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公開番号2024004801
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-17
出願番号2022104642
出願日2022-06-29
発明の名称空調システム
出願人株式会社竹中工務店
代理人個人
主分類G06F 1/20 20060101AFI20240110BHJP(計算;計数)
要約【課題】複数の収容ラックの全体に対して均一に冷却空気を供給して、冷却対象機器を適切に冷却すること。
【解決手段】収容ラック2は、ラック設置領域13に複数配設され、冷却装置3は、第1方向X1においてラック設置領域13を挟んで対向する状態で第1方向X1の両端側に配設され、冷却空気供給部4は、ラック設置空間11の床下において冷却装置3からラック設置領域13に冷却空気を通流させる床下通流部41と、床下通流部41の冷却空気をラック設置空間11の床上に吹き出して収容ラック2に供給する床上吹出部42とが備えられ、ラック設置空間11の床下には、第1方向X1においてラック設置領域13の中央部に、第1方向X1と直交する第2方向X2に沿って延設されて、床下通流部41を第1方向X1の一方側と他方側とに区画する第1床下区画部61が備えられている。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
冷却対象機器が収容される収容ラックと、
冷却装置にて生成された冷却空気を収容ラックに供給する冷却空気供給部と、
前記収容ラックに供給された空気を冷却装置に戻す空気還元部とが備えられ、
前記収容ラックは、ラック設置空間内において、第1方向の中央側領域に設定されたラック設置領域に複数配設され、
前記冷却装置は、第1方向においてラック設置領域を挟んで対向する状態で第1方向の両端側に配設され、
前記冷却空気供給部は、ラック設置空間の床下において冷却装置からラック設置領域に冷却空気を通流させる床下通流部と、ラック設置領域の床部に配設されて床下通流部の冷却空気をラック設置空間の床上に吹き出して収容ラックに供給する床上吹出部とが備えられ、
前記ラック設置空間の床下には、第1方向においてラック設置領域の中央部に、第1方向と直交する第2方向に沿って延設されて、床下通流部を第1方向の一方側と他方側とに区画する第1床下区画部が備えられている空調システム。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記収容ラックは、長尺な左右方向が第1方向に沿う姿勢で、第2方向で対向する収容ラックの前端部同士が間隔を隔てて複数並ぶ状態で配設され、
前記床上吹出部は、ラック設置領域の床部において、第2方向で収容ラックの前端部同士の間の間隙に相当する前端部間隙部位に配設され、第2方向で収容ラックの前端部同士の間の間隙を冷却空気供給空間としている請求項1に記載の空調システム。
【請求項3】
前記冷却装置は、第1方向の両端側の夫々において、第2方向で並ぶ状態で複数備えられ、
前記ラック設置空間の床下には、第1方向に沿って延設されて、第2方向で並ぶ複数の収容ラックに対応して床下通流部を複数の床下通流領域に区画する第2床下区画部が備えられている請求項2に記載の空調システム。
【請求項4】
前記冷却装置の数は、第2方向で対向する収容ラックの前端部同士の間の間隙である冷却空気供給空間の数よりも多数に設定され、
前記ラック設置空間の床下には、第1方向の両端部側に、第2床下区画部にて区画された複数の床下通流領域の間での冷却空気の通流を可能とする連通空間が備えられている請求項3に記載の空調システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷却対象機器が収容される収容ラックが備えられ、その収容ラックに冷却空気を供給することで、冷却対象機器を冷却させる空調システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
各種の情報処理装置が設置されるデータセンターやサーバールームでは、情報処理装置が収容される収容ラック(サーバーラックとも称する)が複数備えられており、その情報処理装置を冷却対象機器として冷却させることが求められている。そこで、空調システムとしては、冷却装置にて生成された冷却空気を収容ラックに供給する冷却空気供給部と、収容ラックに供給された空気を冷却装置に戻す空気還元部とが備えられているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載の空調システムでは、複数の収容ラックが、データセンターやサーバールームの室内空間の中央側に配設され、冷却装置が、複数の収容ラックを挟んで対向する状態で室内空間の両端部に配設されている。冷却空気供給部は、冷却装置からの冷却空気を室内空間の床下空間を通流させ、複数の収容ラックの間の床部から床上に冷却空気を吹き出して、冷却空気を収容ラックに供給している。空気還元部は、収容ラックに供給された空気を天井部から天井裏空間に供給して、天井裏空間を通流させて空気を冷却装置に戻している。
【0004】
このように、冷却空気供給部が、床下空間を利用して収容ラックに冷却空気を供給し、空気還元部が、天井裏空間を利用して冷却装置に空気を戻して、冷却装置から収容ラックに冷却空気を循環供給することで、収容ラックに収容された冷却対象機器を冷却している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-93859号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の空調システムでは、冷却装置が、複数の収容ラックを挟んで対向する状態で室内空間の両端部に配設されているので、一方側の冷却装置から供給される冷却空気と他方側の冷却装置から供給される冷却空気とが室内空間の中央部等で衝突して、乱流が生じる可能性がある。
【0007】
収容ラックでは、例えば、収容される冷却対象機器の数や種類も異なることから、通常、冷却負荷の大きさは、収容ラックによって異なっている。冷却装置は、冷却対象となる収容ラックの冷却負荷を賄うように冷却空気の送風量等を制御しているので、一方側の冷却装置から供給される冷却空気の送風量と他方側の冷却装置から供給される冷却空気の送風量とが異なる場合がある。このような場合には、送風量の差によって冷却空気同士の衝突に伴う乱流が生じ易くなる。
【0008】
また、冷却空気は、床下空間を通流するので、コアンダ効果によって気流の減衰があまり期待できず、室内空間の中央部まで比較的早いスピードで通流して冷却空気同士が衝突することになり、この衝突によって乱流が生じ易くなる。
【0009】
このように、冷却空気の流れに乱流が生じると、複数の収容ラックの全体に対して均一に冷却空気を供給し難くなり、ホットスポットと呼ばれる規定値以上の高温域が発生する等、冷却対象機器を冷却でき難い状況となる。
【0010】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、複数の収容ラックの全体に対して均一に冷却空気を供給して、冷却対象機器を適切に冷却することができる空調システムを提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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