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公開番号2024010871
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-25
出願番号2022112426
出願日2022-07-13
発明の名称台車
出願人三甲株式会社
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類B62B 5/00 20060101AFI20240118BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】物品の滑り止め機能を持ちつつ、載置面に表示した情報が消失しにくい台車を提供すること。
【解決手段】本開示技術に係る台車1は、上面と下面とを有し上面に物品を載置する台盤2と、台盤2の下面に設けられた車輪3とを有しており、上面に、基準領域8と、複数箇所に局所的に設けられ基準領域8よりも上方に向けて突出している滑り止め部材4と、基準領域8よりも下方に凹んでいる情報表示領域5とが設けられており、滑り止め部材4が、滑り止め部材4同士を結んで引いた少なくとも1つの仮想線が情報表示領域5を通るように配置されているものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上面と下面とを有し前記上面に物品を載置する台盤と、前記台盤の前記下面に設けられた車輪とを有する台車であって、
前記上面に、
基準領域と、
複数箇所に局所的に設けられ前記基準領域よりも上方に向けて突出している滑り止め部材と、
前記基準領域よりも下方に凹んでいる情報表示領域とが設けられており、
前記滑り止め部材が、前記滑り止め部材同士を結んで引いた少なくとも1つの仮想線が前記情報表示領域を通るように配置されている台車。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の台車であって、前記滑り止め部材が、
前記滑り止め部材同士を結んで引いた仮想線のうち最短距離のものの少なくとも1つが前記情報表示領域を通るように配置されている台車。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の台車であって、前記滑り止め部材が、
前記滑り止め部材同士を結んで引いた複数の仮想線の組み合わせにより構成される環状折れ線が前記情報表示領域を囲むように配置されている台車。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の台車であって、
前記台盤が、平面視にて、一対の長尺辺と一対の短尺辺とを有する形状であり、
前記情報表示領域は、前記長尺辺と平行な方向の寸法が前記短尺辺と平行な方向の寸法より長い形状であり、
前記一対の短尺辺の一方に連結部が設けられ他方に被連結部が設けられるとともに、前記連結部および前記被連結部により複数の台車同士で連結できるように構成されており、 前記情報表示領域は、複数の台車同士を前記連結部および前記被連結部により連結した状態では前記情報表示領域同士が列状に並ぶように配置されている台車。
【請求項5】
請求項4に記載の台車であって、
前記台盤における前記連結部と前記情報表示領域との間に設けられた第1手掛け部と、 前記台盤における前記被連結部と前記情報表示領域との間に設けられた第2手掛け部とを有し、
前記情報表示領域、前記第1手掛け部、前記第2手掛け部、前記連結部、および前記被連結部のいずれもが、前記台盤を、前記長尺辺と平行な方向の2本の仮想線により第1長尺側部と長尺中央部と第2長尺側部とに区分したときの前記長尺中央部内に少なくとも一部が含まれるように配置されている台車。
【請求項6】
請求項2に記載の台車であって、
前記台盤における前記滑り止め部材の1つと縁辺との間に設けられた手掛け部を有し、 前記手掛け部は、前記滑り止め部材同士を結んで引いた最短距離の仮想線であって前記情報表示領域を通るものを延長した線上に重なるように配置されており、
前記情報表示領域および前記手掛け部が、前記台盤を、前記最短距離の仮想線と平行な2本の仮想線により第1側部と中央部と第2側部とに区分したときの前記中央部内に少なくとも一部が含まれるように配置されている台車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示技術は、台車に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来の台車の一例として、特許文献1に記載されているハンドカートを挙げることができる。同文献のハンドカートでは、載置部にマットが貼られている。このマットは、物品の滑り止めのためのものである。マットとしては、文字あるいは図形が表示されたものを用いることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭63-172772号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記した従来の技術では、マットに表示された文字あるいは図形が、ハンドカートの使用とともに消失する場合があった。物品の積み降ろしを反復することにより不可避的にマットが摩滅していくからである。同文献ではマットの主体における当該表示の部分の全厚を着色しておくことで表示の消失を防止できるとしている。しかしそれではマットの製造が煩雑である。また、ハンドカートのユーザーが自らマットに書き込んだ表示については消失を防止できない。
【0005】
本開示技術は、前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは、物品の滑り止め機能を持ちつつ、載置面に表示した情報が消失しにくい台車を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示技術の一態様における台車は、上面と下面とを有し上面に物品を載置する台盤と、台盤の下面に設けられた車輪とを有する台車であって、上面に、基準領域と、複数箇所に局所的に設けられ基準領域よりも上方に向けて突出している滑り止め部材と、基準領域よりも下方に凹んでいる情報表示領域とが設けられており、滑り止め部材が、滑り止め部材同士を結んで引いた少なくとも1つの仮想線が情報表示領域を通るように配置されているものである。
【0007】
上記態様における台車では、台盤の上面上に置かれた物品は、主として基準領域および滑り止め部材の上に載る。滑り止め部材の摩擦により物品の横滑りが抑制されるとともに、基準領域と情報表示領域との段差により、物品との摩擦による情報表示領域の摩耗が抑制される。このため、情報表示領域に表示した情報が消失しにくい。滑り止め部材同士を結んで仮想線を引くと情報表示領域を通るような配置になっているので、多くの場合に滑り止め効果および摩耗抑制効果が得られる。
【0008】
上記態様における台車ではさらに、滑り止め部材が、滑り止め部材同士を結んで引いた仮想線のうち最短距離のものの少なくとも1つが情報表示領域を通るように配置されているとよりよい。このようになっていると、比較的小寸の物品であっても滑り止め効果および摩耗抑制効果が得られるように台盤上に置くことができる。
【0009】
上記のいずれかの態様における台車ではまた、滑り止め部材が、滑り止め部材同士を結んで引いた複数の仮想線の組み合わせにより構成される環状折れ線が情報表示領域を囲むように配置されているとよりよい。このようになっていると、比較的大きめの物品であっても滑り止め効果および摩耗抑制効果が得られるように台盤上に置くことができる。この場合に滑り止め部材同士を結んで引いた仮想線上に別の滑り止め部材が存在する配置であってもよい。このようになっていると、多様なサイズの物品に対応できる。
【0010】
上記のいずれかの態様における台車ではあるいは、台盤が、平面視にて、一対の長尺辺と一対の短尺辺とを有する形状であり、情報表示領域は、長尺辺と平行な方向の寸法が短尺辺と平行な方向の寸法より長い形状であり、一対の短尺辺の一方に連結部が設けられ他方に被連結部が設けられるとともに、連結部および被連結部により複数の台車同士で連結できるように構成されており、情報表示領域は、複数の台車同士を連結部および被連結部により連結した状態では情報表示領域同士が列状に並ぶように配置されていることが好ましい。このようになっていると、複数の情報表示領域を、その連結状態での列状配置の全体として利用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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