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公開番号2024017708
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022120529
出願日2022-07-28
発明の名称球状炭酸カルシウム粒子
出願人堺化学工業株式会社
代理人弁理士法人WisePlus
主分類C01F 11/18 20060101AFI20240201BHJP(無機化学)
要約【課題】 高温での撥水性に優れ、かつ、固化させた場合にも固くなりすぎない球状炭酸カルシウム粒子を提供する。
【解決手段】 アシル基とアミノ基と-COOM基(Mは、水素原子、アルカリ金属、アンモニウム基、有機アンモニウム基又は有機アミン基を表す。)とを有する化合物(a)で被覆された球状炭酸カルシウム粒子。
【選択図】なし




特許請求の範囲【請求項1】
アシル基とアミノ基と-COOM基(Mは、水素原子、アルカリ金属、アンモニウム基、有機アンモニウム基又は有機アミン基を表す。)とを有する化合物(a)で被覆された球状炭酸カルシウム粒子。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記化合物(a)は、N-アシルアミノ酸及び/又はその塩である、請求項1に記載の球状炭酸カルシウム粒子。
【請求項3】
前記球状炭酸カルシウム粒子は、レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置によって測定されるメジアン径(D50)が、0.1~20μmである、請求項1又は2に記載の球状炭酸カルシウム粒子。
【請求項4】
前記化合物(a)の被覆量が、被覆された球状炭酸カルシウム粒子の質量100質量%に対して、1~10重量%である、請求項1又は2に記載の球状炭酸カルシウム粒子。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の球状炭酸カルシウム粒子を含む化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、球状炭酸カルシウム粒子に関する。より詳しくは、化粧料等に有用な球状炭酸カルシウム粒子に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
化粧料において、展伸性、高ヘーズ効果、スクラブ効果等を付与することを目的として球状粒子を配合することが広く行われている。この球状粒子はナイロン、ポリスチレン、ポリオルガノシルセスキオキサン系等の有機高分子で構築されるものと、シリカ、炭酸カルシウム等の無機化合物で構築されるものに大別できる。
ところで、近年では、化粧料に配合された樹脂球状粒子が下水を通じて自然界に流出し、有害物質を吸着した樹脂粒子を摂取したプランクトンや魚等により有害物質が濃縮される、いわゆるマイクロプラスチック問題が話題となっている。そのため、比重が重く海中等で浮遊しにくい無機球状粒子を利用することを主眼に、粉体開発や化粧料の処方開発が盛んに行われている状況である。その中で、球状炭酸カルシウムは独特の柔らかく滑る感触や軽さにより注目を浴びている素材である。
【0003】
無機化合物は親水性のものが大半であり、無機化合物を化粧料に配合する際には有機化合物で被覆された粉体が広く使用されている。つまり、有機化合物で表面処理することにより、粉体に親油性を付与し、より優れた感触や油に対する高分散性等を得ることができる。シリコーンで表面処理を施すことが過去にはよく行われてきたが、最近では化粧料使用者の自然志向が高まり、非石油原料で作られた脂肪酸等の表面処理剤が好まれるようになってきている。
【0004】
球状炭酸カルシウムへの表面処理技術としては、脂肪酸やシリコーンで処理する技術が提案されており、例えば、特許文献1には、平均粒子径が0.5~20μmの範囲にある球状炭酸カルシウム粒子の水分散液をpH9~11の範囲とし、この上記球状炭酸カルシウム粒子の水分散液中、上記球状炭酸カルシウム粒子100重量部に対して2.5重量部以上の高級脂肪酸塩を上記球状炭酸カルシウム粒子に25℃以上の温度で接触させた後、得られた水分散液を常温でpH6~7に中和することを特徴とする化粧料用表面処理球状炭酸カルシウム粒子の製造方法が開示されている。また、特許文献2には、体積メジアン径が0.5~20μmの範囲にある球状炭酸カルシウム粒子の表面に含水シリカ被覆を有し、更に、その上にシリコーンオイル被覆を有する化粧料用表面処理球状炭酸カルシウム粒子が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-240930号公報
再表2014-61689号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述のとおり、球状炭酸カルシウムへの表面処理技術として種々の方法が開発されているが、特許文献1等に開示された脂肪酸で表面処理したものは、高温水中での撥水性が充分ではなく、高温の環境での安定性に課題があり、また、脂肪酸を用いることで粉体同士の固着力(凝集性)が強くなる傾向があるため、固化させてプレストファンデーション等に用いると固くなりすぎるという課題があった。また、特許文献2等に記載のシリカ処理を必要とする方法は、工程が長くなることや、化粧料に配合した場合にシリカに由来するざらついた固い感触を与えるという課題があった。
したがって、高温での撥水性に優れ、かつ、固化させた場合にも固くなりすぎない球状炭酸カルシウム粒子が求められていた。
【0007】
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、高温での撥水性に優れ、かつ、固化させた場合にも固くなりすぎない球状炭酸カルシウム粒子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、球状炭酸カルシウムの表面処理について種々検討したところ、アシル基とアミノ基と-COOM基(Mは、水素原子、アルカリ金属、アンモニウム基、有機アンモニウム基又は有機アミン基を表す。)とを有する化合物で被覆された球状炭酸カルシウム粒子が高温での撥水性に優れ、かつ、固化させた場合にも固くなりすぎないことを見いだし、上記課題をみごとに解決することができることに想到し、本発明に到達したものである。
【0009】
本発明は、以下の球状炭酸カルシウム粒子等を包含する。
〔1〕アシル基とアミノ基と-COOM基(Mは、水素原子、アルカリ金属、アンモニウム基、有機アンモニウム基又は有機アミン基を表す。)とを有する化合物(a)で被覆された球状炭酸カルシウム粒子。
〔2〕前記化合物(a)は、N-アシルアミノ酸及び/又はその塩である、上記〔1〕に記載の球状炭酸カルシウム粒子。
〔3〕前記球状炭酸カルシウム粒子は、レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置によって測定されるメジアン径(D50)が、0.1~20μmである、上記〔1〕又は〔2〕に記載の球状炭酸カルシウム粒子。
〔4〕前記化合物(a)の被覆量が、被覆された球状炭酸カルシウム粒子の質量100質量%に対して、1~10重量%である、上記〔1〕~〔3〕のいずれかに記載の球状炭酸カルシウム粒子。
〔5〕上記〔1〕~〔4〕のいずれかに記載の球状炭酸カルシウム粒子を含む化粧料。
【発明の効果】
【0010】
本発明の球状炭酸カルシウム粒子は、上述の構成よりなり、高温での撥水性に優れ、かつ、固化させた場合にも固くなりすぎないため、化粧料等に好適に用いることができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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