TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024017888
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022120833
出願日2022-07-28
発明の名称操作制御システム
出願人オムロン株式会社
代理人個人
主分類G06F 3/0354 20130101AFI20240201BHJP(計算;計数)
要約【課題】簡易な構成で正転時と逆転時で異なる設定が割り当て可能な操作制御システムを提供する。
【解決手段】マウス制御システム1は、PC20、ホイールユニット11を含むマウス10を備える。ホイールユニット11は、ホイール本体部12f、ホイール本体部12fに対して回転抵抗を付与するMR流体12eを保持するMR流体保持部11g、ホイール本体部12fの回転位置を検出する回転検出部13a、ホイール本体部12fの回転方向を検出する方向検出部13b、磁場を発生させるコイル12d、コイル12dに流れる電流を制御するコイル制御部12cを有する。PC20側の出力トルク決定部23aは、マウス10側の回転検出部13aと方向検出部13bの検出結果に応じてホイール本体部12fの出力トルクを決定する。マウス10側のコイル制御部12cは、PC20側の出力トルク決定部23aにおける決定に従ってコイル12dに流れる電流を制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
操作制御装置と、前記操作制御装置と接続されホイールユニットを含む操作装置と、を備えた操作制御システムであって、
前記操作装置に含まれる前記ホイールユニットは、
正転・逆転方向に回転可能な状態で前記操作装置に装填されるホイール本体部と、
外部から付与された磁場によって粘度が変化することで、前記ホイール本体部に対して回転抵抗を付与する磁気粘性流体を保持する磁気粘性流体保持部と、
前記ホイール本体部の回転方向における位置を検出する回転検出部と、
前記ホイール本体部の回転方向を検出する方向検出部と、
前記磁気粘性流体に対して磁場を発生させるコイルと、
前記ホイール本体部に対する回転抵抗を変化させるように前記コイルに流れる電流を制御するコイル制御部と、
を有し、
前記操作制御装置は、
前記回転検出部および前記方向検出部における検出結果に応じて、前記ホイール本体部の出力トルクを決定する出力トルク決定部を有し、
前記コイル制御部は、前記出力トルク決定部における決定に従って、前記コイルに流れる電流を制御する、
操作制御システム。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記操作制御装置は、
前記ホイール本体部の出力トルクに応じた複数のパルス波形のデータを保存する記憶部をさらに有し、
前記出力トルク決定部は、前記回転検出部および前記方向検出部における検出結果に応じた適切なパルス波形を読み出して、前記ホイール本体部の出力トルクを決定する、
請求項1に記載の操作制御システム。
【請求項3】
前記操作制御装置は、前記操作装置との間で通信を行う第1通信部を、さらに有し、
前記操作装置は、前記第1通信部との間で通信を行う第2通信部を、さらに有している、
請求項1または2に記載の操作制御システム。
【請求項4】
前記コイル制御部は、前記パルス波形に基づいて、PWM(Pulse Width Modulation)制御を行う、
請求項3に記載の操作制御システム。
【請求項5】
前記回転検出部は、正転用に第1分解能、逆転用に前記第1分解能よりも低い第2分解能、がそれぞれ設定されている、
請求項1または2に記載の操作制御システム。
【請求項6】
前記回転検出部は、正転方向への回転時における回転位置を検出する第1位相と、逆転方向への回転時における回転位置を検出する第2位相とが互いにズレた位置に設定されている、
請求項1または2に記載の操作制御システム。
【請求項7】
前記コイル制御部は、前記方向検出部において検出される前記ホイール本体部の回転方向に応じて、前記ホイール本体部のクリック感が異なる感覚になるように、前記コイルに流れる電流を制御する、
請求項1または2に記載の操作制御システム。
【請求項8】
前記コイル制御部は、前記方向検出部における検出結果が正転方向である場合には、第1ピッチでクリック感が付与され、前記方向検出部における検出結果が逆転方向である場合には、前記第1ピッチよりも広い第2ピッチでクリック感が付与されるように、前記コイルに流れる電流を制御する、
請求項7に記載の操作制御システム。
【請求項9】
前記操作装置は、マウスである、
請求項1または2に記載の操作制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、マウス、キーボード、コントロールパネル等の操作装置と、これに接続されるPC等の操作制御装置とを含む操作制御システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、PC等に各種操作入力を行うマウスやキーボード等の操作装置に、回転操作によって入力を行うホイールユニットが装填された構成が採用されている。
また、近年、ホイールユニットが装填されたマウス等の操作装置は、職場や家庭に設置されたPC等を操作する操作装置としての用途だけでなく、e-Sports等のゲームを操作する操作装置としても使用されており、より繊細な操作感が求められている。
【0003】
例えば、特許文献1には、構造が簡単で低コストなスクロールホイールの段数切替え機能を有するマウス装置について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-068411号公報(特許第6981632号)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来のマウス装置では、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記公報に開示されたマウス装置では、スクロールホイールの段数切替え機能を持たせるために、異なる溝数のコード溝を有する複数のモジュールを備えており、このモジュールを切り替えることで、スクロールホイールの段数を切り替えている。
よって、このマウス装置の構成では、正転時と逆転時とで異なる回転抵抗になるように設定したり、使用者の好みの使用感になるように回転抵抗やクリック感等の各種設定を変化させたりすることは困難であった。
【0006】
本発明の課題は、簡易な構成により、正転時と逆転時とで異なる設定が割り当て可能な操作制御システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の発明に係る操作制御システムは、操作制御装置と、操作制御装置と接続されホイールユニットを含む操作装置と、を備えている。操作装置に含まれるホイールユニットは、正転・逆転方向に回転可能な状態で操作装置に装填されるホイール本体部と、外部から付与された磁場によって粘度が変化することで、ホイール本体部に対して回転抵抗を付与する磁気粘性流体を保持する磁気粘性流体保持部と、ホイール本体部の回転方向における位置を検出する回転検出部と、ホイール本体部の回転方向を検出する方向検出部と、磁気粘性流体に対して磁場を発生させるコイルと、ホイール本体部に対する回転抵抗を変化させるようにコイルに流れる電流を制御するコイル制御部と、を有している。操作制御装置は、回転検出部および方向検出部における検出結果に応じて、ホイール本体部の出力トルクを決定する出力トルク決定部を有している。コイル制御部は、出力トルク決定部における決定に従って、コイルに流れる電流を制御する。
【0008】
ここでは、PC(Personal Computer)等の操作制御装置と、操作制御装置と接続された操作装置に装填され磁気粘性流体(MR(Magneto-Rheological)流体)を用いたホイールユニットとを含む操作制御システムにおいて、操作制御装置が、正転時・逆転時に別の仕様を割り当てるように、回転方向における位置および回転方向の検出結果に応じて、正転方向への回転時と逆転方向への回転時とで、磁気粘性流体に対して磁場を発生させるようにコイルに流れる電流を制御する。
【0009】
ここで、ホイールユニットが装填される操作装置は、例えば、マウス、キーボード、各種コントロールパネル等を含む。
操作制御装置は、例えば、無線あるいは有線によって操作装置に接続されたPCであって、マウス等の操作装置を制御する。
ホイールユニットは、回転操作によって操作入力を行う操作部材であって、例えば、回転操作に加えて、押圧によって操作入力が行われる構成であってもよい。
【0010】
磁気粘性流体(MR流体)は、磁力が付与されると粘度が変化する流体であって、ホイールユニットの回転体(ホイール本体部)の周囲に保持されていることで、磁力の大きさに応じてホイールユニットの回転抵抗を変化させる。
ホイールユニットの正転とは、例えば、マウスに装填された構成において、使用者からみて前方向へ回転させることを意味し、逆転とは、使用者から見て手前側へ回転させることを意味している。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

オムロン株式会社
制御装置、及び制御方法
2日前
オムロン株式会社
サーボモータのゲイン調整方法
1日前
オムロン株式会社
電力変換装置及び直流電力供給システム
2日前
オムロン株式会社
開発装置、開発方法および開発プログラム
3日前
オムロン株式会社
動作学習装置、動作学習システム、動作学習方法及び動作学習プログラム
4日前
オムロン株式会社
操作装置、制御ユニット及び制御方法
15日前
個人
情報検索装置
17日前
個人
ノートPC寝台
19日前
個人
ドットパターン
16日前
個人
環境情報処理装置
1か月前
個人
外食予約システム
1か月前
個人
電子文書の閲覧用電子機器
23日前
個人
海外在住支援システム
1か月前
個人
サービス提供システム
1か月前
ニデック株式会社
冷却装置
1か月前
個人
モノ造りプロトコルレイヤー
8日前
キヤノン電子株式会社
携帯情報端末
18日前
個人
施術スタッフ育成システム
24日前
株式会社ワコム
電子ペン
1か月前
大和製衡株式会社
組合せ計数装置
19日前
東洋電装株式会社
操作装置
1か月前
東洋電装株式会社
操作装置
1か月前
東洋電装株式会社
操作装置
1か月前
株式会社ゼロワン
ケア支援システム
18日前
株式会社広島銀行
本人確認システム
18日前
株式会社カロニマ
情報発信システム
1か月前
株式会社ゼロワン
ケア支援システム
18日前
株式会社SUBARU
操作制御装置
1か月前
学校法人修道学園
農地集約システム
1か月前
株式会社COLORS
表示制御装置
4日前
ブラザー工業株式会社
印刷制御装置
19日前
有限会社カツミ工業
管理装置
19日前
トヨタ自動車株式会社
図面表示装置
1日前
株式会社SUBARU
画像処理装置
24日前
旭精工株式会社
管理装置および管理システム
1か月前
三菱電機株式会社
情報検索装置
9日前
続きを見る