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公開番号2024015708
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-06
出願番号2022117954
出願日2022-07-25
発明の名称紙葉類処理装置
出願人富士電機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G07D 11/14 20190101AFI20240130BHJP(チェック装置)
要約【課題】汎用性を良好なものとすることができ、製造コストの低減化を図ること。
【解決手段】投入口(22等)を通じて投入された紙葉類を搬送路15に沿って搬送させながら識別手段111を通じて紙葉類の真贋を識別させ、かつ識別手段111により真正であると識別された紙葉類を収納庫121に収納するようにした紙葉類処理装置であって、投入口を有する投入ユニットは、識別手段111及び収納庫121を有する直方状の本体構成部10に対して着脱可能に設けられ、かつ本体構成部10の長手方向が上下方向と一致する場合に長手方向に直交する奥行方向の手前側を臨む第1投入口22を有する第1投入部21と、本体構成部10の長手方向が奥行方向と一致する場合に長手方向の手前側を臨む第2投入口32を有する第2投入部31とのうち択一的に選択されたものにより構成される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
投入口を通じて投入された紙葉類を搬送路に沿って搬送させながら識別手段を通じて該紙葉類の真贋を識別させ、かつ該識別手段により真正であると識別された紙葉類を収納庫に収納するようにした紙葉類処理装置であって、
前記投入口を有する投入ユニットは、前記識別手段及び前記収納庫を有する直方状の本体構成部に対して着脱可能に設けられ、かつ前記本体構成部の長手方向が上下方向と一致する場合に該長手方向に直交する奥行方向の手前側を臨む第1投入口を有する第1投入部と、前記本体構成部の長手方向が奥行方向と一致する場合に該長手方向の手前側を臨む第2投入口を有する第2投入部とのうち択一的に選択されたものにより構成されることを特徴とする紙葉類処理装置。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記投入ユニットは、前記本体構成部とともに装置本体を構成するフレーム部材に取り付けられており、該フレーム部材が該本体構成部の正面を被覆する態様で着脱可能に配設されることにより該本体構成部に着脱可能に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。
【請求項3】
前記第2投入部は、前記第2投入口から前記本体構成部に至る搬送路を構成する搬送ローラが、該本体構成部に設けられた駆動源からの駆動力が伝達された場合に回転することを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、紙葉類処理装置に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば自動販売機等に適用される紙葉類処理装置として、特許文献1に提案されたものが知られている。この特許文献1における紙葉類処理装置は、自動販売機本体の挿入口より挿入された紙幣(紙葉類)が投入口より投入される場合に、搬送ローラを軸心回りに回転させること等により搬送路を搬送させ、その搬送途中において識別手段により真贋を識別している。そして、真正であると識別された場合には、その後に収納庫に収納するようにしている。一方、真正であると識別できなかった場合には、該紙幣を投入口に向けて再び搬送路を搬送させ、投入口より排出するようにしており、これにより該紙幣は上記挿入口より送出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4556064号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記紙葉類処理装置は、自動販売機に適用される特性上、奥行寸法よりも上下寸法が大きくなるように構成されたいわゆる縦型紙葉類処理装置である。そのため、上下寸法よりも奥行寸法の方が大きくなる設置スペースには、投入口を手前側に設ける必要があるために設置することが困難であり、かかる設置スペースに適した紙葉類処理装置を新たに開発する必要がある。つまり、上記紙葉類処理装置では、汎用性を有さず、設置スペースに応じた開発を必要として製造コストの増大化を招来するおそれがあった。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みて、汎用性を良好なものとすることができ、製造コストの低減化を図ることができる紙葉類処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る紙葉類処理装置は、投入口を通じて投入された紙葉類を搬送路に沿って搬送させながら識別手段を通じて該紙葉類の真贋を識別させ、かつ該識別手段により真正であると識別された紙葉類を収納庫に収納するようにした紙葉類処理装置であって、前記投入口を有する投入ユニットは、前記識別手段及び前記収納庫を有する直方状の本体構成部に対して着脱可能に設けられ、かつ前記本体構成部の長手方向が上下方向と一致する場合に該長手方向に直交する奥行方向の手前側を臨む第1投入口を有する第1投入部と、前記本体構成部の長手方向が奥行方向と一致する場合に該長手方向の手前側を臨む第2投入口を有する第2投入部とのうち択一的に選択されたものにより構成されることを特徴とする。
【0007】
また本発明は、上記紙葉類処理装置において、前記投入ユニットは、前記本体構成部とともに装置本体を構成するフレーム部材に取り付けられており、該フレーム部材が該本体構成部の正面を被覆する態様で着脱可能に配設されることにより該本体構成部に着脱可能に設けられたことを特徴とする。
【0008】
また本発明は、上記紙葉類処理装置において、前記第2投入部は、前記第2投入口から前記本体構成部に至る搬送路を構成する搬送ローラが、該本体構成部に設けられた駆動源からの駆動力が伝達された場合に回転することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、識別手段及び収納庫を有する直方状の本体構成部に対して着脱可能に設けられた投入ユニットが、本体構成部の長手方向が上下方向と一致する場合に該長手方向に直交する奥行方向の手前側を臨む第1投入口を有する第1投入部と、本体構成部の長手方向が奥行方向と一致する場合に該長手方向の手前側を臨む第2投入口を有する第2投入部とのうち択一的に選択されたものにより構成されるので、第1投入部により投入ユニットが構成される場合には、紙葉類処理装置をいわゆる縦型紙葉類処理装置として利用することができる一方、第2投入部により投入ユニットが構成される場合には、紙葉類処理装置をいわゆる横型紙葉類処理装置として利用することができる。従って、本体構成部を共通化させながら設置スペースに応じて投入ユニットを第1投入部及び第2投入部から択一的に選択することができ、汎用性を良好なものとすることができるとともに、製造コストの低減化を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の実施の形態である紙葉類処理装置の一形態を示す斜視図である。
図2は、本発明の実施の形態である紙葉類処理装置の一形態を示す断面側面図である。
図3は、本発明の実施の形態である紙葉類処理装置の一形態を示す分解斜視図である。
図4は、本発明の実施の形態である紙葉類処理装置の他形態を示す分解斜視図である。
図5は、本発明の実施の形態である紙葉類処理装置の他形態を示す斜視図である。
図6は、本発明の実施の形態である紙葉類処理装置の他形態を示す断面側面図である。
図7は、図4~図5における紙葉類処理装置の断面を示す斜視図である。
図8は、図4~図5における紙葉類処理装置の断面側面図である。
図9は、図4~図5における紙葉類処理装置の断面を示す斜視図である。
図10は、図4~図5における紙葉類処理装置の断面側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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