TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024009478
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-23
出願番号2022111030
出願日2022-07-11
発明の名称ポリエステルフィルム
出願人東レ株式会社
代理人
主分類C08J 5/18 20060101AFI20240116BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】本発明は、リサイクル樹脂を適用し、フィルム異物の少ないポリエステルフィルムを提供することにある。
【解決手段】ポリエステルを解重合するケミカルリサイクルを実施したポリエステル樹脂組成物とポリエステルを再溶融するマテリアルリサイクルを実施したポリエステル樹脂組成物を含み、オルトクロロフェノール不溶物が0.5wt%以下であるポリエステルフィルム。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリエステルを解重合するケミカルリサイクル由来のポリエステル樹脂組成物とポリエステルを再溶融するマテリアルリサイクル由来のポリエステル樹脂組成物を含み、オルトクロロフェノール不溶物が0.5wt%以下であるポリエステルフィルム。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
2層以上積層していることを特徴とする請求項1記載のポリエステルフィルム。
【請求項3】
いずれかの片表層にケミカルリサイクル由来のポリエステル樹脂組成物を含んでいる請求項2記載のポリエステルフィルム。
【請求項4】
工程離型用二軸延伸ポリエステルフィルムである請求項1に記載のポリエステルフィルム。
【請求項5】
工程離型用二軸延伸ポリエステルフィルムが積層セラミックコンデンサー製造用離型フィルム、ドライフィルムレジスト用フィルム、偏光板離型用フィルム、光学離型用フィルムから選択されるいずれかである請求項4記載のポリエステルフィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ケミカルリサイクルおよびマテリアルリサイクル由来のポリエステル樹脂組成物を含むポリエステルフィルムに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
ポリエステルは機械特性、熱特性、耐薬品性、電気特性、成形性に優れ、様々な用途に用いられている。ポリエステルの中でも、特にポリエチレンテレフタレート(以降PETと記す)は、透明性や加工性に優れていることから、光学用フィルムや離型用フィルムなど高品位性が求められる用途に幅広く使われているが、離型用フィルムのような工程用フィルムでは使用後廃棄となることから、近年環境負荷低減が求められている。
環境負荷の低減として、廃棄となるポリエステル樹脂を燃焼させ熱エネルギーを得るサーマルリサイクルがあるが、サーマルリサイクルを行うと、二酸化炭素の発生があること、またポリエステル原料が損失することから、ポリエステルを再生産するためには新たに石油原料を使用する必要がある。
これらの課題に対して、特許文献1では、ペットボトルから回収されたフィルムに関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-7175号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1には、ペットボトルからリサイクルされたポリエステル樹脂を用いた積層フィルムが開示されている。しかしながら、ポリエステル樹脂を再溶融するマテリアルリサイクルを繰り返すことで、ポリエステル樹脂は熱分解・加水分解・酸化分解が進行し、着色や異物の発生、分子量の低下による機械強度の低下といった品位の低下が課題となる。
本発明の目的は、リサイクル樹脂を適用し、フィルム異物が少ないポリエステルフィルムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、リサイクル樹脂を適用し、フィルム異物が少ないポリエステルフィルムに到達した。
本発明の目的は以下の手段によって達成される。
【0006】
(1)ポリエステルを解重合するケミカルリサイクル由来のポリエステル樹脂組成物とポリエステルを再溶融するマテリアルリサイクル由来のポリエステル樹脂組成物を含み、オルトクロロフェノール不溶物が0.5wt%以下であるポリエステルフィルム。
【0007】
(2)2層以上積層していることを特徴とする(1)記載のポリエステルフィルム。
【0008】
(3)いずれかの片表層にケミカルリサイクル由来のポリエステル樹脂組成物を含んでいる(2)記載のポリエステルフィルム。
【0009】
(4)工程離型用二軸延伸ポリエステルフィルムである(1)に記載のポリエステルフィルム。
(5)工程離型用二軸延伸ポリエステルフィルムが積層セラミックコンデンサー製造用離型フィルム、ドライフィルムレジスト用フィルム、偏光板離型用フィルム、光学離型用フィルムから選択されるいずれかである(4)記載のポリエステルフィルム。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、リサイクル樹脂を適用し、フィルム異物の少ないポリエステルフィルムを提供するものである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東レ株式会社
積層フィルム
10日前
東レ株式会社
積層フィルム
10日前
東レ株式会社
フロントグリル
10日前
東レ株式会社
シート、及び樹脂組成物
3日前
東レ株式会社
芳香族ポリアミドフィルム
3日前
東レ株式会社
樹脂シートの製造装置および樹脂シートの製造方法
4日前
東レ株式会社
二軸配向ポリエステルフィルムおよびその製造方法
5日前
株式会社日本触媒
組成物
1か月前
株式会社ナリス化粧品
構造体
3日前
三菱ケミカル株式会社
積層体
1か月前
東レ株式会社
多孔質フィルム
1か月前
株式会社コバヤシ
成形体
2か月前
株式会社きもと
障子用フィルム
2か月前
三菱ケミカル株式会社
樹脂組成物
1か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
2か月前
株式会社松風
光硬化性組成物
1か月前
東レ株式会社
ポリアミド樹脂組成物
26日前
サンノプコ株式会社
樹脂組成物
2か月前
株式会社日本触媒
無機粒子含有分散体
1か月前
テクノUMG株式会社
物品
1か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
17日前
AGC株式会社
水性分散液
1か月前
株式会社カネカ
硬化性組成物
2か月前
ユニチカ株式会社
多孔質ポリアミドイミド
1か月前
株式会社カネカ
硬化性組成物
2か月前
株式会社カネカ
硬化性組成物
2か月前
株式会社カネカ
樹脂組成物およびフィルム
1か月前
松本油脂製薬株式会社
樹脂粒子及びその用途
11日前
東レ株式会社
ポリエステル組成物の製造方法
18日前
松本油脂製薬株式会社
樹脂粒子及びその用途
17日前
株式会社日本製鋼所
プリプレグ製造装置
1か月前
東レ株式会社
二軸配向ポリプロピレンフィルム
1か月前
東レ株式会社
重合装置および重合体の製造方法
1か月前
東レ株式会社
二軸配向ポリオレフィンフィルム
23日前
帝人株式会社
樹脂組成物および光学部材
1か月前
日本ユピカ株式会社
成形材
20日前
続きを見る