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公開番号2024013749
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-01
出願番号2022116083
出願日2022-07-21
発明の名称電気接続箱
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02G 3/16 20060101AFI20240125BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】簡易的な構造で、同一車両又は車種間における電源仕様の変更に容易に対応可能な電気接続箱を提供する。
【解決手段】電気接続箱1に備わる本体ユニット10,11は、第1バスバー本体41と、第1貫通孔42aが設けられた第1接続板部42とを有する第1バスバー40と、安全器90の取付方向である第1方向から第1バスバー本体41を収容する第1バスバー収容部21aとを有するホルダー20と、ボルト部30とを備える。第1バスバー40は、第1接続板部42から第2方向に沿って延伸する連結板部43を有する。連結板部43は、先端部43bに第2貫通孔43aを有するとともに、第1接続板部42との境界位置に断面積が縮小化された脆弱部44を有する。第1貫通孔42aと第2貫通孔43aとの間の第1距離L1は、互いに隣接する2つのホルダー20に支持された一方のボルト部30と他方のボルト部30との間の第2距離L2と同一である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
安全器を接続対象とする複数の本体ユニットを備える電気接続箱であって、
前記本体ユニットは、
前記安全器が有する一対の端子部の一方が接続されるバスバー本体と、当該バスバー本体と連続し、かつ、第1貫通孔が設けられた接続板部とを有するバスバーと、
前記安全器を取り付ける取付部と、前記安全器の取付方向である第1方向から前記バスバー本体を収容するバスバー収容部とを有するホルダーと、
前記ホルダーから前記第1方向とは反対方向に突出し、前記第1貫通孔を貫通しつつ外部入力電線と接続されるボルト部と、を備え、
1つの前記本体ユニットに備わる前記ホルダーは、他の1つの前記本体ユニットに備わる前記ホルダーと、前記第1方向とは垂直な第2方向で隣接し、
前記バスバーは、前記接続板部から前記第2方向に沿って延伸する連結板部を有し、
前記連結板部は、先端部に第2貫通孔を有するとともに、前記接続板部との境界位置に断面積が縮小化された脆弱部を有し、
前記第1貫通孔と前記第2貫通孔との間の第1距離は、互いに隣接する2つの前記ホルダーに支持された一方の前記ボルト部と他方の前記ボルト部との間の第2距離と同一である、電気接続箱。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記脆弱部は、前記第1方向と前記第2方向との双方に垂直な第3方向に沿って並び、かつ、前記第1方向で前記連結板部を貫通する複数の孔により形成される、請求項1に記載の電気接続箱。
【請求項3】
前記バスバー本体は、前記第1方向に沿った主平面を有し、前記第1方向とは反対方向に突出する端縁部を前記安全器の前記端子部の一方が接続されるバスバー端子とする平板部であり、
前記バスバー収容部は、前記バスバー本体を、前記取付部の一部を貫通させながら挿入させるスリット部である、請求項1又は2に記載の電気接続箱。
【請求項4】
前記ホルダーは、前記安全器が有する一対の前記端子部の他方が接続される外部端子を、前記第1方向とは反対方向から収容する端子収容部を有する、請求項1又は2に記載の電気接続箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気接続箱に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両等に搭載され、車両電装品の電源仕様を構成しつつ、電気回路の保護のためのヒューズ等の安全器を接続対象とする電気接続箱がある。特許文献1は、安全器の接続部を一部に含むバスバーと、当該バスバーを収容する箱本体とを有する電気接続箱に関する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-125317号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている電気接続箱は、安全器が箱本体の上方よりバスバーに接続されるのに対して、電気接続箱の組み立て時に、バスバーが箱本体の下方より箱本体に収容される構造を有する。このような構造では、例えば、バスバーを、箱本体の上方から接続される外部入力電線とボルト締結により接続させる場合、箱本体にバスバーを収容させた後に、ボルトを箱本体の下方から挿入させた上で締結させる必要がある。そのため、ボルトを箱本体に固定させるための構造が複雑化し、結果的に部品費又は取り付け加工費等が上昇するおそれがある。
【0005】
一方、特許文献1に開示されている電気接続箱の箱本体に含まれるカセットブロックのようなホルダーを、複数連結させる場合を想定する。この場合、一方のホルダーに含まれるバスバーと、他方のホルダーに含まれるバスバーとを電気的に連続させるジョイントバスバーが別途必要となる。特に、電気接続箱を同一車両又は車種間における電源仕様の変更に対応させるために、ホルダーの連結数に応じた複数種のジョイントバスバーを準備する必要も考慮すると、部品費の上昇は避けられない。
【0006】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、簡易的な構造で、同一車両又は車種間における電源仕様の変更に容易に対応可能な電気接続箱を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様は、安全器を接続対象とする複数の本体ユニットを備える電気接続箱であって、本体ユニットは、安全器が有する一対の端子部の一方が接続されるバスバー本体と、当該バスバー本体と連続し、かつ、第1貫通孔が設けられた接続板部とを有するバスバーと、安全器を取り付ける取付部と、安全器の取付方向である第1方向からバスバー本体を収容するバスバー収容部とを有するホルダーと、ホルダーから第1方向とは反対方向に突出し、第1貫通孔を貫通しつつ外部入力電線と接続されるボルト部と、を備え、1つの本体ユニットに備わるホルダーは、他の1つの本体ユニットに備わるホルダーと、第1方向とは垂直な第2方向で隣接し、バスバーは、接続板部から第2方向に沿って延伸する連結板部を有し、連結板部は、先端部に第2貫通孔を有するとともに、接続板部との境界位置に断面積が縮小化された脆弱部を有し、第1貫通孔と第2貫通孔との間の第1距離は、互いに隣接する2つのホルダーに支持された一方のボルト部と他方のボルト部との間の第2距離と同一である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、簡易的な構造で、同一車両又は車種間における電源仕様の変更に容易に対応可能な電気接続箱を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る第1構成例を採用した電気接続箱の斜視図である。
一実施形態に係る第1構成例を採用した電気接続箱の分解図である。
一実施形態に係る電気接続箱を構成する第1本体ユニットの斜視図である。
一実施形態に係る電気接続箱を構成する第2本体ユニットの斜視図である。
本体ユニットに含まれるホルダーの上側斜視図である。
本体ユニットに含まれるホルダーの下側斜視図である。
第1本体ユニットに含まれる第1バスバーの斜視図である。
第2本体ユニットに含まれる第1変形バスバーの斜視図である。
図1のVIII-VIII断面に対応したバスバー接続部の断面図である。
一実施形態に係る第2構成例を採用した電気接続箱の斜視図である。
一実施形態に係る第3構成例を採用した電気接続箱の斜視図である。
一実施形態に係る第4構成例を採用した電気接続箱の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて一実施形態に係る電気接続箱について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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