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公開番号2024018080
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022121167
出願日2022-07-29
発明の名称フィルムの製造方法、および被膜除去装置
出願人東レ株式会社
代理人
主分類B29B 17/00 20060101AFI20240201BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】本発明は、積層体から高効率に被膜を除去する工程を有するフィルムの製造方法および被膜除去装置を提供することを課題とする。
【解決手段】フィルムの少なくとも片面に被膜を有する積層体から前記被膜を除去する工程を有するフィルムの製造方法であって、当該工程において、水を主成分とする洗浄液を前記被膜に付与する洗浄液付与工程と、プラズマを利用した表面処理を前記被膜に施す表面処理工程とを有し、前記被膜が水溶性樹脂を含む層Xを含有するフィルムの製造方法である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
フィルムの少なくとも片面に被膜を有する積層体から前記被膜を除去する工程を有するフィルムの製造方法であって、当該工程において、水を主成分とする洗浄液を前記被膜に付与する洗浄液付与工程と、プラズマを利用した表面処理を前記被膜に施す表面処理工程とを有し、前記被膜が水溶性樹脂を含む層Xを含有するフィルムの製造方法。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記洗浄液付与工程の後に、前記表面処理工程を有する、請求項1に記載のフィルムの製造方法。
【請求項3】
前記水溶性樹脂がビニルアルコール残基を有する樹脂である請求項1または2に記載のフィルムの製造方法。
【請求項4】
前記層Xの厚みが10nm以上1000nm以下であることを特徴する請求項1または2に記載のフィルムの製造方法。
【請求項5】
前記表面処理が大気圧プラズマ処理である請求項1または2に記載のフィルムの製造方法。
【請求項6】
前記大気圧プラズマ処理の放電処理強度が、100W・min/m

以上である請求項5に記載のフィルムの製造方法。
【請求項7】
水溶性樹脂を含む被膜を少なくとも片面に有する積層体から前記被膜を剥離除去するための装置であって、前記被膜に洗浄液を付与するための洗浄液付与機構と、前記洗浄液付与機構の後に前記被膜にプラズマを利用した表面処理するため表面処理機構とを備えた、被膜除去装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、積層体から被膜を除去する工程を有するフィルムの製造方法および被膜除去装置に関し、さらに詳細には、被膜除去性と生産性を両立するフィルムの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
プラスチックは様々な分野に利用されている一方、マイクロプラスチックなど海洋汚染の原因物とされ、プラスチックによる環境負荷低減が急務となっている。また、近年、IoT(Internet of Things)の進化により、コンピュータやスマートフォンに搭載されるCPUなどの電子デバイスが急激に増加し、それに伴い、電子デバイスを駆動するために重要な積層セラミックコンデンサ(MLCC)の数も爆発的に増加している。MLCCの一般的な製造方法は、プラスチックフィルムを基材とし、該基材上に離型層を設けた離型フィルム上に、セラミックグリーンシートと電極を積層して乾燥して固めた後、該積層体を離型フィルムから剥離し複数層を積層し、焼成するというものである。この工程において、離型フィルムは、工程中で不要物として廃棄されることとなる。
【0003】
すなわち、近年のMLCC数量の爆発的増加で不要物として廃棄される離型フィルムが増えることによる環境への負荷が課題となりつつある。MLCCの製造工程で用いられる離型フィルムに含まれる離型層の成分は、離型性の観点から、一般的にはフィルムを構成する成分とは異なる組成であるため、離型層がついた離型フィルムをそのまま再溶融した場合、離型層の成分が異物として存在するため、再利用が難しく、フィルムを再利用するためには、離型層などの被膜を除去することが必要である。
【0004】
そこで被膜を除去するする技術の例として、特許文献1では、被膜を有するフィルムにコロナ処理を行った後、アルカリ性洗浄液に接触させることで、被膜を除去する方法が開示されている。また、特許文献2では、被膜を有するフィルムにプラズマ処理を行い、被膜を除去する方法が開示されている。さらに、特許文献3では、被膜として、離型層とフィルムの中間に水溶性樹脂の層を設け、温水槽に浸漬させることで離型層を除去する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-90094号公報
特開2007-2293号公報
特開2004-363140号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述のような、MLCC数量の爆発的増加に伴い、不要物として廃棄される離型フィルムが増えることによる環境への負荷を低減することが重要である。そのため、離型層などの被膜を確実に除去することに加え、処理速度が速い被膜除去方法が求められる。
【0007】
以上の要望に対し、本発明者らが前述の従来技術について確認したところ、特許文献1に記載の技術の場合は、被膜除去性は比較的良好である一方、アルカリ性洗浄液を使用することから環境負荷が大きくなるという問題がある。特許文献2に記載の技術の場合、被膜除去性が不十分であり、被膜除去性を向上するために処理時間を長くした場合でも、生産性の低下や電力消費増による環境負荷増大という問題がある。また、特許文献3に記載の技術の場合、温水槽内に樹脂成分が溶出するため、処理時間の経過とともに温水槽中の樹脂成分の濃度が上昇して、初期の剥離能力を継続して発現することができないという問題がある。さらに、樹脂濃度の上昇を抑制するために、水の供給量を増大する手法を採用した場合でも、水の供給量とともに廃水量も増大するため環境負荷が大きくなる、という問題がある。
【0008】
以上の点から、本発明の課題は、積層体から高効率に被膜を除去する工程を有するフィルムの製造方法および被膜除去装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の好ましい一態様は以下の通りである。
(1)フィルムの少なくとも片面に被膜を有する積層体から前記被膜を除去する工程を有するフィルムの製造方法であって、当該工程において、水を主成分とする洗浄液を前記被膜に付与する洗浄液付与工程と、プラズマを利用した表面処理を前記被膜に施す表面処理工程とを有し、前記被膜が水溶性樹脂を含む層Xを含有するフィルムの製造方法。
(2)前記洗浄液付与工程の後に、前記表面処理工程を有する、(1)に記載のフィルムの製造方法。
(3)前記水溶性樹脂がビニルアルコール残基を有する樹脂である(1)または(2)に記載のフィルムの製造方法。
(4)前記層Xの厚みが10nm以上1000nm以下であることを特徴する(1)~(3)のいずれかに記載のフィルムの製造方法。
(5)前記表面処理が大気圧プラズマ処理である(1)~(4)のいずれかに記載のフィルムの製造方法。
(6)前記大気圧プラズマ処理の放電処理強度が、100W・min/m

以上である(5)に記載のフィルムの製造方法。
(7)水溶性樹脂を含む被膜を少なくとも片面に有する積層体から前記被膜を剥離除去するための装置であって、前記被膜に洗浄液を付与するための洗浄液付与機構と、前記洗浄液付与機構の後に前記被膜にプラズマを利用した表面処理するため表面処理機構とを備えた、被膜除去装置。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、積層体から高効率に被膜を除去する工程を有するフィルムの製造方法および被膜除去装置を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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