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公開番号2024015465
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-02
出願番号2022117613
出願日2022-07-23
発明の名称皮膚外用剤
出願人共栄化学工業株式会社
代理人
主分類A61K 8/67 20060101AFI20240126BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】皮膚老化現象に対してすぐれた予防、改善効果を発揮して、皮膚を若々しく健全な状態に保持し、又は改善するとともに、皮膚に対する刺激が少なく使用感にもすぐれた成分の組み合わせを見出し、かかる成分を配合することにより、シミ、ソバカス等の色素沈着の予防及び改善、シワ改善並びに肌荒れ改善の効果を発揮する皮膚外用剤を提供する。
【解決手段】ナイアシンアミドと、ゲンチアナ抽出物、ヘチマ抽出物及びグレープフルーツ抽出物のいずれか2以上の抽出物と含む皮膚外用剤である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ナイアシンアミドと、ゲンチアナ抽出物、ヘチマ抽出物及びグレープフルーツ抽出物のいずれか2以上の抽出物と含む皮膚外用剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の成分を組み合わせて配合することで、より高い有効性を発揮する皮膚外用剤に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、皮膚外用剤の配合可能な成分として、種々の化合物の使用が提案され、それらを配合した皮膚外用剤(外用医薬品、医薬部外品及び化粧品等)が上市されている。例えば、ビタミンC、ビタミンE、スーパーオキシドジスムターゼ等の抗酸化剤;グリチルリチン酸等の抗炎症剤;各種紫外線吸収剤;α-ヒドロキシカルボン酸、胎盤抽出液、γ-アミノ-β-ヒドロキシ酪酸等の細胞賦活成分;コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸等の細胞外マトリックス成分;尿素等の保湿剤が提案されている。一方で、安全性を考慮して、様々な植物由来成分を配合した皮膚外用剤が提案されている。しかし、植物由来成分はそれら単独では有効性の点で十分と言えず、高い有効性を発揮する成分の組み合わせが求められている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明者らは、上記従来技術の問題点に鑑みて、皮膚外用剤の有効成分として有効性の高い化合物及び植物由来成分の組み合わせについて鋭意研究を行った。その結果、ナイアシンアミド(別名:ニコチン酸アミド)と、ゲンチアナ抽出物、ヘチマ抽出物及びグレープフルーツ抽出物のいずれか2以上の抽出物との組み合わせが、皮膚外用剤の配合成分として高い有効性を発揮することを見出した。従来、ナイアシンアミド、ゲンチアナ抽出物、ヘチマ抽出物及びグレープフルーツ抽出物をそれぞれ単独又はアスコルビン酸誘導体等の組み合わせで皮膚外用剤の成分として使用する技術については、特許文献1~6により知られているが、ナイアシンアミド、ゲンチアナ抽出物、ヘチマ抽出物及びグレープフルーツ抽出物うちの2以上の抽出物を組み合わせることで、シミ、ソバカス等の色素沈着の予防又は改善、肌荒れ改善並びにシワ改善等の効果を相乗的に発揮することについては知られていなかった。
特開平06-107531号
特開平04-005237号
特開平04-273808号
特開昭61-289010号
特開平08-295621号
特開2017-214349号
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、ナイアシンアミドと、ゲンチアナ抽出物、ヘチマ抽出物及びグレープフルーツ抽出物のうちのいずれか2以上の抽出物とを含む皮膚外用剤である。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、ナイアシンアミドと、ゲンチアナ抽出物、ヘチマ抽出物及びグレープフルーツ抽出物のうちのいずれか2以上の抽出物とを組み合わせることで相乗的なシミ、ソバカス等の色素沈着の予防及び改善、肌荒れ改善、並びにシワ改善の効果を相乗的に発揮することから、有効性の高い皮膚外用剤を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明のナイアシンアミドと植物抽出物の組み合わせに関するチロシナーゼ活性抑制効果の評価試験結果を示す図である。
本発明のナイアシンアミドと植物抽出物の組み合わせに関するチロシナーゼ活性抑制効果の評価試験結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明において、「ゲンチアナ」とは、リンドウ科リンドウ属のゲンチアナ(Gentiana lutea)である。使用部位としては、全草、花、茎、葉、根等を用いることができる。
【0008】
また、本発明において、「ヘチマ」とは、ウリ科(Cucurbitaceae)ヘチマ属(Luffa)のヘチマ(Luffa aegyptiaca)である。使用可能な部位としては、その全草、果実、花、種子、葉、茎及び根等が挙げられる。
【0009】
また、本発明において、「グレープフルーツ」とは、ミカン科(Rutaceae)ミカン属(Citrus)のグレープフルーツ(Citrus paradisi Macfadyen[Rutaceae]))である。使用可能な部位としては、果皮、果肉、種子などが挙げられる。また、本発明においては、未成熟果実(果皮及び果肉を含む)を使用することも可能である。「未成熟」とは、食用に適する成熟期前のものをいい、成熟期のものより、ヘスペリジンやナリンギン等のフラボノイドが多く含まれるものが好ましい。例えば、グレープフルーツの果実の栽培において、収穫期よりも前に間引きする摘果果実を使用することができる。
【0010】
本発明においては、ゲンチアナ、ヘチマ及びグレープフルーツの使用可能部位から抽出物を調製する際には、当該使用部位を乾燥し、又細切もしくは粉砕した上で、浸漬法、向流抽出法、水蒸気蒸留法、亜臨界抽出法、超臨界抽出法等の常法によって抽出溶媒に接触させることで行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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