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公開番号
2024013479
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-02-01
出願番号
2022115592
出願日
2022-07-20
発明の名称
自動釣銭機
出願人
シャープ株式会社
代理人
個人
主分類
G07D
11/24 20190101AFI20240125BHJP(チェック装置)
要約
【課題】所定時間の間に過不足なく各金種を収容することができる自動釣銭機を提供する。
【解決手段】自動釣銭機1は、紙幣の各金種の入出金を行う紙幣部11と、硬貨の各金種の入出金を行う硬貨部12と、入出金を行うための操作を受け付ける操作部13と、入出金に関する情報を表示する表示部14と、入出金の履歴情報を記憶する記憶部21と、制御部22とを備える。制御部22は、履歴情報に基づいて、各金種の補充・回収作業を行う時点から所定時刻までの間に必要となる各金種の必要枚数を算出する必要数算出部222を備え、必要数算出部222で算出した必要枚数に基づいて、入金が必要な金種と出金が必要な金種とを判別可能に表示部14に表示する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
紙幣の各金種の入出金を行う紙幣部と、
硬貨の各金種の入出金を行う硬貨部と、
入出金を行うための操作を受け付ける操作部と、
入出金に関する情報を表示する表示部と、
入出金の履歴情報を記憶する記憶部と、
制御部と
を備え、
前記制御部は、
前記履歴情報に基づいて、前記各金種の補充・回収作業を行う時点から所定時刻までの間に必要となる前記各金種の必要枚数を算出する必要数算出部を備え、
前記必要数算出部で算出した前記必要枚数に基づいて、入金が必要な金種と出金が必要な金種とを判別可能に前記表示部に表示する、自動釣銭機。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
算出した前記必要枚数と現在の収容枚数とを比較して、入金が必要な金種および出金が必要な金種の過不足枚数を算定する過不足算定部をさらに備え、
前記過不足算定部で算定された入金が必要な前記金種および出金が必要な前記金種ならびに前記過不足枚数を判別可能に前記表示部に表示する、請求項1に記載の自動釣銭機。
【請求項3】
前記制御部は、
出金が必要な前記金種がない場合、前記紙幣部および前記硬貨部に入金処理を実施させ、
紙幣のうちの少なくとも一部の金種にのみ出金が必要な前記金種がある場合、前記紙幣部に出金処理を実施させながら、前記硬貨部に入金処理を実施させ、
硬貨のうちの少なくとも一部の金種にのみ出金が必要な前記金種がある場合、前記硬貨部に出金処理を実施させながら、前記紙幣部に入金処理を実施させ、
紙幣のうちの少なくとも一部の金種および硬貨のうちの少なくとも一部の金種ともに出金が必要な前記金種がある場合、前記紙幣部および前記硬貨部に出金処理を実施させ、出金処理後に自動的に前記紙幣部および前記硬貨部に入金処理を実施させる請求項1または2に記載の自動釣銭機。
【請求項4】
前記表示部は、前記必要枚数、入金が必要な前記金種、出金が必要な前記金種、および、入出金を行っている金種、のうちの少なくとも1つを、金種ごとに色および記号のうちの少なくとも1つを利用して判別可能に表示する請求項1または2に記載の自動釣銭機。
【請求項5】
前記履歴情報は、入出金を行った時の日付、時刻、曜日、天気およびイベント情報、のうちの少なくとも1つに関する情報を含み、
前記必要数算出部は、前記日付、時刻、曜日、天気およびイベント情報、のうちの少なくとも1つの情報を利用して前記必要枚数を算出する請求項1または2に記載の自動釣銭機。
【請求項6】
前記制御部は、前記必要枚数を超えて前記各金種が入金された場合、前記必要枚数を超えた枚数を自動的に出金する請求項2に記載の自動釣銭機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動釣銭機に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、自動釣銭機への各金種の補充・回収作業は、現在の自動釣銭機の内部に収容されている各金種の収容枚数と、営業終了時までの残り時間、または、次回の補充・回収作業の予定時間までの間に各金種の過不足が発生しないことを考慮して行われる。しかしながら、このような補充・回収作業は、補充・回収作業を行うスタッフの経験に基づいて各金種の補充枚数または回収枚数を決定することが多く、慣れないスタッフでは適切な補充枚数または回収枚数を決定することが難しいという問題があった。
【0003】
このような課題を解消するために、各金種の過不足を表示し、表示された不足金種を不足枚数だけ補充することができる自動釣銭機が開発されている(例えば、特許文献1)。特許文献1の自動釣銭機では、各金種に対して設定されている釣銭準備金の必要枚数と、現在の自動釣銭機の内部に収容されている各金種の収容枚数とを比較して、各金種の過不足を検出して表示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-148073号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、自動釣銭機では、例えば、時間帯によって各金種の必要枚数の増減が生じることがある。しかしながら、特許文献1の自動釣銭機では、時間帯による各金種の必要枚数を考慮せずに釣銭準備金の必要枚数を設定し、設定した必要枚数に対して各金種の過不足を調整している。そのため、特定の時間帯だけに釣銭が多く必要となる場合に、その時間帯に釣銭が不足しないように釣銭準備金の必要枚数を設定すると、常に過剰な枚数を自動釣銭機に収容しておく必要があり、営業終了時の回収作業に時間がかかるという問題がある。一方で、一日に必要な平均的な釣銭の枚数に合わせて釣銭準備金の必要枚数を設定すると、特定の時間帯に多くの釣銭が必要となった場合に、釣銭が不足し急遽補充しなければならないという問題がある。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、所定時間の間に過不足なく各金種を収容することができる自動釣銭機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、自動釣銭機は、紙幣の各金種の入出金を行う紙幣部と、硬貨の各金種の入出金を行う硬貨部と、入出金を行うための操作を受け付ける操作部と、入出金に関する情報を表示する表示部と、入出金の履歴情報を記憶する記憶部と、制御部とを備える。制御部は、履歴情報に基づいて、各金種の補充・回収作業を行う時点から所定時刻までの間に必要となる各金種の必要枚数を算出する必要数算出部を備え、必要数算出部で算出した必要枚数に基づいて、入金が必要な金種と出金が必要な金種とを判別可能に表示部に表示する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、自動釣銭機は、所定時間の間に過不足なく各金種を収容することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る自動釣銭機の機能を示すブロック図である。
本発明の自動釣銭機で用いられる各金種の状態管理テーブルの一例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る自動釣銭機の構成を示すブロック図である。
自動釣銭機に収容される紙幣の各金種の収容枚数の変化の一例を示す図である。
自動釣銭機に収容される硬貨の各金種の収容枚数の変化の一例を示す図である。
自動釣銭機に収容される10円硬貨の単位時間ごとの増減枚数の変化の一例を示す図である。
自動釣銭機に収容される1000円紙幣の単位時間ごとの増減枚数の変化の一例を示す図である。
自動釣銭機を用いた補充・回収作業のフロー図である。
紙幣および硬貨の入出金を行う際に自動釣銭機の表示部に表示される画像の一例を示す図である。
紙幣および硬貨の入出金を行う際に自動釣銭機の表示部に表示される画像の一例を示す図である。
紙幣および硬貨の入出金を行う際に自動釣銭機の表示部に表示される画像の一例を示す図である。
紙幣および硬貨の入出金を行う際に自動釣銭機の表示部に表示される画像の一例を示す図である。
紙幣および硬貨の入出金を行う際に自動釣銭機の表示部に表示される画像の一例を示す図である。
紙幣および硬貨の入出金を行う際に自動釣銭機の表示部に表示される画像の一例を示す図である。
紙幣および硬貨の入出金を行う際に自動釣銭機の表示部に表示される画像の一例を示す図である。
紙幣および硬貨の入出金を行う際に自動釣銭機の表示部に表示される画像の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。尚、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)
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