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公開番号2023180474
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-21
出願番号2022093825
出願日2022-06-09
発明の名称乗員保護装置
出願人豊田合成株式会社
代理人個人
主分類B60R 21/18 20060101AFI20231214BHJP(車両一般)
要約【課題】インフレーターの案内部の少なくとも一部がシートの側方に配置される乗員保護装置において、側方からの衝撃によって案内部に亀裂や穴が生じることを抑制することができる乗員保護装置を提供する。
【解決手段】乗員保護装置は、エアバッグ30に膨張用ガスを供給するインフレーター24であって、シートの側方以外の位置に配置され、膨張用ガスを放出するインフレーター本体25と、インフレーター本体25からエアバッグ30のバッグ本体部に向かって延び、シート1の側方に少なくとも一部が配置され、エアバッグ30の導管部30bに接続されてインフレーター本体25から放出された膨張用ガスをエアバッグ30に案内する管状のゴム状弾性体で形成された案内部としての案内管26と、を有するインフレーター24を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
シートに着座した乗員を保護するための乗員保護装置であって、
前記シートに着座した前記乗員の腰部を拘束するラップベルト部を少なくとも有するシートベルトと、
前記ラップベルト部に配設され、可撓性を有するシート材で形成されたエアバッグであって、膨張用ガスが供給されることにより膨張して前記乗員を保護する保護部と、前記保護部に前記膨張用ガスを導く導管部と、を有するエアバッグと、
前記エアバッグに前記膨張用ガスを供給するインフレーターであって、前記シートの側方以外の位置に配置され、前記膨張用ガスを放出する本体部と、該本体部から前記保護部に向かって延び、前記シートの側方に少なくとも一部が配置され、前記導管部に接続されて前記本体部から放出された前記膨張用ガスを前記エアバッグに案内する管状のゴム状弾性体で形成された案内部と、を有するインフレーターと、
を備えることを特徴とする乗員保護装置。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記案内部の基端部は前記本体部に外嵌され、前記導管部の先端部は前記外嵌部分を覆い、前記外嵌部分において締結部材によって前記本体部、前記案内部、及び前記道管部が共締めされることにより、前記本体部、前記案内部、及び前記道管部が連結されていることを特徴とする請求項1に記載の乗員保護装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートに着座した乗員を保護するための乗員保護装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、シートに着座した乗員を保護するための構成として、シートベルトが広く用いられている。また特許文献1では、シートベルトの装着時において乗員の腰部を拘束するラップベルト部にエアバッグを設ける構成が記載されている。エアバッグは、インフレーターから膨張用ガスが供給されることによって膨張し、前方側へ移動しようとする乗員を受け止めて乗員を保護する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-66425号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の構成では、インフレーターにおける膨張用ガスを放出する本体部はシートの座部の下方に配置されており、該本体部から放出された膨張用ガスをエアバッグに案内する案内部は該本体部からシートの側方に向かって延びた後に上方に屈曲にし、シートの側方においてエアバッグに接続されている。
【0005】
このようにインフレーターの案内部がシートの側方に配置される構成では、当該インフレーターを搭載する車両に対して側方から他の車両が衝突した場合、衝突に伴って車両のドア等がインフレーターの案内部に衝突して案内部が衝撃を受ける可能性がある。インフレーターの案内部は一般的に金属製であるため、インフレーターの案内部が上記衝撃を受ける場合、金属製の案内部が塑性変形して亀裂や穴が生じ、膨張用ガスが漏れ出るおそれがある。
【0006】
そこで本発明は、インフレーターの案内部の少なくとも一部がシートの側方に配置される乗員保護装置において、側方からの衝撃によって案内部に亀裂や穴が生じることを抑制することができる乗員保護装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための本発明の代表的な構成は、シートに着座した乗員を保護するための乗員保護装置であって、前記シートに着座した前記乗員の腰部を拘束するラップベルト部を少なくとも有するシートベルトと、前記ラップベルト部に配設され、可撓性を有するシート材で形成されたエアバッグであって、膨張用ガスが供給されることにより膨張して前記乗員を保護する保護部と、前記保護部に前記膨張用ガスを導く導管部と、を有するエアバッグと、前記エアバッグに前記膨張用ガスを供給するインフレーターであって、前記シートの側方以外の位置に配置され、前記膨張用ガスを放出する本体部と、該本体部から前記保護部に向かって延び、前記シートの側方に少なくとも一部が配置され、前記導管部に接続されて前記本体部から放出された前記膨張用ガスを前記エアバッグに案内する管状のゴム状弾性体で形成された案内部と、を有するインフレーターと、を備えることを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、ラップベルト部に配設されたエアバッグに膨張用ガスを供給するインフレーターは、本体部から放出された膨張用ガスをエアバッグに案内する管状のゴム状弾性体で形成された案内部を有する。これによりインフレーターを搭載する車両に対して側方から他の車両が衝突して案内部が衝撃を受ける場合であっても、金属製の案内部と比較してゴム状弾性体で形成された案内部は塑性変形しにくいため、当該衝撃によって案内部に亀裂や穴が生じることを抑制することができる。
【0009】
また、本発明は、前記案内部の基端部は前記本体部に外嵌され、前記導管部の先端部は前記外嵌部分を覆い、前記外嵌部分において締結部材によって前記本体部、前記案内部、及び前記道管部が共締めされることにより、前記本体部、前記案内部、及び前記道管部が連結されていることが好ましい。
【0010】
インフレーターの本体部は硬い素材で形成されることが一般的である。従って、このような構成により、ゴム状弾性体で形成された案内部が柔らかく、エアバッグの導管部を連結しにくい場合であっても、硬いインフレーターの本体部に対して案内部とエアバッグの導管部とを連結できるため、これらの部材の連結強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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