の負極活物質。
【請求項6】
前記第2粒子は、AlNi、AlTi、AlFe及びAlCuからなる群より選ばれる少なくとも1種の粒子である、請求項1に記載の負極活物質。
【請求項7】
前記第2粒子の酸素含有量は4質量%以下である、請求項6に記載の負極活物質。
【請求項8】
リチウムイオン電池に用いられる、請求項1~7のいずれか1項に記載の負極活物質。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は負極活物質に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
リチウムイオン電池は高容量、高電圧で小型化が可能である利点を有し、携帯電話やノートパソコン等の電源として広く用いられている。また近年、電気自動車やハイブリッド自動車等のパワー用途の電源として大きな期待を集め、その開発が活発に進められている。
【0003】
リチウムイオン電池では、正極と負極との間でのリチウムイオンの移動に伴い充放電がなされるが、負極側では充電時に負極活物質中にLiイオンが吸蔵され、放電時に負極活物質からLiイオンが放出される。
【0004】
負極に用いられる負極活物質として、黒鉛等の炭素材料が広く使用されていたが、黒鉛の理論容量は372mAh/gに過ぎない。そこで、高容量化を目的として、SiやSn等の金属材料が炭素系負極材料の代替材料として検討されている。
【0005】
Siは理論容量が3600mAh/g程度、Snは理論容量が800mAh/g程度と、それぞれ高容量化が期待される一方で、リチウムイオンの吸蔵・放出に伴い、膨張・収縮といった大きな体積変化が生じる。この体積変化により負極活物質が集電体から剥離して電極が崩壊し、サイクル特性が低下する。
【0006】
これに対し、リチウムイオンを吸蔵(以下、単に「Li吸蔵」と称することがある。)した際の体積膨張率が小さい材料を混合することで、電極崩壊を抑制する方法が検討されている。
例えば、特許文献1では、第1の金属マトリクス中にSi結晶子が分散されたSi合金を有し、前記Si合金は、Li活性を有する第2の金属マトリクス中に分散されているリチウム二次電池用負極活物質が開示されている。かかる構成とすることにより、Si合金の崩壊が抑制され、集電体から脱落し難くなるために、サイクル特性を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2012-14866号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、体積膨張率が小さい材料を混合した場合の電極崩壊に対する効果は限られており、サイクル特性の改善効果は限定的であった。このように、リチウムイオンの吸蔵・放出に伴う応力発生によるサイクル特性の悪化に対し、さらなる改善が望まれている。また、良好なサイクル特性と、高い電極容量の維持との両立は困難であった。
【0009】
そこで本発明は、高い電極容量を維持しつつ、サイクル特性も良好な負極活物質の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、Si粒子に加え、体積膨張率が特定範囲内である、異なる2種の粒子をさらに含む負極活物質とすることで、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
(【0011】以降は省略されています)
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