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公開番号2024017608
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022120360
出願日2022-07-28
発明の名称ダンパ制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類B60W 20/17 20160101AFI20240201BHJP(車両一般)
要約【課題】ヒステリシストルクの異常を抑制することができるダンパ制御装置を提供する。
【解決手段】ダンパ制御装置は、内燃機関のクランク軸の回転に伴って相対的に回転する一組の回転部材と、前記一組の回転部材の間で回転方向に弾性力を発揮するバネ機構とを備えたダンパ装置のヒステリシストルクを監視する監視部と、前記ヒステリシストルクが閾値以上である場合、前記クランク軸の回転数を低下させる制御部とを有する。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項１】
内燃機関のクランク軸の回転に伴って相対的に回転する一組の回転部材と、前記一組の回転部材の間で回転方向に弾性力を発揮するバネ機構とを備えたダンパ装置のヒステリシストルクを監視する監視部と、
前記ヒステリシストルクが閾値以上である場合、前記クランク軸の回転数を低下させる制御部とを有する、
ダンパ制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ダンパ制御装置に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
ダンパ装置は、例えばエンジンとモータジェネレータの間の動力伝達経路上に設けられる（例えば特許文献１）。ダンパ装置は、相対的に回転可能な一組の回転部材の間にコイルスプリングを介在させ、このコイルスプリングの弾性変形によって、内燃機関のトルクの変動による捩り方向の振動を吸収および減衰させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－１１９３７７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
各回転部材の収容孔には、例えばコイルスプリングが保持部材により保持された状態で収容されている。保持部材は、回転による遠心力を受けると外周側に移動し収容孔の内壁に当たって摩擦力を生ずるおそれがある。これにより、ダンパ装置のヒステリシストルクが異常に大きくなりノイズ及び振動が増加するおそれがある。
【０００５】
そこで本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ヒステリシストルクの異常を抑制することができるダンパ制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明のダンパ制御装置は、内燃機関のクランク軸の回転に伴って相対的に回転する一組の回転部材と、前記一組の回転部材の間で回転方向に弾性力を発揮するバネ機構とを備えたダンパ装置のヒステリシストルクを監視する監視部と、前記ヒステリシストルクが閾値以上である場合、前記クランク軸の回転数を低下させる制御部とを有する。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、ヒステリシストルクの異常を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
ハイブリッド車両の一例を示す構成図である。
ダンパ装置の挙動の例を概略的に示す断面図である。
ダンパ装置の制御の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
図１は、ハイブリッド車両９の一例を示す構成図である。ハイブリッド車両９は、車両制御装置１、エンジン（ＥＮＧ）２、ダンパ装置３、差動機構４、モータジェネレータ（ＭＧ）５１，５２、インバータ５３、バッテリ（ＢＡＴ）５４、終減速装置６２、及び駆動輪６３を有する。また、ハイブリッド車両９は、アクセル開度センサ９０、ブレーキ開度センサ９１、車速センサ９２、クランク角センサ９３、及びレゾルバ９４を有する。
【００１０】
エンジン２は、ハイブリッド車両９を駆動する内燃機関の一例であり、クランク軸２０を回転させる。クランク角センサ９３はクランク軸２０の角度を検出して車両制御装置１に出力する。エンジン２の出力トルクはダンパ装置３に入力される。
（【００１１】以降は省略されています）

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