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公開番号2024018836
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022161699
出願日2022-10-06
発明の名称スロットアレイアンテナ
出願人古野電気株式会社
代理人
主分類H01Q 13/22 20060101AFI20240201BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】サイドローブを抑制可能なスロットアレイアンテナを提供する。
【解決手段】
本発明は、導波管2とホーン3とを含むスロットアレイアンテナ1を提供する。導波管2は、電波を放射するスロット22を第1面21に有する。ホーン3は、第1面21側に電波を放射する向きで導波管2に固定され、第1面21の短辺方向に上部と下部32、33が内側に曲がって形成した第1狭開口31を有する。そして、第1狭開口31の開口幅は、第1面21の短辺方向の幅より短い。ホーンは、第1狭開口31よりも放射方向側の上部と下部32、33が、さらに内側に曲がって形成した第2狭開口34を有する。第2狭開口34の開口幅は、電波の波長の2/5以下である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
電波を放射するスロットを第1面に有する導波管と、
前記第1面側に電波を放射する向きで前記導波管に固定され、前記第1面の短辺方向に上部と下部が内側に曲がって形成した第1狭開口を有するホーンと、
を備え、
前記第1狭開口の開口幅は、前記第1面の短辺方向の幅より短く、
前記ホーンは、前記第1狭開口よりも放射方向側の前記上部と前記下部が、さらに内側に曲がって形成した第2狭開口を有し、
前記第2狭開口の開口幅は、前記電波の波長の2/5以下である、
スロットアレイアンテナ。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記第2狭開口の開口幅は、前記電波の波長の1/5以下である、請求項1に記載のスロットアレイアンテナ。
【請求項3】
前記上部と前記下部は、前記第2狭開口の端部の放射方向側でホーン状を形成する、請求項2に記載のスロットアレイアンテナ。
【請求項4】
前記上部と前記下部は、前記第1面の縁に沿って内側に曲がった第1屈曲部と、放射方向に曲がった第2屈曲部と、
を備え、
前記第1狭開口は、前記第2屈曲部から放射方向側で前記上部と前記下部が対向して形成した開口である、
請求項1に記載のスロットアレイアンテナ。
【請求項5】
前記上部と下部は、前記第2屈曲部の放射方向側で第1面の幅方向の内側に曲がった第3屈曲部と、第3屈曲部の放射方向側で放射方向に曲がった第4屈曲部を備え、
前記第2狭開口は、前記第4屈曲部から放射方向側で前記上部と前記下部が対向して形成した開口である、
請求項4に記載のスロットアレイアンテナ。
【請求項6】
前記ホーンの前記上部と前記下部の一部が、前記第1屈曲部付近で前記導波管の第1面の一部と重なり、ホーンが放射方向に固定される、
請求項6に記載のスロットアレイアンテナ。
【請求項7】
前記導波管は、細長い中空構造である、
請求項6に記載のスロットアレイアンテナ。
【請求項8】
前記中空構造は、矩形である、
請求項7に記載のスロットアレイアンテナ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主に船舶航行用の船舶用レーダに関し、より具体的には、船舶用レーダのスロットアレイアンテナに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
導波管を備えるスロットアレイアンテナは、船舶用アンテナに使用される主流のアンテナである。そして、スロットアレイアンテナは、指向性を向上させるためにホーンと複数のスロットを備えた矩形導波管を使用している。さらに、船舶用のスロットアレイアンテナでは、エッジシャントシステム(水平偏波)が主に用いられる。
【0003】
エッジシャント式のスロットアレイアンテナでは、一般的に交差偏波である垂直偏波のサイドローブを抑制するために格子(グレーティング)が設けられる。
【0004】
一方、スロットの向きが異なるロンジテューディナルシャント式のスロットアレイアンテナが用いられる場合、水平偏波のサイドローブが生じるが、これを抑制する格子を作ることは容易ではない。そのため、ロンジテューディナルシャント式において、簡易な構成で効率的に交差偏波(水平偏波)のサイドローブを抑制する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5219139号
【0006】
特許文献1では、ロンジテューディナルシャント式のアンテナのスロットそれぞれを金属で囲むことでサイドローブを抑制している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本願発明は、サイドローブを抑制し、創作が容易なロンジテューディナルシャント式のスロットアレイアンテナを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願発明は、導波管とホーンとを含むスロットアレイアンテナを提供する。導波管は、電波を放射するスロットを第1面に有する。ホーンは、第1面側に電波を放射する向きで導波管に固定され、第1面の短辺方向に上部と下部が内側に曲がって形成した第1狭開口を有する。そして、第1狭開口の開口幅は、第1面の短辺方向の幅より短い。ホーンは、第1狭開口よりも放射方向側の上部と下部が、さらに内側に曲がって形成した第2狭開口を有する。第2狭開口の開口幅は、電波の波長の2/5以下である。上記の構成により、簡易な構成で交差偏波抑制の格子を使用することなく、水平偏波に起因して発生するサイドローブを抑制する。
【0009】
さらに、第2狭開口の開口幅は、電波の波長の1/5以下であってもよい。上記構成により、より狭い開口を持つ第2狭開口によって水平偏波がアンテナ内部に伝搬することがさらに抑制され、サイドローブが抑制される。
【0010】
さらに、上部と下部は、第2狭開口の端部の放射方向側でホーン状を形成してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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