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公開番号
2024006872
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-01-17
出願番号
2022168398
出願日
2022-10-20
発明の名称
撮像装置
出願人
ミツミ電機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H04N
23/52 20230101AFI20240110BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】光透過部材に付着した付着物の除去精度に優れた撮像装置を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様に係る撮像装置(100)は、撮像方向(+Z方向)に光透過部材(11)を有する撮像部(1)と、撮像部(1)を支持する支持部材(2)と、支持部材(2)によって支持された撮像部(1)を振動させる振動体(3)と、第1電圧波形(W1)と、第2電圧波形(W2)と、を含む駆動電圧(Dr)を振動体(3)に印加することにより、振動体(3)を駆動させる駆動部(150)と、を有し、第1電圧波形(W1)は、所定周期(T1/2)で電圧極性が反転し、第2電圧波形(W2)は、振動体(3)を駆動させる所定の駆動期間(T0)の途中および駆動期間(T0)の終了時の少なくとも一方に、撮像部(1)が振動により動く方向とは逆方向へ作用する力(H)を撮像部(1)に付与する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
撮像方向に光透過部材を有する撮像部と、
前記撮像部を支持する支持部材と、
前記支持部材によって支持された前記撮像部を振動させる振動体と、
第1電圧波形と、第2電圧波形と、を含む駆動電圧を前記振動体に印加することにより、前記振動体を駆動させる駆動部と、を有し、
前記第1電圧波形は、所定周期で電圧極性が反転し、
前記第2電圧波形は、前記振動体を駆動させる所定の駆動期間の途中および前記駆動期間の終了時の少なくとも一方に、前記撮像部が振動により動く方向とは逆方向へ作用する力を前記撮像部に付与する、撮像装置。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記駆動部は、前記第1電圧波形の電圧極性が反転する際に、前記第2電圧波形を印加する、請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記振動体は、前記撮像部を振動させることにより、前記光透過部材に付着した付着物に慣性力を付与する、請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記付着物は、液滴である請求項3に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記第2電圧波形は、前記第1電圧波形に対して前記所定周期、位相が遅延した第1遅延波形を含む、請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記第2電圧波形は、前記第1遅延波形に対して前記所定周期から1/2さらに位相が遅延した第2遅延波形を、前記第1遅延波形の後に含む、請求項5に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記支持部材は、弾性部を少なくとも一部に含み、
前記弾性部の縦弾性係数は、1.7×10
5
(kgf/cm
2
)以上で2.0×10
5
(kgf/cm
2
)以下である、請求項6に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記支持部材は、弾性部を少なくとも一部に含み、
前記振動体は、前記弾性部の共振周波数で前記撮像部を振動させる、請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記支持部材は、第1弾性部と、第2弾性部と、を含み、
前記振動体は、前記第1弾性部の共振周波数である第1周波数、または前記第2弾性部の共振周波数である第2周波数のどちらか一方で前記撮像部を振動させる、請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
【請求項10】
前記駆動部は、前記第1電圧波形を前記振動体に所定期間、印加した後、前記第2電圧波形を1回以上印加する、請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、撮像方向にレンズまたはガラス板等の光透過部材を有する撮像部を有し、対象を撮像する撮像装置が知られている。このような撮像装置は、自動車等の車両に取り付けられ、車両の周囲を撮像する車載カメラや、所定の対象を監視するために撮像する監視カメラ等の用途において使用される。
【0003】
上記の撮像装置として、撮像装置におけるレンズやレンズの保護部材に付着した水滴等を吹き飛ばすために、噴射手段から噴射された空気を、通気筒を通してレンズまたは保護部材に吹き付ける構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、撮像装置におけるドーム型カバーやレンズに付着した水滴等を除去するために、筒状部材を含む筒状振動体と、この筒状振動体に連結された筒状のモード変換結合部を含み、筒状振動体の一方の開口部を覆うレンズカバーと、を備え、モード変換結合部が筒状部材よりも厚みの薄い薄肉部を有する構成が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-83730号公報
国際公開第2017/110563号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
撮像装置では、光透過部材に付着した水滴等の液滴、あるいは埃や塵等の汚れ等の付着物によって撮像画像の品質が低下することを抑制するために、該付着物の除去精度に優れたものが求められる。
【0007】
本発明は、光透過部材に付着した付着物の除去精度に優れた撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る撮像装置(100)は、撮像方向(+Z方向)に光透過部材(11)を有する撮像部(1)と、撮像部(1)を支持する支持部材(2)と、支持部材(2)によって支持された撮像部(1)を振動させる振動体(3)と、第1電圧波形(W1)と、第2電圧波形(W2)と、を含む駆動電圧(Dr)を振動体(3)に印加することにより、振動体(3)を駆動させる駆動部(150)と、を有し、第1電圧波形(W1)は、所定周期(T1/2)で電圧極性が反転し、第2電圧波形(W2)は、振動体(3)を駆動させる所定の駆動期間(T0)の途中および駆動期間(T0)の終了時の少なくとも一方に、撮像部(1)が振動により動く方向とは逆方向へ作用する力(H)を撮像部(1)に付与する。
【0009】
なお、上記括弧内の参照符号は、理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、図示の態様に限定されるものではない。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、光透過部材に付着した付着物の除去精度に優れた撮像装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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