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公開番号2024010707
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-25
出願番号2022112139
出願日2022-07-13
発明の名称混雑状況計測システム
出願人東洋アルミニウム株式会社
代理人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20240118BHJP(計算;計数)
要約【課題】大掛かりな配線工事も不要で且つ精度の高い混雑状況計測システムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の混雑状況計測システムは、加重によって発電する発電素子を備える複数の発電部と、前記発電部から生じた電圧を電源として信号を送信する送信手段と、前記送信手段から信号を受信して、前記信号から混雑状況を判定する情報処理手段と、前記情報処理手段による混雑状況の判定結果を表示する表示手段と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
加重によって発電する発電素子を備える複数の発電部と、
前記発電部から生じた電圧を電源として信号を送信する送信手段と、
前記送信手段から信号を受信して、前記信号から混雑状況を判定する情報処理手段と、
前記情報処理手段による混雑状況の判定結果を表示する表示手段と、
を備える、混雑状況計測システム。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記発電部から生じた電圧を増幅して前記送信手段を起動する、MOS-FETとトランジスタのいずれかのスイッチング回路と、電池又はバッテリーと、を更に備えることを特徴とする、請求項1記載の混雑状況計測システム。
【請求項3】
前記発電部のそれぞれに固有識別番号が付されており、前記情報処理手段は、複数の前記発電部のうちの発電した発電部の固有情報を識別して、発電した前記発電部の位置情報を特定することを特徴とする、請求項1又は2記載の混雑状況計測システム。
【請求項4】
前記情報処理手段は、前記発電部全体のうちの、発電した前記発電部の数から、前記混雑状況の判定結果を判定することを特徴とする、請求項1又は2記載の混雑状況計測システム。
【請求項5】
前記情報処理手段は、所定時間内に発電した前記発電部の位置情報の変化から、人の数を算出することを特徴とする、請求項1又は2記載の混雑状況計測システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、混雑状況計測システムに関し、特にセンサーを用いて人の混雑具合を計測するためのシステムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
飲食店や量販店、駅や公共施設、イベント会場や観光名所、公共交通機関等では、多くの人が出入りし、場合によっては混雑することがある。例えば昼や夕方などの食事の時間帯に予約無しに飲食店を訪れたものの混雑しており、空席が生じるまで長時間待たされたり、いつまで待つかが分からずにその店舗での飲食を諦めたり、といった様な不都合が生じることがある。また電車の自由席に座ろうとしてホームで並んでいても、乗車してみるとその車輛は満席となっており、他の車輛に空きがあるのかどうか、荷物を持ったまま狭い車内を往来しなければならないことがある。また観光名所等に訪れたものの、想定外の観光客らによる混雑により十分に観光を楽しめないという状況もしばしば起こる。飲食店や公共交通機関の指定席等においては、予約システムが採用されていればそれを利用することは出来るが、地方路線をはじめとして、こうしたシステムを導入していないことも多く、また事前に予約をしていたものの利用当日になって混雑していることが分かっていれば利用したくなかったと考える利用者もいるため、単に予約出来れば解決できるものでもない。
【0003】
これに対して近年、電車の床にロードセルを設置し、床にかかる重量変化から電車内の混雑状況を計測するシステムが開発されている(例えば特許文献1)。また、車両内にカメラやセンサーを設置して混雑状況を計測するシステムも開発されている(例えば特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-192940号公報
特開2019-142471号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1の技術では、床にかかる重量によって混雑状況を推定するものであり、旅行客等の重い荷物を持った乗客によって、実際よりも混雑しているものと判断されることがある。一方で、体重の軽い女性や子供等の乗客が多いと、実際の乗客の人数に比して混雑具合が低いものと判断されることもあり、混雑状況の判断の正確性には欠けるという問題がある。また上記特許文献2の技術では、カメラを車両内に設置すると乗客がプライバシー侵害であることを意識してしまうおそれがある。また赤外線等の人感センサーを用いた場合、正確な混雑状況を判定するためには車両内に複数のセンサーを張り巡らせる必要があるが、その全てのセンサーにAC電源や電池等の外部電源や信号の配線を設置することになり、床や天井、壁の内部への配線管の埋め込みという大掛かりな改修を伴うため、既存の車輛に適用することは困難である。また、車両に限らず、飲食店や量販店、駅や公共施設、イベント会場や観光名所等においても、複数のカメラやセンサーを配置して、これらに電源や信号の配線を通すことは非常に大掛かりであり、容易に利用できるものではなかった。
そこで本発明は、大掛かりな配線工事も不要で且つ精度の高い混雑状況計測システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題に鑑み、本願発明者らは、以下の発明に至った。
【0007】
すなわち本発明の混雑状況計測システムは、加重によって発電する発電素子を備える複数の発電部と、前記発電部から生じた電圧を電源として信号を送信する送信手段と、前記送信手段から信号を受信して、前記信号から混雑状況を判定する情報処理手段と、前記情報処理手段による混雑状況の判定結果を表示する表示手段と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明の混雑状況計測システムが上記構成であることによって、発電部に人が乗ったり踏んで通過したりして加重を受けた際に発電部に備えられた発電素子が発電し、これにより送信手段が起動して信号が情報処理手段に送信される。さらに情報処理手段がこの信号を受信して、混雑状況を判定し、表示手段に混雑状況を表示する。発電部と送信手段とは、外部の電源を必ずしも必要としないため、外部電源の配線を設ける必要が無い。また、実際に発電部に人が載ったり踏んで通過したりすることで、発電部上に人が存在することが判定されるため、複数の発電部を配置することで、正確にその場所の人の量、すなわち混雑状況が判定される。従って、本発明の混雑状況計測システムは、大掛かりな配線工事も不要で且つ精度の高い混雑状況の計測ができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る混雑状況計測システムの一例を示す模式的な図である。
実施形態に係る混雑状況計測システムに用いるスイッチング回路の一例を示す模式的な図である。
実施形態に係る混雑状況計測システムの別の一例を示す模式的な図である。
実施形態に係る混雑状況計測システムの情報処理手段が実行する処理のフローチャートの一例を示す模式的な図である。
実施形態に係る混雑状況計測システムの情報処理手段が実行する処理のフローチャートの別の一例を示す模式的な図である。
実施形態に係る混雑状況計測システムの情報処理手段が実行する処理のフローチャートのさらに別の一例を示す模式的な図である。
第一の実施形態に係る混雑状況計測システムの一例を示す模式的な図である。
第二の実施形態に係る混雑状況計測システムの一例を示す模式的な図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。説明の簡潔化のため、実質的に同一の機能を有する構成要素を同一の参照符号で示す。
(【0011】以降は省略されています)

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