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公開番号2024000126
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-05
出願番号2022098703
出願日2022-06-20
発明の名称電子機器
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G03B 17/04 20210101AFI20231225BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】内蔵型の支持機構部を用いて、機器本体から引き出したファインダ部を回動することに加え、ファインダ部を回動した位置にロックすることができる電子機器を提供することを目的とする。
【解決手段】カメラは、カメラ本体1と、レンズ群36aを有するファインダ部12と、カメラ本体1内に設けられ、ファインダ部12を複数の状態に移行可能に支持し、ファインダ部12の回動中心となるチルト軸TAを有する支持機構部50と、を備える。チルト軸TAは、ファインダ12部が引出状態、チルトロック解除状態、およびチルトロック状態にあるときにカメラ本体1の外に配置され、ファインダ部12が収納状態に移行するに伴って、カメラ本体1内に移動する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
機器本体と、
レンズを有するファインダ部と、
前記機器本体内に設けられ、前記ファインダ部を複数の状態に移行可能に支持し、前記ファインダ部の回動中心となる回動軸を有する支持機構部と、を備え、
前記複数の状態は、
前記ファインダ部が前記機器本体に収納された位置にある収納状態と、
前記ファインダ部が前記収納状態から引き出された位置にある引出状態と、
前記ファインダ部が前記引出状態から回動された位置にある回動状態と、
前記ファインダ部が回動された位置にロックされる回動ロック状態と、を有し、
前記回動軸は、前記ファインダ部が前記引出状態、前記回動状態、および前記回動ロック状態にあるときに前記機器本体の外に配置され、前記ファインダ部が前記収納状態に移行するに伴って、前記機器本体内に移動することを特徴とする電子機器。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記支持機構部は、
前記機器本体に対して固定された固定板と、
前記固定板に対して直進移動可能に保持される直進板と、
前記直進板に対して前記回動軸を介して回動可能に保持される回動板と、を備え、
前記固定板、前記直進板、および前記回動板は、前記回動軸の軸方向で対向する第一および第二の面を備え、
前記固定板の第一および第二の面の間に前記直進板の第一および第二の面が配置され、前記直進板の第一および第二の面の間に前記回動板の第一および第二の面が配置されることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記支持機構部は、
前記固定板の第一および第二の面に形成された外側円弧レールと、
前記固定板の第一および第二の面に前記外側円弧レールに連なって形成されたキー溝部と、
前記直進板の第一および第二の面に形成され、前記ファインダ部が前記引出状態、前記回動状態、および前記回動ロック状態にある場合に、前記外側円弧レールおよび前記キー溝部を取り囲む位置に配置される内側円弧レールと、
前記ファインダ部が固定され、前記直進板に対して前記回動軸を介して前記回動板と一緒に回動可能に保持されると共に、前記回動板に対して直進移動可能に保持される直進回動板と、
前記直進回動板に連結され、前記直進回動板および前記直進板の回動中に、前記固定板の前記外側円弧レールおよび前記直進板の前記内側円弧レールを移動するキー軸と、を備え、
前記直進回動板および前記直進板が回動した状態において、前記直進回動板の一方側への直進移動に連動して、前記キー軸が前記キー溝部に入ることにより、前記ファインダ部が前記回動ロック状態に移行し、前記直進回動板の前記一方側とは反対側への直進移動に連動して、前記キー軸が前記キー溝部から外れることにより、前記ファインダ部が前記回動ロック状態に移行することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記固定板の第一および第二の面において、前記キー溝部が複数形成されたことを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
【請求項5】
前記固定板の第一および第二の面において、前記回動軸の軸方向と直交する方向に沿って形成され、前記ファインダ部が引き出される向きの側の一端で前記外側円弧レールに連なり、前記直進板が直進移動中に前記キー軸が移動する第一の直進レールと、
前記固定板の第一および第二の面に前記第一の直進レールに平行に形成された第二の直進レールと、
前記直進板に連結され、前記直進板の直進移動中に、前記固定板の前記第二の直進レールを移動する直進ガイド軸と、を備え、
前記ファインダ部の引き出し動作に連動して前記直進板が直進移動している状態において、前記直進ガイド軸が前記第二の直進レールの一端に突き当たり、前記キー軸が前記第一の直進レールに留まることにより、前記ファインダ部が前記引出状態に移行することを特徴とする請求項3または4に記載の電子機器。
【請求項6】
前記ファインダ部が前記引出状態にある場合において、前記ファインダ部の引き出し動作に連動して前記直進回動板が直進移動することにより、前記キー軸が、前記外側円弧レールと連なる前記第一の直進レールの一端に移動して、前記ファインダ部の回動が可能となることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
【請求項7】
前記固定板の第一および第二の面において、前記回動軸の軸方向と直交する方向に沿って形成され、前記ファインダ部が引き出される向き側の一端で前記外側円弧レールに連なり、前記直進板が直進移動中に前記キー軸が移動する第一の直進レールと、
前記固定板の第一および第二の面に前記第一の直進レールに平行に形成された第二の直進レールと、
前記直進板に連結され、前記直進板の直進移動中に、前記固定板の前記第二の直進レールを移動する直進ガイド軸と、を備え、
前記ファインダ部の引き出し動作に連動して前記直進板が直進移動している状態において、前記直進ガイド軸が前記第二の直進レールの一端に突き当たり、前記キー軸が、前記外側円弧レールと連なる前記第一の直進レールの一端に移動することにより、前記ファインダ部が前記引出状態に移行すると共に前記ファインダ部の回動が可能となることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
【請求項8】
前記支持機構部は、前記ファインダ部の引出方向の付勢力を前記直進回動板に作用させる付勢部を備えることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
【請求項9】
前記付勢部の付勢力は、前記ファインダ部が引き出される向きとは反対側に前記直進回動板を付勢することを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
【請求項10】
前記付勢部の付勢力は、前記ファインダ部が前記引出状態から前記回動状態に移行する際に発生する操作力であり、前記ファインダ部が前記回動ロック状態から前記回動状態に移行する際に発生する操作力であることを特徴とする請求項9に記載の電子機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電子ビューファインダ(以下、ファインダという)を備えたカメラにおいては、カメラ本体に対してファインダをチルト可能とし、ユーザの撮影姿勢自由度を拡大したものが知られている。また、電子機器のファインダの上部には、アクセサリ類を取り付けるアクセサリシューが設けられている。例えば、特許文献1では、カメラ内蔵のファインダにおいて、ファインダを引き出し可能、かつ引き出した状態から45°程度のチルト可能な構成が開示されている。また、特許文献2では、カメラのアクセサリシューに外付けするファインダにおいて、ファインダをチルト可能に支持する支持機構の構成が開示されている。支持機構のチルト軸と同軸上にはチルトロックダイヤルが設けられており、チルトロックダイヤルを締めることで所定の角度にてロック可能な構成となっている。これにより、ユーザが接眼部に眼を押し当てた際、ファインダが不用意に動くことを防ぐことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6192337号公報
特許第6506479号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術では、ファインダのチルト角度が約45度程度に留まり、さらにチルトロック機構がないため、ユーザが接眼部に眼を押し当てた際にファインダが不用意に動く可能性がある。また、特許文献2に開示された従来技術は、アクセサリシューに取り付ける外付ファインダアクセサリであり構成可能なスペースが広いため、チルト角度を45度以上とれることに加え、チルトロック機構の搭載が容易である。もっとも、外付ファインダアクセサリは、アクセサリシューを専有し他の外付アクセサリが取り付けられなくなり、拡張性の低下を招くことに加え、さらに持ち運びなどの携帯性が低下する。また、チルトロック機構は、支持機構のチルト軸上にロック操作部が設けられているため、このチルトロック機構を内蔵ファインダへ適用し、ファインダと共にチルト軸を収納させると、撮像装置本体が幅方向に大型化してしまう。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明は、内蔵型の支持機構部を用いて、機器本体から引き出したファインダ部を回動することに加え、ファインダ部を回動した位置にロックすることができる電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の電子機器は、機器本体と、レンズを有するファインダ部と、前記機器本体内に設けられ、前記ファインダ部を複数の状態に移行可能に支持し、前記ファインダ部の回動中心となる回動軸を有する支持機構部と、を備え、前記複数の状態は、前記ファインダ部が前記機器本体に収納された位置にある収納状態と、前記ファインダ部が前記機器本体から引き出された位置にある引出状態と、前記ファインダ部が前記引出状態から回動された位置にある回動状態と、前記ファインダ部が回動された位置にロックされる回動ロック状態と、を有し、前記回動軸は、前記ファインダ部が前記引出状態、前記回動状態、および前記回動ロック状態にあるときに前記機器本体の外に配置され、前記ファインダ部が前記収納状態に移行するに伴って、前記機器本体内に移動することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、内蔵型の支持機構部を用いて、機器本体から引き出したファインダ部を回動することに加え、ファインダ部を回動した位置にロックすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1実施形態に係るカメラの斜視図である。
ファインダ部の状態を説明するためのカメラの斜視図である。
カメラ本体の分解斜視図である。
ファインダ部の分解斜視図である。
支持機構部の分解斜視図である。
ファインダユニットの構成を説明するための図である。
支持機構部の動作遷移を示す側面図である。
ロック構成を説明するための図である。
第2実施形態における支持機構部の動作遷移を示す側面図である。
第3実施形態のファインダユニットの構成を説明するための分解斜視図である。
ロックレバーの構成を説明するための分解斜視図である。
支持機構部およびロック機構の分解斜視図である。
ロック構成を説明するための図である。
ファインダユニットにおけるロック機構の構成部品の配置を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、以下の各実施形態に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は各実施形態に記載されている構成によって限定されることはない。例えば、本発明を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせることもできる。なお、本発明は、チルト角度を段階的にロック可能な構成に限定されず、チルト角度のロックを任意の角度で可能とする構成に適用されてもよい。また、本発明の電子機器の一例として、撮像装置の一つであるカメラを取り上げて説明する。よって、本発明の適用範囲は、カメラ等の撮像装置に限定されず、ファインダ部を有する電子機器であればよい。
【0010】
<第1実施形態>
以下、図1~図8を参照して、第1実施形態について説明する。各図において、同一の部材については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。図1は、交換レンズを装着可能なカメラとしてのレンズ交換式デジタルカメラ(以下、カメラという)の斜視図である。図1(a)は、第1実施形態に係るカメラのカメラ本体1(機器本体)の前面本体斜視図であり、交換レンズ2を装着する様子を示した図である。図1(b)は、カメラ本体1の背面本体斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

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