TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024017405
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022120023
出願日2022-07-27
発明の名称コネクタユニット
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H01R 13/518 20060101AFI20240201BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子への触指の防止と、小型化と、を両立可能なコネクタユニットを提供すること。
【解決手段】コネクタユニット1は、第1端子10を有する第1コネクタ2と、筒状接点部31と延出部32とを有する第2端子30を有する第2コネクタ3と、を備える。第1コネクタ2は、第1端子10を取り囲むフード部21を有する第1ハウジング20を有する。第2コネクタ3は、嵌合の際、フード部21の筒内に筒状接点部31が挿入されると共に筒状接点部31に第1端子10が挿入されるように、第2端子30を保持する第2ハウジング40を有する。フード部21は、その開口端部に、一対の切欠き22と、一対の切欠き22に挟まれる筒壁片23と、を有する。第2端子30の延出部32は、嵌合の際、一対の切欠き22に挿入される一対の板状部34と、一対の板状部34の間に画成されて筒壁片23が挿入される空間部35と、を有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
第1端子を有する第1コネクタと、第2端子を有する第2コネクタと、を備えるコネクタユニットであって、
前記第1端子は、
前記第2端子との接続のための第1接点部を有し、
前記第2端子は、
前記第1端子との接続のための第2接点部と、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの嵌合方向に交差する向きに前記第2接点部から延びる延出部と、を有し、
前記第1コネクタは、
前記第1接点部を取り囲む筒形状のフード部を有する第1ハウジングを有し、
前記第2コネクタは、
前記第1コネクタと前記第2コネクタとの嵌合の際、前記フード部の開口端部から筒内に前記第2端子の前記第2接点部が挿入されるとともに前記第2接点部に前記第1接点部が導通接続されるように、前記第2端子を保持する第2ハウジングを有し、
前記フード部は、
当該フード部の前記開口端部に、当該フード部の筒軸方向に延びる切欠きと、前記切欠きに隣り合う筒壁片と、を有し、
前記第2端子の前記延出部は、
前記嵌合の際に前記切欠きに挿入される板状部と、前記板状部に隣り合うように画成されて前記嵌合の際に前記筒壁片が挿入される空間部と、を有する、
コネクタユニット。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
請求項1に記載のコネクタユニットであって、
前記第1端子の前記第1接点部と前記第2端子の前記第2接点部との間に挟まれるように配置されて、前記第1接点部及び前記第2接点部に弾性的に接触することによって前記第1接点部と前記第2接点部とを導通接続する導電部材を、更に備える、
コネクタユニット。
【請求項3】
請求項2に記載のコネクタユニットにおいて、
前記第1端子の前記第1接点部は、棒状の形状を有し、
前記第2端子の前記第2接点部は、前記第1接点部が挿入される筒状の形状を有し、
前記導電部材は、
螺旋状に旋回する導体線材から構成され、前記第1接点部の外周面と前記第2接点部の内周面との間に挟まれるように、前記第1接点部及び前記第2接点部の周方向に延びる環状の形状を有する、コイルスプリングである、
コネクタユニット。
【請求項4】
請求項3に記載のコネクタユニットにおいて、
前記コイルスプリングは、
前記嵌合の際に前記第1接点部及び前記第2接点部の一方に接触する前記導体線材の第1箇所と、前記導体線材の旋回方向において前記第1箇所に隣り合い且つ前記嵌合の際に前記第1接点部及び前記第2接点部の他方に接触する前記導体線材の第2箇所及び第3箇所と、を有するとともに、前記第2箇所及び前記第3箇所の双方が前記周方向において前記第1箇所の一方側にある、傾斜コイル構造を有する、
コネクタユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、第1端子を有する第1コネクタと、第2端子を有する第2コネクタと、を備えるコネクタユニットに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、棒状の端子を電気回路における電気的接続に用いることが提案されている。例えば、従来の例の一つでは、円柱状のオス端子をメス端子の筒状の窪みに挿し込むことで、オス端子とメス端子とが電気的に接続されるようになっている(例えば、特許文献1を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6471001号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の例のような棒状のオス端子をコネクタに用いる場合、一般に、オス端子を収容するオスハウジングに設けた筒状のフード部でオス端子を取り囲んで、作業者の指等が誤ってオス端子に接触すること(いわゆる、触指)を防ぐようになっている。触指をより確実に防ぐ観点では、フード部の筒長さをオス端子よりも十分に長くして、フード部の出来る限り奥側にオス端子を配置することが好ましい。ところが、そのようにフード部の筒長さを長くする場合、オス端子とメス端子との接続の際(即ち、コネクタ嵌合の際)にフード部がメスハウジングやメス端子の接点部以外の箇所に干渉しないように、それらをフード部から十分に離すような形状に、メスハウジングやメス端子を設計することになる。その結果、双方のコネクタを含むコネクタユニットが大型化することになる。このように、端子への触指の防止と、コネクタユニットの小型化と、は一般に両立が困難である。
【0005】
本発明の目的の一つは、端子への触指の防止と、コネクタユニットの小型化と、を両立可能なコネクタユニットの提供である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタユニットは、下記を特徴としている。
【0007】
第1端子を有する第1コネクタと、第2端子を有する第2コネクタと、を備えるコネクタユニットであって、
前記第1端子は、
前記第2端子との接続のための第1接点部を有し、
前記第2端子は、
前記第1端子との接続のための第2接点部と、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの嵌合方向に交差する向きに前記第2接点部から延びる延出部と、を有し、
前記第1コネクタは、
前記第1接点部を取り囲む筒形状のフード部を有する第1ハウジングを有し、
前記第2コネクタは、
前記第1コネクタと前記第2コネクタとの嵌合の際、前記フード部の開口端部から筒内に前記第2端子の前記第2接点部が挿入されるとともに前記第2接点部に前記第1接点部が導通接続されるように、前記第2端子を保持する第2ハウジングを有し、
前記フード部は、
当該フード部の前記開口端部に、当該フード部の筒軸方向に延びる切欠きと、前記切欠きに隣り合う筒壁片と、を有し、
前記第2端子の前記延出部は、
前記嵌合の際に前記切欠きに挿入される板状部と、前記板状部に隣り合うように画成されて前記嵌合の際に前記筒壁片が挿入される空間部と、を有する、
コネクタユニットであること。
【発明の効果】
【0008】
本発明のコネクタユニットによれば、第1コネクタが有する第1端子の第1接点部が、第1ハウジングに設けられた筒形状のフード部に収容される。第2コネクタが有する第2端子は、第1端子に導通接続する第2接点部と、嵌合方向に交差する向きに第2接点部から延びる延出部と、を有する。第1コネクタのフード部は、その開口端部に、フード部の筒軸方向に延びる切欠きと、切欠きに隣り合う筒壁片と、を有している。そして、コネクタ同士の嵌合の際、第2端子の第2接点部が、フード部の筒内に入り込むとともに、第2端子の延出部に設けられる板状部が、フード部の切欠きに挿入される。更に、フード部の筒壁片が、第2端子の延出部の空間部に挿入される。これにより、フード部が上述した切欠き等を有さない場合に比べ、切欠きの深さの分だけ、第1コネクタと第2コネクタとを互いに近づけることができる。換言すると、嵌合方向において、コネクタユニットの全体的な大きさを小さくする(換言すると、低背化する)ことができる。更に、フード部の切欠きの幅を十分に狭くすれば、切欠きを通じて触指が生じることはないため、フード部による触指予防効果が損なわれることもない。更に、第2端子に上述した板状部及び空間部を設けることで、第2ハウジングにはそのような構造を設けなくてもよいため、第2ハウジングによる触指予防効果が損なわれることもない。したがって、本構成のコネクタユニットは、端子への触指の防止と、コネクタユニットの小型化と、を両立可能である。
【0009】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係るコネクタユニットを構成するオスコネクタとメスコネクタとが分離した状態を示す斜視図である。
図2は、図1に示すオスコネクタの下面図である。
図3は、図1に示すメスコネクタの斜視図である。
図4は、オスコネクタに収容されるオス端子の分解斜視図である。
図5は、メスコネクタに収容されるメス端子の斜視図である。
図6は、オスコネクタ及びメスコネクタの嵌合状態における、図1のA-A断面に相当する断面図である。
図7は、図6のB-B断面図である。
図8は、参考例に係る環状のコイルスプリングの周方向の一部を示す側面図である。
図9は、図4に示す環状のコイルスプリングの周方向の一部を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

矢崎総業株式会社
コネクタ
1日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
17日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
4日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
4日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
3日前
矢崎総業株式会社
扁平電線
3日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
1日前
矢崎総業株式会社
非接触給電装置
17日前
矢崎総業株式会社
車両用冷却システム
1日前
矢崎総業株式会社
端子金具及び端子付き電線
1日前
矢崎総業株式会社
プロテクタ、及び、回路体
3日前
矢崎総業株式会社
端子金具及び端子金具の製造方法
1日前
矢崎総業株式会社
超音波接合装置及び端子付き電線
1日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱およびワイヤハーネス
1日前
矢崎総業株式会社
端子付き電線、及び、端子付き電線製造方法
1日前
矢崎総業株式会社
ジョイント電線及びジョイント電線の製造方法
1日前
矢崎総業株式会社
電池配線モジュール、及び該電池配線モジュール製造方法
4日前
矢崎総業株式会社
シールド電線ユニット、シールドコネクタ、及び、シールド体の製造方法
17日前
矢崎総業株式会社
省エネ入浴支援装置、省エネ入浴支援システム、及び省エネ入浴支援方法
1日前
個人
テーブルタップ
8日前
個人
真空管回路
1日前
日星電気株式会社
電線被覆材
17日前
アルモテック株式会社
反射鏡
17日前
サンケン電気株式会社
半導体装置
2日前
HOYA株式会社
光源装置
17日前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
1日前
沖電気工業株式会社
発光装置
19日前
株式会社大橋製作所
実装装置
1日前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
1日前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
1日前
マクセル株式会社
電池
25日前
株式会社ダイヘン
碍子
24日前
オムロン株式会社
電源切替装置
17日前
京セラ株式会社
積層型電子部品
23日前
オムロン株式会社
電源切替装置
17日前
続きを見る