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公開番号2024017757
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022120612
出願日2022-07-28
発明の名称伝達ギヤの組付構造
出願人株式会社ユーシン
代理人個人
主分類B60H 1/00 20060101AFI20240201BHJP(車両一般)
要約【課題】組付性を向上する。
【解決手段】伝達ギヤの組付構造Sでは、伝達ギヤ50を収容するギヤ収容部40がケース24に設けられており、ギヤ収容部40は、伝達ギヤ50の軸方向(前後方向)の直交方向(上側又は下側)へ開放された凹状に形成されている。ギヤ収容部40の前壁41には、前後方向に弾性変形可能に構成された支持部45が形成され、支持部45には、ギヤ軸部52の前端部52Aを回転可能に支持する支持孔45Aが形成されている。また、ギヤ収容部40の後壁42には、直交方向(上側又は下側)へ開放された後側ガイド溝47が形成されており、ギヤ軸部52の後端部52Bが後側ガイド溝47に挿通される。これにより、伝達ギヤ50の軸方向と直交する方向を組付方向として、伝達ギヤ50をケース24のギヤ収容部40に組付けて、単一のケース24によってギヤ軸部52を支持することができる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
ケースと、
前記ケースに回転可能に設けられ、外周部に駆動ギヤ部を有するダイヤルノブと、
前記ダイヤルノブの径方向外側に設けられ、軸部と、前記駆動ギヤ部に噛合された従動ギヤ部を有する円板状のギヤ本体と、を含んで構成された伝達ギヤと、
前記軸部の一端部に連結され、前記伝達ギヤの回転を検出する回転検出部と、
前記ケースに設けられ、前記軸部の軸方向に対して直交する方向に開口された開口部を有する凹状に形成されると共に、前記伝達ギヤを前記開口部から収容する収容部と、
前記収容部における前記軸方向の一方側の壁部に形成され、前記軸部が挿通されると共に、前記伝達ギヤの前記収容部への収容をガイドする第1ガイド溝と、
前記収容部における前記軸方向の他方側の壁部に設けられ、前記軸方向に弾性変形可能に構成されると共に、前記軸部を回転可能に支持する支持孔を有する支持部と、
を備えた伝達ギヤの組付構造。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記収容部における前記軸方向の他方側の壁部には、第2ガイド溝が形成されており、
前記伝達ギヤの前記収容部への収容時には、前記軸部が前記第2ガイド溝に挿通されて、前記第2ガイド溝によって前記軸部が前記支持部へ案内される請求項1に記載の伝達ギヤの組付構造。
【請求項3】
前記収容部における前記軸方向の他方側の壁部には、当該壁部と前記支持部とを区画するスリットが貫通形成されると共に、前記第2ガイド溝が前記スリットに連通している請求項2に記載の伝達ギヤの組付構造。
【請求項4】
前記支持部に支持される前記軸部の端面には、前記軸方向の一方側へ傾斜する傾斜面が形成されている請求項3に記載の伝達ギヤの組付構造。
【請求項5】
前記ケースには、前記駆動ギヤ部を径方向外側から囲む囲繞壁が設けられており、
前記軸方向から見て、前記囲繞壁の一部と前記収容部の一部とが重なっており、
前記ケースには、前記囲繞壁と前記収容部との重なる部分において、前記囲繞壁の内部と前記収容部の内部とを連通する連通部が形成されている請求項4項に記載の伝達ギヤの組付構造。
【請求項6】
前記ダイヤルノブの外周部には、径方向外側へ張り出されたフランジ部が形成されており、前記フランジ部が前記囲繞壁を前記軸方向の他方側から覆っている請求項5に記載の伝達ギヤの組付構造。
【請求項7】
前記ケースは、ハウジングに収容されており、前記開口部が前記ハウジングによって覆われている請求項1~請求項6の何れか1項に記載の伝達ギヤの組付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、伝達ギヤの組付構造に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載のダイヤルスイッチ機構は、回転ノブと、回転ノブの第1歯車部に噛合された第2歯車部と、を有しており、第2歯車部には、デジタル回転スイッチが固着されている。これにより、回転ノブが回転操作されると、第2歯車部が回転ノブの回転に連動して回転して、デジタル回転スイッチによって回転ノブの回転を検出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-184966号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記ダイヤルスイッチ機構では、以下に示す点において改善の余地がある。すなわち、上記ダイヤルスイッチ機構では、第2歯車部を軸方向に移動させて、軸部の一端部を中ケースに組付け、その後に、表ケースを軸方向に移動させて、軸部の他端部に組付ける。つまり、上記ダイヤルスイッチ機構では、中ケース及び表ケースが軸方向両側から第2歯車部を挟み込んでいる。このため、例えば、表ケースを第2歯車に組付けるまでは、第2歯車部が仮組状態であるため、第2歯車部の組付状態が不安定となる可能性がある。よって、上記ダイヤルスイッチ機構では、組付性を向上するという点において改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、組付性を向上することができる伝達ギヤの組付構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、ケースと、前記ケースに回転可能に設けられ、外周部に駆動ギヤ部を有するダイヤルノブと、前記ダイヤルノブの径方向外側に設けられ、軸部と、前記駆動ギヤ部に噛合された従動ギヤ部を有する円板状のギヤ本体と、を含んで構成された伝達ギヤと、前記軸部の一端部に連結され、前記伝達ギヤの回転を検出する回転検出部と、前記ケースに設けられ、前記軸部の軸方向に対して直交する方向に開口された開口部を有する凹状に形成されると共に、前記伝達ギヤを前記開口部から収容する収容部と、前記収容部における前記軸方向の一方側の壁部に形成され、前記軸部が挿通されると共に、前記伝達ギヤの前記収容部への収容をガイドする第1ガイド溝と、前記収容部における前記軸方向の他方側の壁部に設けられ、前記軸方向に弾性変形可能に構成されると共に、前記軸部を回転可能に支持する支持孔を有する支持部と、を備えた伝達ギヤの組付構造である。
【発明の効果】
【0007】
上記構成の伝達ギヤの組付構造によれば、組付性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施の形態に係る伝達ギヤの組付構造が適用された操作装置を示す右斜め前方から見た斜視図である。
図1に示される操作装置のベゼルを取外した状態を示す前側から見た正面図である。
図2に示される操作ダイヤルのケースへの組付状態を示す左側から見た断面図(図2の3-3線断面図)である。
図2に示される伝達ギヤのケースへの組付状態を示す右側から見た断面図(図2の4-4線断面図)である。
図2に示される操作ダイヤルの駆動ギヤ部と伝達ギヤの従動ギヤ部との噛合状態を示す前側から見た断面図である。
図2に示される操作ダイヤル、伝達ギヤ、及びケースの分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて、本実施の形態に係る伝達ギヤの組付構造Sが適用された操作装置10について説明する。なお、図面に適宜示される矢印UP、矢印FR、矢印RHは、それぞれ操作装置10の上側、前側、右側を示している。そして、以下の説明において、上下、前後、左右の方向を用いて説明するときには、特に断りのない限り、操作装置10の上下方向、前後方向、左右方向を示すものとする。
【0010】
操作装置10は、車両(自動車)のインストールメントパネル等に配置されて、車両の空調装置等を操作するための装置として構成されている。図1及び図2に示されるように、操作装置10は、全体として左右方向に延在された略直方体状に形成されている。操作装置10は、ベゼル20と、ハウジング22と、基板26と、ケース24と、複数(本実施の形態では、3個)の操作ダイヤル30と、操作ダイヤル30の回転を基板26の回転検出部28(図4参照)に伝達するための3個の伝達ギヤ50と、を含んで構成されている。以下、操作装置10の各構成について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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