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公開番号2024014819
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-01
出願番号2023118101
出願日2023-07-20
発明の名称自動車盗難防止具
出願人株式会社オザキ
代理人個人
主分類B60R 25/01 20130101AFI20240125BHJP(車両一般)
要約【課題】本発明は、外部から自動車のシステムへ侵入されるのを防ぐことで、自動車の盗難を防止することができる、自動車盗難防止具を提供することを目的とする。
【解決手段】自動車に搭載される電子制御装置及び電子制御装置の周辺に搭載される自動車部品に取り付けて使用する自動車盗難防止具であって、
電子制御装置の少なくとも一部、及び、電子制御装置に接続されるケーブルのコネクタの少なくとも一部を覆う本体部と、
前記本体部と一体に形成され、コネクタが電子制御装置から抜けるのを防止する抜け止め部と、を備える自動車盗難防止具。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
自動車に搭載される電子制御装置及び電子制御装置の周辺に搭載される自動車部品に取り付けて使用する自動車盗難防止具であって、
電子制御装置の少なくとも一部、及び、電子制御装置に接続されるケーブルのコネクタの少なくとも一部を覆う本体部と、
前記本体部と一体に形成され、コネクタが電子制御装置から抜けるのを防止する抜け止め部と、を備える自動車盗難防止具。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記本体部は、板状を有し、
前記抜け止め部は、前記本体部の一部を曲げて形成される、請求項1に記載の自動車盗難防止具。
【請求項3】
前記抜け止め部は、コネクタから伸びるケーブルを通すための空間部を備える、請求項2に記載の自動車盗難防止具。
【請求項4】
前記抜け止め部は、2個の板状の抜け止め部材からなり、
前記抜け止め部材は、前記本体部の一の周縁を略直角に曲げて形成され、
前記2個の抜け止め部材は、前記周縁の長手方向において互いに離間している、請求項3に記載の自動車盗難防止具。
【請求項5】
電子制御装置と共に自動車部品に固定するための固定部をさらに備える、請求項1~4のいずれか一項に記載の自動車盗難防止具。
【請求項6】
前記固定部は、ネジ孔が形成された固定部材を有する、請求項5に記載の自動車盗難防止具。
【請求項7】
前記固定部は、前記本体部から略直角に曲げて形成される支持部材をさらに有し、
前記固定部材は、前記支持部材の先端部に設けられる、請求項6に記載の自動車盗難防止具。
【請求項8】
前記固定部は、3個設けられる、請求項6に記載の自動車盗難防止具。
【請求項9】
当該自動車盗難防止具を取り付けたときに、自動車の外部からコネクタが視認できないように覆い隠す目隠し部をさらに備える、請求項1~4のいずれか一項に記載の自動車盗難防止具。
【請求項10】
前記固定部材は、電子制御装置の固定部と同じ形状である、請求項6に記載の自動車盗難防止具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車盗難防止具に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、自動車の盗難は増加傾向にあり、テレビ等のメディアにおいて自動車の盗難が伝えられる機会が多くなっている。一旦盗難された自動車が発見されることは極めて稀であるため、自動車の所有者はもとより保険会社の被害も甚大であり、無視できない問題となってきている。
【0003】
車室内に不正に侵入された場合に備えて、ステアリングロック装置等を取り付け、侵入者による運転動作を阻止することにより車両走行を妨げる方法がある。前記ステアリングロック装置として、例えば、ハンドル操作を妨害する妨害物と、この妨害物に設けられハンドルに対して着脱自在に取付けられる把持具と、この把持具を開閉する錠とから成る車の盗難防止具が提案されている(特許文献1)。しかしながら、ステアリングロック装置等は、取り外しが比較的容易であるため、効果的ではない。
【0004】
自動車盗難の手口は巧妙さを増している。最近の自動車は、キーフリーシステムが主流であり、ドアのロックからアンロック、及びエンジンの始動までスマートキーで簡単に行うことができる。そのため、自動車盗難の手口として、スマートキーの特性を悪用したリレーアタック、コードグラバー等が増加することとなった。
【0005】
また、近年では、いわゆるCANインベーダーという盗難手法が2020年頃から急増している。現在の自動車では、車載ネットワークに接続された複数の電子制御装置がデータを交換することで各種の機能を実現する自動車の制御系システムであるCAN(Controller Area Network)システムが採用されている。
例えば、図13に示すように、車体100のヘッドライト80の近くで、フロントバンパー101の裏側には、電子制御装置7が配設されており、当該電子制御装置7はコネクタを介してケーブルで結ばれた中央の制御装置70とのデータ交換で、ヘッドライト80の向き、明るさ等を制御するようになっている。
前記フロントバンパー101は、爪、ボルト等で、車体に取り付けられている。例えば、図13の矢印aで示すバンパー部分を、外側方向へ強く引くと、前記バンパー部分の爪が引きはがされる。そして、引きはがされた部分から手を挿入すると、手先が前記電子制御装置7に届くことになる。
そこで、悪意を持った者は、前記コネクタを外し、別途用意した窃盗用の制御装置のプローブを前記外したコネクタに差し込んで、前記中央の制御装置70にアクセスし、ドアロックを解除しエンジンを掛けるように遠隔操作をすることができることになる。
このCANインベーダーという盗難手法は、スマートキーの電波を利用しないため、電波を遮断する方法では防ぐことができず、今のところ有効な防止方法は見つかっていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2000-103315号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、外部から自動車システムへ侵入されるのを防ぐことで、自動車の盗難を防止することができる自動車盗難防止具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、外部からアクセス可能な位置にある電子制御装置(ヘッドライトコンピュータ装置)に接続されているコネクタを取り外せないようにする盗難防止具によって、CANインベーダーによる盗難を防止できることを見出した。本発明は、このような知見に基づき完成されたものである。
【0009】
すなわち、本発明は、以下のとおりである。
項1.
自動車に搭載される電子制御装置及び電子制御装置の周辺に搭載される自動車部品に取り付けて使用する自動車盗難防止具であって、
電子制御装置の少なくとも一部、及び、電子制御装置に接続されるケーブルのコネクタの少なくとも一部を覆う本体部と、
前記本体部と一体に形成され、コネクタが電子制御装置から抜けるのを防止する抜け止め部と、を備える自動車盗難防止具。
項2.
前記本体部は、板状を有し、
前記抜け止め部は、前記本体部の一部を曲げて形成される、項1に記載の自動車盗難防止具。
項3.
前記抜け止め部は、コネクタから伸びるケーブルを通すための空間部を備える、項2に記載の自動車盗難防止具。
項4.
前記抜け止め部は、2個の板状の抜け止め部材からなり、
前記抜け止め部材は、前記本体部の一の周縁を略直角に曲げて形成され、
前記2個の抜け止め部材は、前記周縁の長手方向において互いに離間している、項3に記載の自動車盗難防止具。
項5.
電子制御装置と共に自動車部品に固定するための固定部をさらに備える、項1~4のいずれか一項に記載の自動車盗難防止具。
項6.
前記固定部は、ネジ孔が形成された固定部材を有する、項5に記載の自動車盗難防止具。
項7.
前記固定部は、前記本体部から略直角に曲げて形成される支持部材をさらに有し、
前記固定部材は、前記支持部材の先端部に設けられる、項6に記載の自動車盗難防止具。
項8.
前記固定部は、3個設けられる、項6に記載の自動車盗難防止具。
項9.
当該自動車盗難防止具を取り付けたときに、自動車の外部からコネクタが視認できないように覆い隠す目隠し部をさらに備える、項1~4のいずれか一項に記載の自動車盗難防止具。
項10.
前記固定部材は、電子制御装置の固定部と同じ形状である、項6に記載の自動車盗難防止具。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、外部から自動車のシステムへ侵入されるのを防ぐことで、自動車の盗難を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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