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公開番号2024005822
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-17
出願番号2022106217
出願日2022-06-30
発明の名称営業支援システム
出願人株式会社TRN
代理人個人,個人
主分類G06Q 50/16 20240101AFI20240110BHJP(計算;計数)
要約【課題】営業者の経験値に関わらず賃貸物件の空室を減らし収益を改善するための賃貸物件のリノベーションを含む賃貸経営の計画を、既設の賃貸物件の所有者に対して提案することができる営業支援システムを提供する。
【解決手段】事業者が管理するシステムサーバと、営業者が所持する営業端末と、が公衆通信回線網で互いに通信可能に接続された営業支援システムであって、営業端末は、事業者が営む賃貸経営再生計画、最新のマーケティング情報、最新のリノベーション情報、リノベーション後の賃貸物件の収支のシミュレーション情報、リノベーション後の賃貸物件の満室計画情報からなる賃貸経営情報を、営業者又は所有者による当該営業端末に対する操作に応じて所有者に音声で出力して説明し、システムサーバは、営業端末に、最新の賃貸経営情報を提供することを特徴とする営業支援システムとした。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
事業者が管理するシステムサーバと、
営業者が所持する営業端末と、
が公衆通信回線網で互いに通信可能に接続された営業支援システムであって、
前記営業端末は、
事業者が営む賃貸経営再生計画、賃貸物件の立地に伴う周辺の賃貸物件から収集した最新のマーケティング情報、賃貸物件の立地に応じた最新のリノベーション情報、リノベーション後の賃貸物件の収支のシミュレーション情報、リノベーション後の賃貸物件の満室計画情報からなる賃貸経営情報を、前記営業者又は賃貸物件の所有者による当該営業端末に対する操作に応じて前記所有者に音声で出力して説明し、
前記システムサーバは、
前記営業端末に、最新の前記賃貸経営情報を提供することを特徴とする営業支援システム。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記営業端末は、
前記賃貸経営情報を聞く前記所有者の表情を撮像可能な撮像手段を備え、
撮像した前記所有者の表情の変化に応じて、音声で出力する前記賃貸経営情報の音量、声質、出力スピードを調整可能としたことを特徴とする請求項1に記載の営業支援システム。
【請求項3】
前記営業端末は、
前記所有者との契約成立を前記システムサーバにフィードバックすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の営業支援システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、営業者の経験値に関わらず賃貸物件の空室を減らし収益を改善するための賃貸物件のリノベーションを含む賃貸経営の計画を、既設の賃貸物件の所有者に対して提案することができる営業支援システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、日本では少子高齢化により人口の減少が大きな社会問題となっている。このため、既設の賃貸アパートや賃貸マンション等の賃貸物件の空室が増加する傾向にある。一方、新型コロナの流行の落ち着きに伴い、近年では新築の賃貸物件は僅かながら増加傾向にある。つまり、既設や新築を含め賃貸物件は供給過剰な状況にある。新築の賃貸物件は、入居者の最新のニーズを満たす間取りや設備、住居環境が整っているため既設の賃貸物件より重要が多い。しかしながら、既設の賃貸物件は建物や設備の老朽化に伴い、入居者のニーズを満たすことができないため、空室がなかなか埋まらず賃貸経営が悪化する要因となっている。
【0003】
既設の賃貸物件はリフォームやリノベーションを行い、入居者の最新のニーズに応じた間取りや設備、住居環境を整えることで、入居者のニーズを満たし空室を解消することが行われている。しかしながら、リフォームやリノベーションにおいては、経験値の少ない営業では、効果的なリフォームの見積りを作成し、既設の賃貸物件の所有者に対してリフォームの提案を行うことは困難である。
【0004】
そこで、リフォーム見積もりの作成者の経験に左右されずに工事見積作成支援装置に表示されるリフォーム工事見積の作成に必要な撮影項目に従って、工事見積作成支援装置で撮影した画像をサーバに送信することで、端末装置においてリフォーム工事見積を作成することができる工事見積作成支援システムが提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-173594号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に示す工事見積作成支援システムによれば、リフォーム見積もりの作成者の経験に左右されずにリフォーム工事見積の質を担保して、既設の賃貸物件の所有者(以下、大家ともいう。)に効率の良いリフォームを提案することができる。しかしながら、一般に既存の建物のリフォームは、経年変化により老朽化した建物の内・外装、水回り等の補修や修繕を行い、新築当時の建物への原状回帰を目的とするものである。ところが、リフォームによる建物の原状回帰では、年々変化してゆく入居者の最新のニーズに応じた間取りや設備、住居環境を整えることは難しい。
【0007】
そこで、既存の建物をリフォームではなく、リノベーションを行い入居者の最新のニーズに応じた建物の間取りや設備、住居環境を整えることで、新築にも劣らない既設の賃貸物件を入居者に提供することが考えられる。しかしながら、リノベーションの提案のみでは、リノベーション後の賃貸物件を満室にすることは困難であり、既設の建物の立地状況に応じたマーケティング調査を行い、入居者が望む最新のニーズに応じた間取りや設備、住居環境を整えるための具体的なリノベーション、リノベーションに係る費用やその後の減価償却の計画、すなわち、ノベーション後の賃貸物件を満室にするための賃貸経営に関わる様々な情報の提供も、既設の賃貸物件の所有者に対して行うことが望まれている。
【0008】
本発明は、上記課題を解消するために、営業者の経験値に関わらず賃貸物件の空室を減らし収益を改善するための賃貸物件のリノベーションを含む賃貸経営の計画を、既設の賃貸物件の所有者に対して提案することができる営業支援システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明は、事業者が管理するシステムサーバと、営業者が所持する営業端末と、が公衆通信回線網で互いに通信可能に接続された営業支援システムであって、前記営業端末は、事業者が営む賃貸経営再生計画、賃貸物件の立地に伴う周辺の賃貸物件から収集した最新のマーケティング情報、賃貸物件の立地に応じた最新のリノベーション情報、リノベーション後の賃貸物件の収支のシミュレーション情報、リノベーション後の賃貸物件の満室計画情報からなる賃貸経営情報を、前記営業者又は賃貸物件の所有者による当該営業端末に対する操作に応じて前記所有者に音声で出力して説明し、前記システムサーバは、前記営業端末に、最新の前記賃貸経営情報を提供することを特徴とする営業支援システムとした。
【0010】
また、前記営業端末は、前記賃貸経営情報を聞く前記所有者の表情を撮像可能な撮像手段を備え、撮像した前記所有者の表情の変化に応じて、音声で出力する前記賃貸経営情報の音量、声質、出力スピードを調整可能としたことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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