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公開番号2024008053
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-19
出願番号2022109568
出願日2022-07-07
発明の名称画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 21/16 20060101AFI20240112BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】中間転写ユニットに2次転写ユニットが保持されるように構成した場合であっても、中間転写ユニットに掛る荷重を小さくする。
【解決手段】中間転写ベルト8を具備した中間転写ユニット15が、画像形成装置本体100に保持されている。また、2次転写ベルト71を具備した2次転写サブユニット70が設けられている。また、中間転写ユニット15に保持されるとともに、2次転写サブユニット70を回動可能に保持して、中間転写ベルト8に対する2次転写ベルト71の当接圧を調整可能に2次転写サブユニット70に当接するカム93を具備した2次転写ユニット69が設けられている。さらに、中間転写ユニット15と2次転写ユニット69とのいずれにも保持されることなく、カム93を回転可能に画像形成装置本体100に直接的又は間接的に保持された駆動モータ97が設けられている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
像担持体の表面に形成された画像が１次転写される中間転写体を具備して、画像形成装置本体に直接的又は間接的に保持された中間転写ユニットと、
前記中間転写体との２次転写ニップに搬送されるシートに前記中間転写体の表面の前記画像を２次転写するための２次転写部材を具備した２次転写サブユニットと、
前記中間転写ユニットに保持されるとともに、前記２次転写サブユニットを回動可能に保持して、前記中間転写体に対する前記２次転写部材の当接圧を調整可能に前記２次転写サブユニットに当接するカムを具備した２次転写ユニットと、
前記中間転写ユニットと前記２次転写ユニットとのいずれにも保持されることなく、前記カムを回転可能に前記画像形成装置本体に直接的又は間接的に保持された駆動モータと、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記駆動モータの駆動が駆動伝達機構を介して前記カムに伝達されることを特徴とする請求項１に記載の画像形成装置。
【請求項３】
前記駆動伝達機構は、
前記駆動モータによって回転駆動される駆動プーリと、
前記カムとともに回動する従動プーリと、
前記駆動プーリと前記従動プーリとに張架されたタイミングベルトと、
を具備したことを特徴とする請求項２に記載の画像形成装置。
【請求項４】
前記２次転写ユニットは、前記画像形成装置本体に保持された状態の前記中間転写ユニットに対して着脱可能に保持され、
シートを所定の搬送方向に搬送可能に形成されて、前記画像形成装置本体に保持された状態の前記中間転写ユニットに対して離脱された前記２次転写ユニットを保持した状態で前記画像形成装置本体に対して前記搬送方向に直交する幅方向に引出し可能な搬送ユニットを備え、
前記駆動モータと前記駆動伝達機構の一部又は全部が前記搬送ユニットを介して前記画像形成装置本体に保持されたことを特徴とする請求項２又は請求項３に記載の画像形成装置。
【請求項５】
前記カムは、前記２次転写ユニットにおいてシートの搬送方向に直交する幅方向の両端部にそれぞれ設置され、
前記駆動モータは、２つの前記カムをそれぞれ回転駆動する２つの駆動モータであることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の画像形成装置。
【請求項６】
前記駆動モータは、ステッピングモータであって、
前記カムの回転量を検知する検知手段を備えたことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の画像形成装置。
【請求項７】
前記２次転写サブユニットは、前記２次転写部材としての２次転写ベルトと、前記２次転写ベルトを張架する複数のローラ部材と、を具備するとともに、前記複数のローラ部材のうち１つのローラ部材の回転中心を中心にして回動可能に構成され、
前記中間転写ユニットは、前記中間転写体としての中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトと前記２次転写ベルトとを介して前記複数のローラ部材のうちの１つの２次転写ローラに圧接する２次転写対向ローラと、を具備したことを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置に関するものである。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置において、中間転写ベルトなどの中間転写体の表面に形成された画像を、２次転写ニップの位置に搬送されるシートに２次転写するための２次転写ベルトなどの２次転写部材が設けられたものが知られている（例えば、特許文献１参照。）。
【０００３】
詳しくは、特許文献１等における画像形成装置は、中間転写体が設置された中間転写ユニットと、２次転写部材が設置された２次転写ユニットと、がそれぞれ別々に設けられている。
また、中間転写体に対する２次転写部材の当接圧（ニップ圧）を調整可能な加圧機構（加圧装置）が設けられている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来の画像形成装置は、中間転写体に対する２次転写部材の当接圧を調整可能に構成するとともに、中間転写ユニットに対する２次転写ユニットの位置精度を高めるために、中間転写ユニットに２次転写ユニットが加圧機構とともに保持されるように構成した場合、中間転写ユニットに掛る荷重が大きくなってしまう不具合が生じてしまっていた。そして、中間転写ユニットに掛る荷重が大きくなって、中間転写ユニットが変形してしまう不具合などが生じてしまっていた。
【０００５】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、中間転写ユニットに２次転写ユニットが保持されるように構成した場合であっても、中間転写ユニットに掛る荷重が小さい、画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
この発明における画像形成装置は、像担持体の表面に形成された画像が１次転写される中間転写体を具備して、画像形成装置本体に直接的又は間接的に保持された中間転写ユニットと、前記中間転写体との２次転写ニップに搬送されるシートに前記中間転写体の表面の前記画像を２次転写するための２次転写部材を具備した２次転写サブユニットと、前記中間転写ユニットに保持されるとともに、前記２次転写サブユニットを回動可能に保持して、前記中間転写体に対する前記２次転写部材の当接圧を調整可能に前記２次転写サブユニットに当接するカムを具備した２次転写ユニットと、前記中間転写ユニットと前記２次転写ユニットとのいずれにも保持されることなく、前記カムを回転可能に前記画像形成装置本体に直接的又は間接的に保持された駆動モータと、を備えたものである。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、中間転写ユニットに２次転写ユニットが保持されるように構成した場合であっても、中間転写ユニットに掛る荷重が小さい、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
作像部の一部を拡大して示す構成図である。
中間転写ベルトと２次転写ユニットとの近傍を示す概略図である。
２次転写ユニットを示す構成図である。
（Ａ）２次転写サブユニットが中間転写ベルトの側に回動した状態を示す図と、（Ｂ）２次転写サブユニットが中間転写ベルトから離れる側に回動した状態を示す図と、である。
２次転写ユニットの近傍を示す構成図である。
２次転写ユニットの幅方向端部の近傍を示す拡大図である。
画像形成装置本体から２次転写ユニットが引き出される動作を示す図である。
中間転写ユニットの位置決めピンに２次転写ユニットが嵌合した状態を示す、（Ａ）側面図と、（Ｂ）上面図と、である。
変形例１としての、２次転写ユニットの幅方向端部の近傍を示す拡大図である。
変形例２としての、２次転写ユニットの近傍を示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【００１０】
まず、図１及び図２にて、画像形成装置１００における全体の構成・動作について説明する。
図１は画像形成装置としてのプリンタを示す構成図であり、図２はその作像部の一部を示す拡大図である。
図１に示すように、画像形成装置１００の中央には、中間転写体としての中間転写ベルト８（中間転写体）が設置されている。また、中間転写ベルト８に対向するように、各色（イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック）に対応した作像部６Ｙ、６Ｍ、６Ｃ、６Ｋが並設されている。
また、画像形成装置１００の上部には、印刷動作（画像形成動作）に関わる情報が表示されたり操作をおこなったりするための操作表示パネル１５０（操作表示部）が設置されている。
（【００１１】以降は省略されています）

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